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生きる意味がわからない

回答数回答 6
有り難し有り難し 61

最近、どうしてここまでして生きなければならないのかわからなくなりました。
イジメで同級生に家畜以下の扱いをされ存在否定され、病気になってもなかなか周りからの理解を得られず、苦しみながらそれでも生きてきました。
ハッキリ『あぁ、私は周りにとって家畜以下なんだ』と実感したのはレイプされてからです。親は私をひどい言葉でセカンドレイプしましたし医療関係者からもひどい言葉や行動をされました。
最近まで通っていた心療内科の医師は私を半ば人体実験していたとさえ思います。きちんとしたインフォームドコンセントもなく、診断も下されたこともない重篤疾患と同じ量の薬すら出されていました。

周りの私への対応、メインは親と医師ですが、彼らから感じるのは私の存在が如何に迷惑か、不幸にしているかを痛感させられています。
親は私にことあるごとに『私だって辛い、貴女が世界一辛いと勘違いしないで』と言われました。私からすると理解もされず一人で苦しんできた部分はたくさんあります。その上で不妊治療で体調を崩した母に必死に元気になってもらいたいと学校での辛さ孤独さを全て隠して笑顔でその時は接してきました。私のその努力はとても力不足だったかもしれませんが、私も私なりに苦しみながら生きてきました。その後も私からすればいつも私は色んな愚痴聞く役で私はそんな愚痴をいう母を心配させまいとずっと辛いこともこっそり涙してきました。でも両親は私の愚痴をいつも聞いていた、と思っているみたいでしょっちゅうメールでやり取りを私に内緒でしています。何度もその内容は見ました。母が携帯が疎くしばしば私が操作を頼まれるからです。今日も私の愚痴のやり取りしていました。
もう私の存在価値はないことも十分承知していますし、所詮家畜以下扱いを受けるに等しい、人権も保証されなくて当たり前だと言うのも承知しております。それなのにどうして死ねないのでしょうか?


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お坊さんからの回答 6件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたをそのまんまうけとめてくれるひとにであうこと

わたしゃあなたの過去はしらんです。
あなたが思い起こすこともあるでしょうから、あなたの中では苦しいという思いも当然出てくることでしょう。
でも、わたしは、もしお会いすることがあるとしたら、あなたの過去は見えません。
そんなものはもうどこにも無いからです。
あなたは今をちゃんと新しく生きているからです。
思い返すという事があるくらいなものでしょう。
フラッシュバックやトラウマなんざ無くす方法があります。だから安心して、自信もって自分でいてください。何もする必要もありませんし、そんな自分を卑下しちゃいかんですよ。
私自身もさんざん苦しみましたから、そういったことを煮つめ返すことがなくなる方法もよーく知っております。
また、過去の事に対してバッドなジャッジをするばかりではなく、チョイと見方を変える方法がある事も知っとります。今度ヒマな時に御連絡を頂ければ心が生まれ変われるようにしてさしあげますよ。
私は不思議な事に、そういう事を通して、こうしてぴんぴんしています。
人間ヘビのようなもので、過去の体験を、苦しかった記憶を古い皮を脱皮することもできるもんです。
それは、自分の本当の心に出会う事によって可能なのです。
私が治すんじゃありません。お伝えすることを通じてあなたが目覚めるだけです。
昔、人を殺しましたという人の告白を受けました。
「これこれをするが良いですよ」と申し上げましたら、会うごとにその人は顔の表情が晴れやかになっていかれ、不思議なことでした。
その人は、自分を数十年間縛ってきた呪縛を取り除いたのです。
そういう力のある仏事があります。
自分でも死んでもいいと思うくらいなら、埼玉は近いもんですよ。
よかったらヒマなときに電話して予約して生まれ変わりに来てください。
金もなんも要らんです。あなたみたいな人を救うためにこそ仏教はあるんです。
あなたをそのまんまうけとめてくれるひとがいます。
それは、じつはあなた自身です。
たぶん、あなたはまだであっていない。
救われるたまにも、まず一度電話でもして予約入れて会いに来てください、ヒマな時に。

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有り難し
おきもち

生きるものはその寿命が尽きるまで生きるために生まれて来ました

たとえどんな人でも、人権などと言う言葉ではなまるるいくらい、尊く生きる権利を生まれながらにして持っていると私は思っています。

貴女が今生きていると言う事に対しての周りのジャッジは無関係です。
一番大事なのは周りの事ではなく、貴女の心です。
貴女が心の底からどう生きたいと願うのか…それが大事であると私は思います。

ただ、今の貴女の環境や状況では、泥沼に飲み込まれるがごとくに環境も状況も心も思いのままにはならないかもしれません。

そのような時のために宗教はあります。

貴女の心が少しでも興味が魅かれるお寺なり教会なりがありましたら、是非訪ねてそこの本尊様や神様に祈ってみて下さい。
一回ではダメです。何回でも何か感じる迄お参りしてみて下さい。
坐禅会や法話会や念仏会(私個人の考えでは貴女には念仏会が向いているかもしれません)などに通うのも良いかもしれません。

自分の力で改善できないと思う事でも、仏さま神さまはいかにも簡単にダイナミックに解決を示して下さる事もあります。
貴女の心の中にあるであろう氷の塊のような辛い思いが必ず氷解する時が来ると思います。

人間は実は自分の力で解決できる事は何も無いと行って過言ではないかもしれません。
しかし、そのような人間の中に大変尊いものが全ての人の中にあり、仏と必ず繋がっています。

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有り難し
おきもち

仏道に入門して40年が経ちました。 死ぬまで修行を続けるのがお坊さん...
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苦しみ、悲しみを表現して 生きる意味を回復する

