死にたくなった時、どうしたらいいですか
双極性障害という気分障害の治療中です。
家族はあたたかく見守ってくれますし、職場もアットホームで働きやすいです。
今の生活に不満はありません。むしろ、恵まれた環境で生かしていただいていると、感謝の念はいつもあります。
それなのに、何か落ち込むことがあったわけでもないのに、急に、「あ、死にたい」と思って、時には自殺の準備までしてしまいます。
実行にはいたりませんが、10代の頃、二度ほど首を吊っているので、今度こそ取り返しのつかないことをしてしまうのではと、とても怖いです。
わたしは死にたくないです。家族を悲しませたくないのです。
急に死にたくなってしまったとき、衝動を抑えるにはどうしたらいいのでしょう。
なにかアドバイスがありましたら、ご教唆いただけませんでしょうか。よろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
衝動的なものは「明日考えよう」と先延ばしにする
仕事や勉強など、やらなければいけないことを先延ばしにすることはいけませんが、やらなくてもいいこと、やってはいけないことの衝動は遠慮なく先延ばしにしましょう。
買い物でも、遊びでも、ネガティヴなことでも同じです。しなくていいものは「先延ばし」です。
とりあえず寝たり、1日時間をあけたりすると人間、冷静になれるものです。もしそれでもネガティヴな気持ちが襲ってきたらまた「明日へ先延ばし」してください。やるべきではないことは、いつまでも先延ばしにしましょう。
「やってはいけない」と考えれば気持ちが抑圧されて、かえって衝動的になってしまいます。
「いつでもやれるのならば今日はやめよう」と、"毎日"考えてください。
気持ちが大分楽になると思います。
衝動に勝つことに慣れてしまえば、もうあなたはなにも心配することはありません。
お坊さんにお気持ちを吐露しませんか?
死にたい気持ちを受け止めるお坊さんの会があります。
手紙や電話で辛いお気持ちを吐き出しませんか。
下記のサイトを参考にしてください。
http://www.bouzsanga.org/letters.html
質問者からのお礼
不悪口院 恵成様
御回答をありがとうございます。しなくていいことは、先延ばしにすればいいのですね。目から鱗が落ちたようです。衝動に勝つことに慣れれば、怖いものは何もなくなるというお言葉に、すっと気持ちが楽になりました。また死ななくなってしまったら、恵成様のお言葉をきっと思い出します。ありがとうございました。
和田隆恩様
御回答ありがとうございます。このような会があるのですね。なかなか面と向かって相談できる内容ではないので、手紙で相談できるのはとてもありがたいです。教えていただきまして、ありがとうございました。