ウチに来るお坊さんに不信感しかない
祖母は浄土真宗です。
前から『ん?』と思う事があり、先日、祖母が亡くなり話し合いでも色々ありました。
まず、何年か前の法事の時にラジカセ持参で来ました。
もともとボソボソ話し、いつも何を言っているのか聞き取りずらい方なのですが、お経がラジカセでした。勿論お坊さんも読んではいたようですがあまりに小さい声でラジカセからのしか聞こえませんでした。
その場は『ラジカセって…』といった雰囲気でした。
お経ってラジカセでもいいのですか?
後日、叔母から聞いたのですがお布施とは別に袈裟代を二万請求されたと。
袈裟代は個人が払うものなのでしょうか?
それと今回の葬儀の打ち合わせの際の事ですが、祖母は菊が大嫌いです。
なので親族は祖母が大好きなかすみ草と色は紫が好きだから紫の花にしようと話していた所、お坊さんが『浄土真宗は菊じゃないとダメです』と言い、こちらがいくら説明しても『菊です』の一点張りでした。
嫌いな花より大好きな花で送ってあげたいのですがやっぱり菊じゃないとダメなのでしょうか?
マナーとは関係ないのですが、日程を決める際、こちらとしては早めに納骨をして祖父と一緒にしてあげたいと伝えた所、大した理由もなく『少し考えたいので明後日にお通夜、明明後日に葬儀にします』と言われてしまいました。
何を考えるのかもよく分からないし、挙げ句の果てに『今思い出しましたが、明日は用事があるので』と。
手帳を開いていましたが予定は真っ白でした。
色々と揉めましたがこちらが折れに折れて話し合いは終わりました。
ですが、気分を害したようで親族に挨拶もなくさっさとお帰りになられました。
袈裟の色は黒でそれなりのお歳の方です。
私は宗教などに無知なのですが何かモヤモヤしていまいます。
ラジカセ、袈裟代、仏花はそれが普通なのでしょうか?
宜しくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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僧侶側に改善の余地あり
こんにちは。
同宗派ですが、ご法事に「ラジカセ」というのは聞いたことがありません。
声帯に何らかの病気を抱えていて、声が出ないための補助ならば分かります。ただ、その場合もマイクを通してスピーカーとして使用するのならわかりますが、どうやらCDか何かの再生のようです。これはよくありません。あくまで、僧侶本人の声が主になるようにすべきです。
「袈裟の色は黒」とのことです。
我が宗派では、お通夜や葬儀で墨袈裟という単色の袈裟を纏うことがあります。今回はそのケースであると思われます(墨袈裟はその僧侶の立場や役職を表わしてはいません)。
「袈裟代」の「請求」は聞いたことがありません。
ただ、お寺の必要経費は、ご門徒さん(檀家さん)同士での取り決めで一家庭あたりの分担が決まっている場合があります。お寺の普請や、衣を新規購入する場合、一家につきご懇志が振り分けられているケースです。実質的に「袈裟代」だったかもしれませんが、正式にはそのような互助システムの一部だった可能性もあります。
「浄土真宗は菊じゃないとダメです」とのことです。
確かに仏花は菊が基本のことは多いですが、喪家さんの意向も踏まえてある程度はフレキシブルにすべきだと思います(棘のある花など以外は)。仏花は、基本的に極楽浄土の一表現であることを基礎に考えると良いと思います。
「日程を決める際」に関しては、僧侶側に少なくともコミュニケーション不足が見受けられます。言葉、説明の不足によって、ご門徒さん側に不信感を与えることは望ましくありません。
その場に居ないこともあり、一方的に指摘するのは好きではありませんが、法事執行の方法やコミュニケーションについて改善の余地があるケースだと思います。
色々なお坊さんがいます
お祖母様のご不幸にせっし誠にご愁傷様でございます。
さて、質問拝見しました。
ラジカセについて
