hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

ウチに来るお坊さんに不信感しかない

回答数回答 4
有り難し有り難し 67

祖母は浄土真宗です。

前から『ん?』と思う事があり、先日、祖母が亡くなり話し合いでも色々ありました。
まず、何年か前の法事の時にラジカセ持参で来ました。
もともとボソボソ話し、いつも何を言っているのか聞き取りずらい方なのですが、お経がラジカセでした。勿論お坊さんも読んではいたようですがあまりに小さい声でラジカセからのしか聞こえませんでした。
その場は『ラジカセって…』といった雰囲気でした。
お経ってラジカセでもいいのですか?
後日、叔母から聞いたのですがお布施とは別に袈裟代を二万請求されたと。
袈裟代は個人が払うものなのでしょうか?

それと今回の葬儀の打ち合わせの際の事ですが、祖母は菊が大嫌いです。
なので親族は祖母が大好きなかすみ草と色は紫が好きだから紫の花にしようと話していた所、お坊さんが『浄土真宗は菊じゃないとダメです』と言い、こちらがいくら説明しても『菊です』の一点張りでした。
嫌いな花より大好きな花で送ってあげたいのですがやっぱり菊じゃないとダメなのでしょうか?

マナーとは関係ないのですが、日程を決める際、こちらとしては早めに納骨をして祖父と一緒にしてあげたいと伝えた所、大した理由もなく『少し考えたいので明後日にお通夜、明明後日に葬儀にします』と言われてしまいました。
何を考えるのかもよく分からないし、挙げ句の果てに『今思い出しましたが、明日は用事があるので』と。
手帳を開いていましたが予定は真っ白でした。
色々と揉めましたがこちらが折れに折れて話し合いは終わりました。
ですが、気分を害したようで親族に挨拶もなくさっさとお帰りになられました。
袈裟の色は黒でそれなりのお歳の方です。
私は宗教などに無知なのですが何かモヤモヤしていまいます。
ラジカセ、袈裟代、仏花はそれが普通なのでしょうか?
宜しくお願い致します。

2022年4月14日 2:13

この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 4件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

僧侶側に改善の余地あり

こんにちは。

同宗派ですが、ご法事に「ラジカセ」というのは聞いたことがありません。

声帯に何らかの病気を抱えていて、声が出ないための補助ならば分かります。ただ、その場合もマイクを通してスピーカーとして使用するのならわかりますが、どうやらCDか何かの再生のようです。これはよくありません。あくまで、僧侶本人の声が主になるようにすべきです。

「袈裟の色は黒」とのことです。
我が宗派では、お通夜や葬儀で墨袈裟という単色の袈裟を纏うことがあります。今回はそのケースであると思われます(墨袈裟はその僧侶の立場や役職を表わしてはいません)。

「袈裟代」の「請求」は聞いたことがありません。
ただ、お寺の必要経費は、ご門徒さん(檀家さん)同士での取り決めで一家庭あたりの分担が決まっている場合があります。お寺の普請や、衣を新規購入する場合、一家につきご懇志が振り分けられているケースです。実質的に「袈裟代」だったかもしれませんが、正式にはそのような互助システムの一部だった可能性もあります。

「浄土真宗は菊じゃないとダメです」とのことです。
確かに仏花は菊が基本のことは多いですが、喪家さんの意向も踏まえてある程度はフレキシブルにすべきだと思います(棘のある花など以外は)。仏花は、基本的に極楽浄土の一表現であることを基礎に考えると良いと思います。

「日程を決める際」に関しては、僧侶側に少なくともコミュニケーション不足が見受けられます。言葉、説明の不足によって、ご門徒さん側に不信感を与えることは望ましくありません。

その場に居ないこともあり、一方的に指摘するのは好きではありませんが、法事執行の方法やコミュニケーションについて改善の余地があるケースだと思います。

2022年4月14日 7:56
{{count}}
有り難し
おきもち

釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
このお坊さんを応援する

色々なお坊さんがいます

お祖母様のご不幸にせっし誠にご愁傷様でございます。
さて、質問拝見しました。
ラジカセについて
私は法要(お経)とは
故人様
慌てている魂に安らぎを与えるもの
子孫が祈る姿で死後の安心を得るもの
ご遺族
やるせない、どうしょうもない気持ちを祈りに変えて届けること
手を合わせて祈ることが故人様に出来ること
を伝える場だと思っています。
ですのでそこは常に最初で最後、録音されたものを流すのはろんがいだと思います。

袈裟代
要はクリーニング代かと思います。
凄く現金な話ですが市政のクリーニングに袈裟や衣を持っていくと結構掛かります。
例えば土砂降りの雨の中地鎮祭をやると雨によってめちゃめちゃ汚れてお布施よりクリーニング代のほうが高くなることもあります。
ですので別に納めたお布施によっては…という現状もあるかもしれません。
ただ、法要毎にクリーニングするのは考えられないのでどうなのかな…と思いますね。

