妻が分からないんです
今年の初めに子供が生まれました。
私はとある会社の代表を務めており、小さい会社ながら仲間たちとともに利益を上げてきました。
妻もその仲間たちのうちの一人でした。
一生懸命に働き笑顔を絶やさないその姿を好きになり結婚、一年後に妻の妊娠が発覚しました。
私も妻もとても幸せでした。
妻は会社の事をとても心配していましたが、俺が2人分頑張るからと言い安心させました。
数日前会社の仲間たちと一緒に私たちの家で食事会をしていたときのことでした。
暫くは楽しそうだった妻の表情がどんどん曇り、気分がよくないからと寝室に籠り結局お開きになるまで戻ってきませんでした。
大丈夫かと尋ねると妻は子どもを抱いたまま泣いていました。
具合が悪いようではなさそうなので理由を聞いてみると、「もう私は仲間じゃないんだね」と言われました。
私も仲間たちも含めそのような扱いはしていません。
しかし妻は「誰も私を名前(社員時代のあだ名)で呼ばなくなった。『お母さんは大変だね』とか『お母さんは子供生まれて幸せでしょ、そのまま2人目とかいいよね』って言う。私は仕事に復帰してまた皆と一緒に働きたかったのに、もう会社に私の居場所はないんだなと実感した。」と言いました。
確かに思い返せば社員時代のあだ名で誰も呼ばなくなったし、私も仲間たちもいつのまにか妻は家庭に入ったんだからもういないんだと勝手に考えていました。
そういえば妻は復帰したいと何度か言っていた気がします。
でも私は3人目まで欲しいし仲間たちにもそう伝えているし、正直家庭に入ったほうが女性は幸せなんじゃないでしょうか?
男は外で稼ぎ女は家庭で子供を育てて簡単な家事をこなす。
これでいいじゃないですか。
私は妻の出産に付き添い、大変感動しました。
これが女性の仕事なんだと実感したんです。
肉体的にも精神的にも男が外で働くほうが理にかなっています。
妻は優秀な社員でしたが、女なんだしいつかは家庭に入るだろうと考え役職はつけていませんでしたし。
妻はあれ以来ずっと泣いていて、もう家庭内別居状態なんです。
なんで妻がそこまで社会復帰にこだわるのか理解できません。
仕事なんて男に任せておけばいいのに。
妻と仲直りし、完全に家庭に入ってもらうにはどうすればいいですか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
獲物を運ぶ人でいいのですか?
okutaさん
いままでの問答を拝読しました。あなたの考え方が仮に100%正しかったとします。でも、正しかったとしてもあなたの考えや態度では、奥さんと子供さんを幸せにすることはできないことはわかりますか?
きっと、子供さんにも父親の考えを押し付けて「お父さんの言うことが正しいんだ!」という教育するでしょう。
女性は感情的な生き物だとわかっていますね。お金も必要だけど愛が欲しいのです。愛は、理解されることであり、人として尊重されることです。
あなたはそれを与えていません。泣いている奥さんの気持ちに寄り添おうとしません。
女性は感情的でバカかもしれませんが、強くてしたたかだということもわかってますか?
もし、奥さまから相談を受けたら、どう答えるかと考えました。
「あなたを一人の人間として尊重してくれず、理解しあおうとしてくれないのら夫を歩くクレジットカードだと思いなさい。子供さんの小さいうちはそう思ってがまんして、自立のための力をつけなさい」って答えるかもしれません。
いえ、奥さまは賢いので泣きながら、そう考えているでしょう。子供のためにいまは、がまんしようと。人として尊重されないことほど、深い悲しみはありません。あなたは獲物だけを運ぶ人になりたいのですか?信頼しあって助け合う家庭にしたいのではないですか?
