義母をどう理解したらよいでしょうか
前回、同居の義母のこころない言動で相談した者です。その節はお世話になり、ありがとうございます。
結局、親戚の方が夫と一緒に義母を叱ってくれ、義母に空き家も貸してくださり別居できたのですが、改めて相談させてください。
その後、新婚旅行に行ったのですが、帰国直後に義母から
『母親をこんなめにあわせて新婚旅行なんてと親戚が怒った。親戚の家を出ないといけない。
行政に相談すると、マンションをかりて自立すれば生活保護に申請できると言われた。いざとなれば娘婿が面倒をみてくれると言ったから、それなら自立にチャレンジしたい。
そのためには自立資金が必要。お前たちが住んでいるマンション(結婚前、夫名義で購入したもの)の頭金は自分が出したから、明日返して。その後は一切関わらないであげるから。すぐに用意できないなら、嫁の貯金を出せばいい。』とのことでした。
お金については、数ヶ月後に挙式予定もありすぐにはむりと夫が保留し、私の貯金は出す必要はないと言ってくれ、また夫婦で改めて相談して義母に渡そうかと話していますが、
話の内容が支離滅裂で、親戚の方がすぐに義母を追い出すなども、考えられないように思えます。
また、私の結婚前からの貯金、娘さんのだんなさんの経済力と親切心を軽々しくあてにしていることも違和感を感じます。
ただ、義母は夫が何を言っても聞かず、夫を保証人にしてマンションを借りると言い張り、不動産屋にかけあっているそうです。
義母は結婚前の挨拶にも『挨拶がない!』と言いがかりをつけ、結婚祝いはなく、結婚式の出席はしぶり、新婚旅行直後から『お金、お金』と言ってきているので、私達のしあわせがうらやましくさみしいのかもしれませんが、あまりにもひどいと感じてしまいます。
同居中にもめていたときは、義母の立場も考えるよう精一杯努力しましたが、別居後、私の悪口だけでなく夫にまでひどい暴言も吐いてきたので、義母に思いやりの気持ちを持つ気力がわいてきません。
義母の考えでは『会わなければ迷惑をかけることはない』そうで、義母は気まずさから私には姿をみせませんので、迷惑など何もかけていないと思っていることも、理不尽に感じてしまいます。
この状況をどう理解すればよいのでしょう。ここには、どんな学びがあるでしょう。
長文となり申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
ひとまず良かったですね。
りんごさま
早速行動に移されたとの事。ひとまず良かったですね(^ ^)
目の前に姿がない。声が聞こえない。という事で安心して生活できる時間が増えてきたのではないでしょうか。
お母様は、ご自分を責めすぎ、それに耐えられなくなると、周りに責任を持っていく。そういう自己肯定感があまりない人なのかもしれませんね。もしかすると、精神的に病んでいらっしゃるのかもしれませんね。
お母様は、将来を考え不安で仕方ないのでしょう。素直になれないからお金が必要だとなったのだと思いますが、きっと頭の中でぐるぐると考えかごとをしているのでしょう。
この先生活保護を受けるのであれば、保健師さんとのやりとりが出てくると思います。そうした方にお母様のお話を聞いてもらい、必要であればカウンセラーなども紹介してもらいながら、心のケアをしてもらうのも一つかもしれません。
あなたができる事は、そうした影からのサポートしかないでしょうから、あとはあまり深入りせず旦那さまに任せておいたらいいのではないでしょうか。あなた方ご夫婦の生活を第一に、お母様の受け入れ態勢が出来てから、関係を深めていったらどうでしょうか。
りんごさんはお優しい方のようなので、あまり考えすぎず、ご自分の目の前の生活を大切にしてください。気持ちがお母様の事に引っ張られすぎて、心ここに在らずで、病んでしまいますよ。
夫婦仲良く(^ ^)お幸せに。
あなた達が空き家に住みなさい
お母さんの気持ちも少し分かります。
ご結婚前にあなたのご主人がマンションを買う際、きっと自分も一緒に住めると思って快く頭金を出したのでしょう。