菊について
仏花として定番の菊。これは諸説ありますが日本では菊という花が一番尊く価値のある花とされています(てんのう家の家紋)
つまり、一番尊いお花をお供えしようというのが始まりだそうです。
そこにあるのは一番尊いものをかけがえのない人に送るという気持ちですよね。
ですから菊が嫌いな方に菊を送るのは形式にとらわれて本質を見失っていると思いますね。

2022年4月14日 3:19
{{count}}
有り難し
おきもち

日蓮宗の僧侶をしております 祖山での修行、荒行を終え現時点での精一杯でお...
このお坊さんを応援する

本当に残念です。

地域特有の習慣があるので一概に言えませんが
浄土真宗としての儀式作法にそのような決まりはありません。

そのお寺さんに仏教を聞くのが嫌になったなら
他のお寺さんを探すのも仕方ないと思います。

2022年4月14日 10:27
{{count}}
有り難し
おきもち

和田隆恩
 浄土真宗(大谷派)/広島県広島市/17世住職。  1967年京都市生ま...
このお坊さんを応援する

七条料について

うちの地元では、ご遺体や棺桶に掛ける七条袈裟(しちじょうげさ)をお寺から借りるので、「七条料」を納めるのが一般的です。
七条袈裟は購入すれば数十万円はします。何十年も使えるものであるとはいえ、お寺側としても「七条料」をいただけるのは有難いことです。
小さなお寺では葬儀はめったにないので、お布施だけでは諸経費を回収できない事情はあり得ます。
葬儀ではない法事でも袈裟代をお納めする習慣は、あり得ない話ではないと思います。

2022年4月15日 5:43
{{count}}
有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

祖母のお通夜・葬儀は滞りなく終えることができました。
袈裟はお高かったり、クリーニング代がかこるのですね。
袈裟代を請求された時はこちらに何も説明がなかったようですが納得できました。
お経は葬儀場のマイクでハッキリと聞こえたので声帯には問題ないかと思います。
ウチのお寺さんは立派なお堂があるような所ではなく広い敷地に古びた平屋がポツンとある感じなので毎回自宅の方に来てもらっています。
なので、マイクは使えないとは思うのですがやっぱりラジカセは…といった感じです。
仏花はこちらが手配したので菊は少量で他のお花を多く用意しました。
丁寧かつ、詳しく教えていただきありがとうございました。
とても勉強になりました。

ただ、大変残念な事に喪主である叔父や叔母は次から「あのお坊さんは使わない」と言っています。
前もってお足代をお渡ししているにもかかわらず「帰りは送って下さい」と言ってきたので親族が怒りました。
結局タクシーでお帰りになっていただく事になったのですが、いつも使うタクシー会社が空きがないという事で他のタクシーを手配しました。
でもお坊さんは「自分はお得意様だから」といつものタクシー会社に電話して理由を問い詰め始めました。
ですが、後から手配したタクシーが来てしまった為、ムスッとしながら渋々乗り込みました。

斎場でもご自分の家の仏壇に飾りたいといった感じで斎場のスタッフに「余った花をもらいたい」と交渉していました。
なんか…私達はそれを知って恥ずかしいと思ってしまいました。

以上のような事があり、親族は皆ウチのお坊さんの事をよく思わなくなってしまいました。

お坊さんの家も地震の影響で傾き始め、いずれは建て直しになると思いますが門徒さんが20にも満たない為、1軒あたりの配分が多額になりそんなお金はないので叔父、叔母はお墓を移すか、最悪墓じまいを考えているようです。
追記は愚痴のような感じになってしまい申し訳ありません。

「葬儀」問答一覧

祖父の葬儀での出来事

先日祖父が亡くなり、生前からの祖父の意向もあり、家族のみ参列し、所謂直葬を執り行いました。 無宗教ということと、以前身内の葬儀の際にお坊さんの振る舞いについてとても嫌な思いをしたことがあったようで、それ以来自分が死んだら戒名もお経もいらないから家族だけで見送って欲しいとのことでした。 祖父の希望通りに直葬を執り行ったのですが、せめて火葬場ではお経を1回くらい読んで貰った方がいいのではないか、と親族の一人から声が上がり、じゃあそうしようということで、その際お世話になっていた葬儀屋さんに相談し、お坊さんを手配して下さるとのことで火葬の前に読経していただけることになりました。 お経が始まり、喪主である祖母がまず焼香し、それに続いて参列者が順番に焼香を行っていたのですが、一人ずつではなく三人ずつ焼香を行って欲しかったようで、お坊さんが読経中ですが参列者のいる後ろを振り返り、すごい目付きで睨んできました。 確かに焼香台は三つありましたが、特に何も言われなかったため、喪主に続き一人ずつ焼香を行っていました。 お坊さんの様子に気付いた火葬場の職員の方が、三人ずつどうぞと声をかけてくださったのですが、その間も時折こちらを睨みつけるように見ており、更には肩を竦めため息を吐いていました。 あまりの出来事に唖然としたと同時に頭にカッと血が登り、動悸が激しくなりました。 そのくらいの衝撃を受けました。 そのお坊さんにとっては数ある内の一つかもしれませんが、私たち遺族にとってはそうではありません。 大切な祖父を侮辱されたようでとても腹が立つと同時に悲しくて仕方ありません。 祖母も気付いており悲しがっていました。 こんなことなら祖父の言葉通り、読経してもらうべきでは無かったと後悔しております。 そのお坊さんへのお布施は一万円お渡ししましたが、お金さえ貰えれば後はどうでもいいのでしょうか? 腹の中で何を思ってようが自由ですが、それを表に出さないようたった数分も我慢できないのでしょうか、それが不思議でなりません。 上記したように、以前にもお坊さんのことで嫌な思いをしたことがあり、それに今回のこともあり、もちろんそんな事はないと分かってはいるのですが、こんな人ばかりなのですか? また、この悔しい気持ちの落ち着け方が分かりません。 アドバイスいただきたいです。 よろしくお願いいたします。

