自分の意見を述べようとすると涙がでてくるので困っています
自分の意見を言う場になると、涙が出てきます。
Q&Aサイトで、女性が同じ悩みを相談されているのを見かけます。泣くのは悪いことではない、感受性が豊かなのは良いことだ、とアドバイスを頂いたりしておられます。
しかし、40代の男です。社内で、顧客の前で、PTAの会議で、いちいち泣いていてはおかしいですし、みなさんに余計な気を遣わせてしまいます。
そういうわけで、対立するような意見を言わないようにしてきました。意見を述べないといけない場面になったら、極力感情を高ぶらさせないように話そうとしますが、それでも顔が熱くなって、目に涙が溜まってくるのを感じます。
そんな自分が、PTAで重い役に選ばれそうなのです。PTA活動自体が嫌なわけではないのですが、いろんな意見(苦情も)が出てくる、自分の意見を求められる、そんな場面で涙がでてきてしまったら・・・と考えるととても怖いです。
「自分はそんな性格でなないので・・・」と言ってみましたが、「まわりのみんなも協力するし、1人で抱え込む必要はない」と返され、その先の反論はできませんでした。
今はとにかくやってみよう、という気にはなっていますが、人と討論する場面がきたらどうしよう、という不安がかなりあります。
どうすればこの問題を解消することができるのでしょうか。
どうぞよろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
思いや感情は置いといて、
話し合いは、喧嘩ではないですよ。
意見を言うことは悪いことではないし、100人いたら100通りの考えがあるもの。みんな同じな訳がない。そこで意見を通そうと喧嘩のようになったり、我の押し付けのようになったりすると、話し合いではなくなりますよね。
あなたはあなたの立場で、感情ではなくお話をすればいいのです。人にどう思われるかと言うことも関係ありません。顔色を伺う必要もない。みーんな違うからいいのですよ。みんな同じなら話し合いはいらないわけですし、より良いものを作り上げる建設的な場であることを知れば、涙ぐむ必要もないと思いますよ。
本当の相手は【そっち】じゃない。
📹「映画のありがちシーンに学ぶ」不安という煩悩の正体。
主人公が死んでしまった!
「オーマイガー!」
「主人公ッ!オーマイガー!(泣)」
みんなでオーマイガー!(号泣)。
ところが本当は無事だった。
OH、主人公、生きていた!
「オーゥ、マイベイビィーッ!(ハグハグ)」
さっきまでは完全に死んでしまったと思い涙が出てしまう、泣けてきてしまう。
実は生きていたシーンを30分くらい後に引き延ばしたとします。
するとその30分間、それは自身が想定した最悪の悲しいシナリオに涙していたといえるのです。
実際は生きていた。大丈夫だった。大事にいたらなかったということがハッキリすれば、泣いていたにせよ、それは実際の事実ではなく、誤認した脳内情報の方を相手にして泣いていたということです。
さて、私どもが相手にするべきことは、死んだと思った主人公ではなく、今は本当は生きていた主人公の方であるべきです。
バカバカしい質問ですが、
主人公が生きていたのに、今も死んでしまったと思い込んで泣いているという人があるとすれば、それは「どっち」を優先して相手にされている姿でしょうか。
1実際にいきていた主人公
2自分の負の想念
「オイ、オレは生きてるぞ。何泣いているんだ。オレが見えないのか。」
同じように、人生の人間関係において最も大事にするべきことは、実際の現実の相手であるべきです。
その実際の現実の相手とはリアルタイムの世界でどんどん変化していっている生身の人間で、セルフイメージの世界やデータ、過去の写真、二次元的なものではありません。
今、目の前に誰かいたら声をかけてみてください。
そして、会話をしながらよく自身を観察してみてください。
「わたしはちゃんと現実の生身の人間を相手にできているだろうか。」
緊張や不安、人を恐れる心理というものは、実はここに起因しています。
自分の中の最悪の事態を想定した架空・仮想の相手。
それはインナーイメージで当の本人様ではありません。
4,5回読み返して頂き、意味が理解できますと、自分の中の影は相手にしなくなります。
私も人前で話すのとても苦手なんです。
でも法事の時は話さないといけない、
少しでも仏教について伝えなければならない、
何よりお坊さんはちゃんと布教しなければならない、そんなことで少しでも話をするように努めています。
何事も精進、つまり練習だと思います。
私も例えば3年前に比べれば少しはマシになったかなと思います。
あなたも練習ですよ。家でも練習してみてください。ゆっくり自分のペースで話しましょう。
なお、大勢の前で話す時は、今ここには自分一人しかいないと思ってみましょう。ゆっくり丁寧に堂々と話す自分を演じてみる感じで臨んでみてください。
先に自分からカミングアウトしましょう。
そういう体質なだけです。
「すぐに涙が出る体質だけど、見た目ほど悲しんでるわけでも怒ってるわけでもないので、気にしないで下さい。昔からこんな体質なんです。」
と自分からカミングアウトしておいた方が楽ではないでしょうか?
バラしておけば、「バレたらどうしよう」という不安がなくなるでしょう。
あるいは、「人前で話すと緊張して涙が出てくるんです。気にしないでください。」と説明してはどうでしょうか?
質問者からのお礼
たくさんのご回答、誠にありがとうございます。
自分は物事に対してまず悲観的なイメージを思い浮かべてしまう傾向にあります。
「最悪の事態を想定し、それに備えることは大切だ」という考えなのですが、人からは「起こってもいない事態であれこれ悩みすぎだよ」と言われます。
人と話をするときも、そういう気持ちが先に立ってしまうのかもしれません。
人前で話す練習をし、人との違いを過度に気にせず、勝手なイメージを持たないように、心掛けていこうと思います。
涙がでることを先にカミングアウトできればすごく楽になりそうですが、自分にその勇気が持てるかどうか、ですね。
本当にありがとうございました。