AYAさん
いじめ、レイプで傷つけられ
あなたが助けを求めた
ご両親、医療関係者にも
寄り添い、受け止めてもらえず

むしろひどい扱いを受け傷つけられてきた

そして
傷ついた自分自身の存在が
周りを不幸にし、迷惑をかけているのだと

周りを心配させまいと
辛さ孤独さを全て隠し、笑顔で接してきた

本当に辛かったと思います。

傷つけられ
傷つけられたあなたを問題視され
その苦しみを表現することが
周りに迷惑をかけるだと
笑顔で隠して
むしろ母親を気にかけてきた
しかしその想いはまったく母親に伝わっていない
二重、三重の苦しみで

「生きる意味が分からない」
「どうして死ねないのか」
と言わざるを得ない状況を生きてきたのだと思います。

本当に辛かったですね。

ただ、やはりいのちは
生きる意味を回復したい
生きたいのだと思います。

AYAさんは
苦しみ、悲しみを表現することを通して
今生きる意味を回復しているのだと思います。

今まで辛かったこと
苦しかったこと
伝えられると思った場所、人に伝えていって下さい
あなたを受け止めてくれる存在が必ず現れます。

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おきもち

まずは一つ行動を替えてみては?

AYAさま 文章を拝見しこれまでの辛さ、ご病気・ご家族の関係・・・相当悩まれているお気持ちが強く伝わって参りました。

現状をふまえ・・・まずは一つ行動を替えてみてはどうでしょうか?

例えば通う病院を変えてみる→他の病院にいけばご自身にあう先生との出会いが、あるかも知れません。 最近はネットの口コミ情報、雑誌など情報を集める手段を沢山あるでしょう。

同じ様な苦しみをかかえる仲間を見つけ思いを共有するというのもよいかも知れません。

私が好きな仏教用語に「我逢人 がほうじん」 と言うものがあります。 不幸な運命などありえません。 人生は人と人との出会い、ご縁でどんどん変化していきます。AYAさまがよきご縁に恵まれ幸せな時間が訪れます事をご祈念致します。 合掌

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おきもち

小黒澤 和常
大本山總持寺安居ののち、松岩寺副住職となる。テレビ朝日系お坊さんバラエティ...
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自分を大切にしてください。

とても辛い経験をされてきたのですね。私に何ができるのかわかりませんが、思うところを、書かせていただきます。

まずお母様の愛についてです。人それぞれ愛の表現の仕方は違うと思います。他の人と比べて同じ表現の仕方、期待している言葉や態度を取ってもらえないことが、愛がないということに直結するということは極端な考え方だと思います。人間は何かしら自分の中に、答えをつくり上げてしまうことで、愛がある。ない。好き、嫌い。ということを決めているということです。

そしてあなたは、自分を何の根拠もなく、家畜以下、人権を保証されないのは当たり前と考えることも、何のつながりがありません。妄想です。現実ではありません。現実に今、生きていられるのは、様々な自然の摂理により、生かされているのです。命を全うしようと、命があなたの体を動かしているのです。

命を絶つということは、してはなりません。もし、あなたがこの先も命を絶とうと考え続けるのであれば、出家されてはどうでしょう。それからでも遅くはないと思います。自分を大切にし、人を大切に思える慈悲の心を見つけてください。

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有り難し
おきもち

禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す...
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「縁起」について

AYA様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

「生きる意味」については、これまでも下記の各問いにて扱わせて頂いて参りました。

http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/cat_318924.html

こんなにつらくてしんどく苦しいのに「生きる意味」とは何か・・

ご出家前のお釈迦様もまさにこの疑問をお持ちであられました。

そして、やがて修行の末、ついにこの迷い苦しみの連鎖である輪廻から逃れるすべを得られたのであります。

今のAYA様は、心に深い傷を負われたまま、周りにもあまり理解されずに、誠につらく苦しいお立場からなかなか抜け出せないご様子・・

ただ、この世は「縁起」で成り立っており、善き因と縁(原因と条件)を調えてやれば、善い結果へと向かわせることだってできるものとなります。それが煩悩や無明(根本的な無知)に支配されて、束縛されてしまっている状態では、なかなか善い結果へと向かうことが難しくなってしまいます。

これからの善き因縁次第では幸せになれることだって十分に可能となります。まだまだこれから、決して諦めないでほしいと存じております。

いいですか、この世のモノ・コトにおいては、独立自存として、何か永久永遠に続くような実体として存在しているものなど微塵もありません。もちろん、イジメもレイプも過去にあったのでしょうが、但し、それらも実体としての成立ではありません。もし実体として成立しているならば、イジメもレイプも現に今もあるものとして同じように存続していないとおかしなものになってしまいます。

とにかく、それらは確かに悪い因縁となってしまったがために、結果として苦しむことになってしまっていますが、何とか今、これからにおける因縁を少しずつでも変えてやることができていければ、この先の結果を変えることができていくはずであります。

そして、善き因縁を積むためのヒントが仏教には多くございます。迷い苦しみを無くす方法も説かれております。

是非、善き結果へと向けて、仏教の学びと修習を進めて頂ければ有り難いと存じております。そして、また分からないことがございましたら、hasunohaへとご質問下さいませ。

善処を祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

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おきもち

Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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質問者からのお礼

皆様、お礼が遅くなり申し訳ありません。疲れで全く起きられない、何も考えられない、涙しか出てこない状況故、折角いただいたお言葉も実行に移す気力もないことがとても悲しくてなりません。見ず知らずの私にこんなにたくさんの方が温かいお言葉をくださったこと、とてもうれしく思います。ありがとうございました。

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