表面的に説得できたとしても、奥さまの心に深く深刻なダメージを与えていることに気づいてくたさい。
あなたの意見は確かに正しい面もあります。良かれと思ってやっていることも、妻子のために一生懸命仕事をしていることもわかります。でもこのままでは、奥さまの心はあなたから離れます。
愛は自分が正しいと思うことを押し付けることではありません。相手を理解しようとする姿勢であり「相手の幸せ」を願うことです。
あなたがそのことに気づき、ほんとうの善き夫善き父になられることを切に願っています。仙如
こんばんは
多分ご自分ではお気づきではないと思いますが、女性を差別していると言われても仕方がないと思われるお考えが何ヶ所かでています。考えの決めつけや押し付けに注意しましょう。
奥様が完全に家庭に入る事が、奥様にとって本当に幸せなのか?あなたの意見を奥様に伝えるだけでなく、奥様の考えもきちんと聞いてみましょう。
答えはあなたが出すものでも、お坊さんがひねり出すものでもない。あなたとあなたの奥様が二人で協力して導き出すものです。
東田直樹さんの言葉
okuta様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
重度の自閉症であり、作家でもある東田直樹さんは、以下のようにある番組にて述べられておられました。
「僕は命というものは大切だからこそ、つなぐものではなく、完結するものだと考えている。命がつなぐものであるなら、つなげなくなった人は、どうなるのだろう。バトンを握りしめて泣いているのか、途方にくれているのか。それを思うだけで、僕は悲しい気持ちになる。人生を生き切る。残された人は、その姿を見て、自分の人生を生き続ける。」
もし、貴方様の理屈であるならば、何らかのやむを得ない理由などにて、働けない人、結婚できない人、子どもをもうけることができない人は、いったいどうなるのでしょう。
人は人それぞれで生きている事情が異なります。その異なることへのお互いの理解と共に、必要ならば、助け合い、支え合い、補い合いとしての配慮と気遣いも持つことが、お互いにより良く生きていくためにも大切なことになるのではないだろうかと存じます。
奥様のお気持ちに、素直に耳を傾けてお聴きになられて、是非、お気持ちに寄り添えることを、できるだけしてあげられて下さいませ。
子育ても二人三脚。あまり奥様だけに子育て、家事を負担させ過ぎないことも。お互いが協力し合うことで、奥様も職場復帰もしながらにて、また次のお子様のこともうまくいくのではないだろうかと存じます。
川口英俊 合掌
分からないものとして歩み寄りましょう
まずこれを読んでみて下さい。
https://192abc.com/10016
産後4ヶ月ですから充分ありえます。この方面はコミックエッセイが充実しています。
ただし、うちの奥さんも友人グループでママとママでない人との温度差を気にしています。全部産後うつで片付けないでくださいね。割とあるあるな悩みです。
それから、女性は母性本能があるから子供と居られれば幸せだろうと思ってしまいがちですが、それは違います。私は自宅が職場なので妻の子育てを近くで見ていますが、実際はお母さんがカンナで自分の心身を削りながら子供に分け与えてるようなイメージです。子育ては辛いんです。どうか寄り添い、支えになってあげて下さい。
さて、『話を聞かない男、地図が読めない女 ー男脳・女脳が謎を解く』という本にこんな主旨のことが書かれています。
「大昔、男性は狩りに出て、女性は集落やもっと昔なら群れの中で生活していました。警察が無い時代です。女性はグループ内の不仲がそのまま子育てや自分自身の安全に響きます。そのためコミュニケーション能力が発達し、共感や親愛に喜びを感じるよう進化しました。」
(だから昔の仲間との疎外感が深刻)
そうした時に共同体の中で生きるよう進化した女性が『家庭に入る』ことは、実は理に適っていると限りません。昔は地域社会の共同体の中や、仕事=家業の中で『奥さん』でしたから、それ自体が職場のようなものでした。でも地域社会が崩壊し、家事は全て屋内でこなす現代では環境が変わっています。
また、狩りの結果が全てて群れの中で上を目指すよう進化した男性とは、仕事(職場)に求めるものが異なっているのかもしれませんね。
実際に明治大学・諸富祥彦教授の研究で、兼業主婦よりも専業主婦の方が大きなストレスを抱えていることが分かっています。そして子供が小さいうちに保育園に預けて働きに出て、思春期の時こそ子供が家に帰る時間帯にお母さんが家にいる態勢をお勧めされています。
気苦労は耐えませんが、分かり合えないなりに理解し合えるよう、歩み寄ってみてはいかがでしょうか
字数制限のため冒頭を削除して追記
前掲教授によると「幼い頃に母親から引き離し保育園に預けることはよくない」ことは科学的根拠が全くありません。アメリカの研究でも「良質な家庭=良質な昼間保育>家族と向き合わない家庭」という結果が出ています。
仲直りと、その結果は別物
こんばんは。お話を拝読して、「ああ、これが夫婦としての育ちの入り口だなぁ」と思いました。
愛し合って結婚されたお二人なのでしょう。しかし、元々別の家庭で育ち、別々の価値観をもって生きてきた、それぞれ個人です。よく言われることですが、「結婚はゴールではなくスタート。これから時間をかけて、夫婦として育っていく」というのは本当だと思いますよ。こういう、具体的で身に迫った問題を経てね。
私自身は、子供を授かったら当面は子育てに全力投球すべしという価値観です。夫婦そろってね。そして妻は…同じ価値観でした。なのでそこは齟齬なく2人で子育てをしてきました。
けれどね、妻が「ああ、私は社会との接点を失ってしまった。寂しい、またすぐ働きたい」と感じているならば、それは尊重してあげたいと思ったでしょうよ 仲直りしたいならば、まずは彼女の思いを聞き、それを認識してあげることから始めるよりないと思います。「私の思いを分かってくれない」となっている限り、仲直りには至りません。貴方なりの提案はしているようですが、それらは呑めないと。であれば、のめる提案というか着地点をお互い探すべきではないでしょうか?