それが、お母さんに原因があるとはいえ、結果的にそのマンションから追い出されたのです。
お母さんはご主人に裏切られたと思っているのでしょう。
だから、頭金を返せと言うのです。
このまま別居をするなら、あなた達が親戚の空き家に住み、お母さんはあなた達がいるマンションに住んで貰うのが良いでしょう。
お母さんの気持ちも察してあげてくださいね。
あと、ご主人と親戚がお母さんを叱ったとありますが、叱るという事は怒る事ではありません。
叱るというのは理解する事や褒める事がセットなのですよ。
質問者からのお礼
円通寺 邦元さま
邦元さま、続いてのご回答をありがとうございます。
邦元さまの慈愛に満ちたまなざしに、落ち着かなかったこころが洗われております。
義母の心情や状態、私がどうすればよいかも、本当に仰るとおりです。
なぜ、限られた文面から全てを見通されているのでしょうか。
そこに、仏さまと同じおこころ、同じまなざしを感じずにはいられません。
実は前回のご回答後、夫婦で別居を決意したものの、義母の今後を考えとにかく同居は継続しよう、たいへんでも支え合おうと話しておりました。
ところが、すぐに義母からあまりにも非道なふるまいがあり、『だから別居がよかった!お前達が結婚を延期すればよかったのに』と言い、私達が留守の間に出ていってしまいました。
思うに、義母は自身の母親に甘えられなかったこと、結婚生活で満足できなかったことから、私達夫婦に母親のような愛情と、夫のような庇護を求めていたのだと思います。
不可解な言動は、『私を愛して!』というこころの叫びで、ご推察どおり、精神状態も極まっているのでしょう。
円通寺 邦元さま
途中で送信してしまいました。失礼いたしました。続きです。
でももう、義母の犠牲になるのはやめ、お互いの人生を歩むときだと思います。
今後も義母のよくわからない言動は続くかもしれませんし、行政の方との話し合いが出てくるのかもしれませんが、主人を信じ、夫婦の絆を一番にしていきます。
仰るとおり、義母のことでかき乱れる、弱い自分のこころが苦しかったのです。
邦元さまとほとけさまの慈愛を胸に、自分達の生活を大切にしていきます。
こころより感謝いたします。
圓常寺 聖章さま
義母の気持ちに立ったご回答をいただき、ありがとうございます。
聖章さまの仰るとおりかと思います。
私達夫婦としては、たいへんでも支えあって同居を続け、もし仮に別居するなら、義母の気持ちを傷つけない別居理由を準備した上で、ローンを負担しながら自分達は別のマンションを探すつもりでおりました。
ただ、それは精一杯ではあるけれども、あくまでも私達夫婦の想いです。
義母には通用しませんでした。
聖章さまの解決策が最善であることは、よく理解しております。
せっかく貴重なお時間をいただいてアドバイスいただいたのに、実践にはほど遠くて申し訳ない気持ちでおります。
ただ一点、私達夫婦が親戚宅にお世話になることは考えになかったのですが、聖章さまは厳しいようでいて私達にあたたかな気持ちを向けてくださっていて、『必要以上の苦労がないように』との想いから、『夫婦が親戚宅に住めばよいのでは』と表現されたと感じております。
また、仰っていることの趣旨は、『別居するなら老いた母を出すのではなく、自分達が出ればよいではないですか』ということであると考えております。
そこにも別居を否定せず中道を説く、あたたかなまなざしを感じております。
なお、『叱る』と『怒る』の違いについても、聖章さまのお言葉どおりと理解しております。
主人も親戚の方も、義母に振り回されながらも、本人ができる限り安心して暮らせるようにとこころをくだいている人達なのです。
私は現場に居合わせておりませんが、その人達が義母に意見したのなら、『叱る』という表現が適切だと判断しました。
不安定なわかりにくい質問に対して、おこころを向けてくださり、導きのご回答くださったことに深く感謝しております。
本当にありがとうございます。