私は法要(お経)とは
故人様
慌てている魂に安らぎを与えるもの
子孫が祈る姿で死後の安心を得るもの
ご遺族
やるせない、どうしょうもない気持ちを祈りに変えて届けること
手を合わせて祈ることが故人様に出来ること
を伝える場だと思っています。
ですのでそこは常に最初で最後、録音されたものを流すのはろんがいだと思います。
袈裟代
要はクリーニング代かと思います。
凄く現金な話ですが市政のクリーニングに袈裟や衣を持っていくと結構掛かります。
例えば土砂降りの雨の中地鎮祭をやると雨によってめちゃめちゃ汚れてお布施よりクリーニング代のほうが高くなることもあります。
ですので別に納めたお布施によっては…という現状もあるかもしれません。
ただ、法要毎にクリーニングするのは考えられないのでどうなのかな…と思いますね。
菊について
仏花として定番の菊。これは諸説ありますが日本では菊という花が一番尊く価値のある花とされています(てんのう家の家紋)
つまり、一番尊いお花をお供えしようというのが始まりだそうです。
そこにあるのは一番尊いものをかけがえのない人に送るという気持ちですよね。
ですから菊が嫌いな方に菊を送るのは形式にとらわれて本質を見失っていると思いますね。
本当に残念です。
地域特有の習慣があるので一概に言えませんが
浄土真宗としての儀式作法にそのような決まりはありません。
そのお寺さんに仏教を聞くのが嫌になったなら
他のお寺さんを探すのも仕方ないと思います。
七条料について
うちの地元では、ご遺体や棺桶に掛ける七条袈裟(しちじょうげさ)をお寺から借りるので、「七条料」を納めるのが一般的です。
七条袈裟は購入すれば数十万円はします。何十年も使えるものであるとはいえ、お寺側としても「七条料」をいただけるのは有難いことです。
小さなお寺では葬儀はめったにないので、お布施だけでは諸経費を回収できない事情はあり得ます。
葬儀ではない法事でも袈裟代をお納めする習慣は、あり得ない話ではないと思います。
質問者からのお礼
祖母のお通夜・葬儀は滞りなく終えることができました。
袈裟はお高かったり、クリーニング代がかこるのですね。
袈裟代を請求された時はこちらに何も説明がなかったようですが納得できました。
お経は葬儀場のマイクでハッキリと聞こえたので声帯には問題ないかと思います。
ウチのお寺さんは立派なお堂があるような所ではなく広い敷地に古びた平屋がポツンとある感じなので毎回自宅の方に来てもらっています。
なので、マイクは使えないとは思うのですがやっぱりラジカセは…といった感じです。
仏花はこちらが手配したので菊は少量で他のお花を多く用意しました。
丁寧かつ、詳しく教えていただきありがとうございました。
とても勉強になりました。
ただ、大変残念な事に喪主である叔父や叔母は次から「あのお坊さんは使わない」と言っています。
前もってお足代をお渡ししているにもかかわらず「帰りは送って下さい」と言ってきたので親族が怒りました。
結局タクシーでお帰りになっていただく事になったのですが、いつも使うタクシー会社が空きがないという事で他のタクシーを手配しました。
でもお坊さんは「自分はお得意様だから」といつものタクシー会社に電話して理由を問い詰め始めました。
ですが、後から手配したタクシーが来てしまった為、ムスッとしながら渋々乗り込みました。
斎場でもご自分の家の仏壇に飾りたいといった感じで斎場のスタッフに「余った花をもらいたい」と交渉していました。
なんか…私達はそれを知って恥ずかしいと思ってしまいました。
以上のような事があり、親族は皆ウチのお坊さんの事をよく思わなくなってしまいました。
お坊さんの家も地震の影響で傾き始め、いずれは建て直しになると思いますが門徒さんが20にも満たない為、1軒あたりの配分が多額になりそんなお金はないので叔父、叔母はお墓を移すか、最悪墓じまいを考えているようです。
追記は愚痴のような感じになってしまい申し訳ありません。