だからおそらく、着地点は「完全に専業主婦になる」と「結婚以前のようにバリバリ働く」の中間になるのではないかと思います。そこでとりあえずスタートして、やっていく中で調整する。その調整の過程で、「夫婦としての成長」があるのだろうと思いますよ。
さいわい、貴方は会社の人事をある程度コントロールできるのでしょう?二人が少しずつ我慢するにしても、お互い「それなら」と言える形を、二人で探していけば良いのではないでしょうか。
あと、「お礼」を拝読して。
貴方ご自身がいろいろ男女について考えるのは個人の自由です。しかし、それで世の中がうまくいくのか?夫婦がうまくいくのか?は別の話です。大事なのは「俺が正しい」か否かよりも、「夫婦理解し合い、仲良くしている」か否かではないでしょうか?ちなみに、子育て中の女性が社会からの疎外感を持つ、というのは結構ある話です。
「○○に仕事をとられた」というのであれば、それは能力が劣っているだけではないのですか?
成功者には必ず家庭の危機が起こります
成功者には必ず家庭の危機が起こります。まあ簡単に言えば、「旦那は”自分の成功は妻の成功”だと思っている。しかし妻はそうは思わない。かえって旦那に嫉妬したり”自分をダメ人間認定”したりする、という法則があるのです。
その辺りの原因と対策については、下記の本が参考になると思います。http://www.hmv.co.jp/userreview/bookreco/product/3254067/
質問者からのお礼
大慈さま、光禪さま、返信ありがとうございます!
大慈さまの仰る本はチラッと読んだことがあります。
なので余計に女は仕事に向いていないと思うのです。
家事をしながら趣味の習い事等に行けば屋内に籠りっきりになることもないですし、それくらいのお金は出します。
幼い頃に母親から引き離し保育園に預けることはよくないのでは?
やはり子育ては母親がすべきです。
母の愛情は子供が育つうえで必要です。
そこをいくら説明しても分かってくれない。
女性は感情でものごとを語りすぎなのです。
光禪さまは差別しているとご指摘されていますが、この返信は想定内でした。
今の時代には合わないでしょう、でもこの考えは本当に差別でしょうか?
太古の昔から女は家で働いてきたのです。
それをつい最近できた価値観で無理やり女性の社会進出を推し進めるから、世の中がおかしくなったのではないでしょうか?
就職難だって女が男の職を奪ったせいですし、ただでさえ余裕のない社会に女性に配慮を求めるのは難しい。
少子化なんて女が家庭に入ることを法律で義務づければ解決します。
これを言うと差別だ間違いだと指摘されるなら、私は世の中が逆に間違っているのだと胸をはって言えます。
今回は妻を説得するにあたりお坊さんたちからご助言を頂ければと思い相談しましたが、なんだか違う方に話が逸れているようで残念です。
ちょっと待ってください。
私はあくまで妻を説得するためのアドバイスを訪ねているのです。
あまりにも批判的な回答が多くないですか?
他の方々の相談もザッと見ましたがここまで言われているのは私くらいです。