先祖供養は悪いこと?
先日私は「自身の先祖」について知りたくなり、家系図作成を始めました。
そうしましたら、母方の祖父の母親(私の曾祖母)が未入籍だったのです。曾祖母の自宅には鳥居があり、いわゆる霊能者に近い人だったと実母から聞いた事があります。祀っていたのはお稲荷さんと聞きました。
私はその曾祖母に会ったことはございませんが、存在が気になって仕方なく(どうして気になるのか分かりません)家系図を作成しました。事実を知り漠然ですが、先祖供養をしたいと思いました。
家系図からフルネームは分かります。命日や誕生日は分かりません。でも間違いなく私のひいおばあちゃん!
曾祖母は何か事情があって未入籍だったかもしれませんが、曾祖母が祖父を産んでいなければ私の母も存在せず、当然私も今ここにこうして存在していません。祖父の他にも何人か子供を産んでいる方でした。
私の母方の姓とは当然苗字も違います。それでも私の曾祖母に変わりはない。
こういう場合、先祖供養をすることに問題はあるのでしょうか?正直、しない方が良いという文章を拝見した事があり迷っています。
是非アドバイスをお願い申し上げます。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
こんにちは。ご先祖様について調べていたら、母方の祖父の母親(曾祖母)が未入籍だった事がわかった。この方の供養をする事が良いことなのか悪いことなのか気になったのですね。
私の宗派では(他の宗派もだと思いますが)、人権保護の立場から、供養とは関係のない先祖調べや家系図作成などには協力していません。この度の曾祖母さま事も、あなたにとっては知りたくない、また他人に知られたくない事実だったのかもしれません。あなたのお話を聞き、私はこれからも、この(供養とは関係のない先祖調べや家系図作成などには協力しない)立場をきちんと守らなくてはならないと感じました。
さて、人には、さまざまな事情があります。籍が入っていないご先祖や、養子などで籍は入っていても血のつながりのないご先祖さまもいらっしゃるでしょう。そのような事実を含め「ご先祖」ですので、あなたのお気持ちでご供養なされば良いと思いますよ。ご先祖様を供養することはとても良い事だと思います。菩提のお寺さんに相談してみましょう。
先祖で差別しないこと
こんにちは、りなさん。大鐵です。あなたの思いはよく分かります。
さて、先ずは先祖供養ですが是非ともしてください。位牌や過去帳など月命日になりましたら、設置してお供えをしてください。あなたが合掌し、お経など祈りを捧げてください。先祖により区別や差別をしないでください。しかし、家族には報告や相談はした方がいいですね。
系図を辿る際は自分から過去にさか上る方が良いですが、決して他人には見せないでください。あくまでも個人情報保護のためです。
むかしは家族に犯罪者やハンセン病などがおりますと家族から縁を切られたりしていた時期もありました。私は家族なら平等に供養すべきだと思います。
あなたならこれからそのようなことがあっても良心で判断できる人だと想います。また、家族から何か言われて困ったことがあればご相談ください。
家系かどうかよりも、ご縁があったかどうか。
素晴らしいですね!
ご質問拝読いたしました。
名前が違おうと、
お墓が違おうと、
曽祖母さまは曽祖母さまで、
ございます。
曽祖母さまに、
思いを馳せて、
合掌して手を合わせ、
曽祖母さま、
ひいおばあちゃまのおかげで、
こうして生かさせて
いただいています。
ありがとうございます。
感謝します。
御供養はこれで十分かと、
月に一度、
お茶と和菓子を供えて、
仏壇はいりませんよ。
タンスの上にでも、
置いて手を合わせる。
ありがとうございます!
浄土からあなたを
優しく見守り
御加護くださいます。
どうかお幸せに
追善供養
りなさま
先祖供養とは、一つは父母や祖母、更にそのご先祖様方の恩を想い、感謝して、追善供養を行うことが大切となります。
当然に深い縁、繋がりのあるご先祖様でありますし、特に供養されて問題はないかとは思います。
その供養のあり方、特に追善供養のあり方として、追善とは、善行を追うということで、功徳を届ける、報告するという意味となります。
施餓鬼供養を行う宗派では、施餓鬼を先祖供養としてお勤め致しますが、それは、餓鬼(苦しみある衆生)に施しを行って、その者たちの苦しみを救った善行、善い赴きへと向けて供養してあげた善行を、ご先祖様に届ける、報告するという意味合いとなります。
まあ、何か善いことをして、その功徳を届ける、報告するということが大切となります。
ですから、何かこう形式的に法要をしてとかではなくても、こういう良いことをしましたよと、ご先祖様、亡くなられた方へと報告することで供養とすることもできます。
まあ、もちろん、僧侶によるお経と回向によりて行うのが正式とはなりますが、、
本来の意味合いとしては、善いことをして、それから、それを(できたらお経と回向の力により)届けるということが大切となります。
何か善いことをして、そのことを曾祖母さまへと報告してあげて下さい。例えば、心の中で、お名前を呼んで、今日は〇〇善いことをしましたよ、と念じて頂くだけでも十分な供養となります。
川口英俊 合掌