hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

妻のせいで新しい人生を歩めません。

回答数回答 4
有り難し有り難し 193

2ヶ月前に私の不倫がバレ、ちょうど不倫相手と
再婚したいとも思ってもいたので、離婚調停を起こしたのですが、
妻が離婚に承諾しません。

お恥ずかしい話ですが、昨年から私が会社の経費を水増ししていたことが
妻にバレ、何度もやめるように注意されました。
しかし、バレないようにやっていましたし、大した金額でもないのに
妻にガミガミ言われたことで、妻といると辛く、不倫相手といる方が
心地よくなっていきました。因縁をつけてくる妻が疎ましくなりました。

早く妻と別れて新しい相手と新しい人生をやり直したい気持ちでいっぱいです。
再婚を阻止する妻の存在が邪魔で、怨みの想いが日に日に増して行きます。
元々は好きで結婚したので怨みなんか抱きたくないのですが、
離婚を拒否する妻が私をそうさせます。
私や不倫相手の妻への恨みの気持ちがつのることは
妻に良くないことが起こるのではと思います。
私も苦しいです。
どのような気持ちでこの問題を乗り切ればよいでしょうか。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 4件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

奥様のことは?

妻のせいで新しい人生が歩めない。
でも、その原因を作ったのは誰でしょうか?
どうもご自分の都合ばかりを優先しているとしか思えません。奥様のことは全く考えていませんね。これでは、解決しようにも無理があります。
当然、このような状況では、奥様も病気になったり、あなたを恨んだりと悪いことばかりでしょう。
まずは、不倫のこと、水増し経費のこと、よく反省してからではないでしょうか。
hasunohaでも、よく語られる、善因善果:悪因悪果の法則には逆らえないと思います。

{{count}}
有り難し
おきもち

日蓮宗のお寺で、名古屋市南区にあります。 ”お寺は生きている人のためにも...
このお坊さんを応援する

仏教では、苦しみの原因は渇愛と執着といわれています。渇愛とは欲望や貪欲のことです。
あなたがあなた自身の渇愛と執着を捨てた時に、あなた自身の苦しみが無くなるのです。
渇愛はあなたに喜びを感じさせるものです。
喜びを感じることを求めることは、同じく苦しみを生むことになるのです。
とは言うものの、私たちは愚かな凡夫ですから、理屈で分かっても実践は難しいですね。
不倫しないように、嘘をつかないように、妻の幸せを奪わないように、不倫相手の幸せを奪わないように、自らの行いを正してください。
私はお坊さんですから、実践は難しいけど、このことを言い続けることが私の役目だと思っています。

{{count}}
有り難し
おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
このお坊さんを応援する

拝読させて頂きました。
あなたがご自分の人生思い通りにならないとお思いなさっておられることを読ませて頂きました。
そうですねー簡単には自分の思い通りにならないのが人生です。
そして自分の思い通りになることが本当に正しいかどうかはわからないのが人生です。

もう一度あなたが今までなさってきたことや思いや人とのご関係を一つ一つ見直してみてくださいね。
あわてずに心を落ち着けてじっくりと今までの経緯や人とのつながりについて見つめ直してみて下さい。

そして冷静に考えてあなた自身再度ご判断なさってくださいね。その上でそれぞれの方々にしっかりと誠実にお向き合いなさってご相談なさってくださいね。

あなた自身のなさる事ですからあなたに責任が伴います。そしてあなたの判断によってその後の未来も変わって参りますからね。

できるならばどうかあなたの周りの方々をも大切になさって下さいね。

{{count}}
有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
このお坊さんを応援する

「忍」

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

次もまた同じようにどちらかによる不倫や状況・環境等の変化により、同じような結末にならないかが心配であります・・

これ以上、煩悩を大きくしていかないように、刈り取っていきたいところです。

刃と心で「忍」となります。煩悩を刈り取る刃を、常に心に持ちたいところであります。

今回の事は全ての事情までは分かりませんが、やはり奥様からの責めも当然であるとして、それに対して恨みを持つのではなく、その恨みを刈り取る「忍」により、真摯に責めを受け入れて、謝罪、償いをすることから、再出発なさられていかれますことをと存じますが、どうでしょうか、、

川口英俊 合掌

{{count}}
有り難し
おきもち

Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

鈴木様、Azuma様、三宅様、ご回答いただきありがとうございます。
経費の水増の件も不倫も良いことではないとは分かっています。
ただ、自分のした事を否定、注意されるとどうしても嫌な気持ちになります。
私に嫌な気持ちを与えたことが妻の罪だと思うのです。

妻は私の不倫の証拠を持っていないようなので、
私の弁護士からは不倫はなかったことにしていこう言われています。
不倫を認めると離婚できなくなりますし、慰謝料も取られるかもしれません。
不倫は認めない、慰謝料は払いたくない、でも早く離婚したい。
身勝手かもしれませんが、私もなるべく損害を少なくして
次の新しい人生に向かいたいのです。
それが今の相手に対する誠意でもあると思うのですが。
妻がさっさと離婚を受け入れてくれれば、みんなが幸せになれると思います。

川口様

ご回答ありがとうございます。
謝罪や償いをするということは自分のやった事を認めることになり
仕事をクビになったり離婚もこちらからできなくなってしまいます。
弁護士からも否認できるなら否認しようと言われています。
罪を認めれば今の相手を不幸にしてしまいます。
今の私にとって大切なのは妻ではなく今の相手です。
それを守ろうと思うことも罪でしょうか。
妻は離婚したくないと言っていますが、それは私を好きだからではありません。
妻が本当に私のことを好きならば私の幸せを願い離婚に応じるのではないかと思います。
妻からの嫌がらせのせいで私は幸せになれず苦しいです。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