有り難し有り難し 8
回答数回答 2

母の葬儀を神式でやりたい父を理解出来ない

2月5日に、母がガンで他界しました。まだ60代の若さでした。今、悲しみと喪失感に暮れて居ます。 そんな中でも、葬儀の準備を進めなければなりません。我が家は、代々仏教式での葬儀を行なって来ました。 しかし、何故か父が神道式にしたいと言い出したのです。 ちなみに、父は特別神道を崇拝している訳でも無く知識もほとんどありません。 神式では、代々のお墓に遺骨を入れられません。魂も輪廻転生の輪に入れず、神棚に奉られる状態になると聴きました。 私は、生前散々苦労して来た母を、極楽浄土に送りたかったのです。 生まれ変わって、来世こそは、苦労無く、幸せな人生を送って欲しい。 しかし、神式では嫌な思い出ばかりが残る我が家に、魂を縛りつける事になるのでは無いかと心配しています。 父が私に相談も無しに依頼した葬儀屋さんも、神式葬儀の事例はほとんど無く、儀式なども曖昧に形だけやっている状態です。 母の亡骸は、まだ自宅に安置されています。枕直しの儀に必要な小刀などを担当の方が置いてくれました。 しかし、刀の置く向きが違います。葬儀屋さんのスタッフさん側に、神式の知識が無いのです。 用意出来る祭壇も小さく質素で、どうにも必要な用具が足りていません。これでは、あまりにも可哀想です。 まさか、お葬式の件で父とケンカをするとは思いませんでした。 どうしても神式で葬儀を行いたいのであれば、そこは仕方がありません。 ですが、せめて今の葬儀屋さんをキャンセルして、神式の儀式に詳しい、専門の葬儀屋さんに変えて貰いたいのです。 枕直しの儀を取り行ってしまった後のキャンセルは、失礼に当たるので出来ないのでしょうか…。 逆に、儀式をしたにも関わらず、別の葬儀屋さんで2度目の儀式を取り行う事は、 母の魂が迷ってしまったりなどの影響があるのでしょうか…。 葬儀業者をキャンセルして切り替えた経験のある方。 そして、数多くの魂を送って来られた、お坊様。 もう時間がありません。何卒、救いの手を差し伸べて戴けます様、お願い申し上げます。 大切な母親が人生の最後に、主役になれる日が葬儀だと考えています。 とびきり美しく、良いお式だったと言って戴ける様なものにしたい。私が出来る、最後の親孝行です。

有り難し有り難し 9
回答数回答 1

檀家総代について

先日父方の祖父が亡くなり、週末にかけて葬儀等を済ませたのですが 実は父が檀家総代をしているお寺の住職の母親の四十九日が祖父のお通夜と告別式が終わった次の日にあり 父は間もなくその手伝いに向かいました。 亡くなる1ヶ月前から祖父は施設のベッドから落ちて大腿骨を骨折したのちに入院と手術をしていたのですが その際はちょうど住職の母親が亡くなったあたりのタイミングだったため 本来であれば医師からの説明のためずっと病院に居なければならないはずが 檀家総代であるという理由から葬儀をまとめなければならず あまりそばに居ることができないような状況でした 「なんとかして祖父のそばに居てやれないものか」と言っても 父は「俺が葬儀のまとめをやらなければいけない」と返され聞き入れてもらえませんでした その時でも色々と疑問に思うことはありましたが まだ祖父は生きている状態だったので とりあえずはあまり口を出さずにいました でもなんだか今回は話が違うような気がするのです 昔からお世話になっているお寺なので 色々と感謝することがあるのは間違いなく 手伝う義務のようなものがあるのは十分理解しているつもりなのですが 身内の、しかも自分の親を見送るという時に葬儀から荼毘まで最低限のことだけして それが過ぎたあとは先にひかえている他人の葬儀を優先的にまとめるというのは なんだか祖父をないがしろにしているような感じに見えてしまってわたしは納得できません。 せめて四十九日までは自分の親のために集中できないものなのかと ただでさえ葬儀の前も後も大変だというのに… 檀家総代というのは、大切な家族の時間を犠牲にしてまでこなさなければならないものなのでしょうか? 本人に言っても、まわりに相談しても 「仕方がないことだから」と言われて終わってしまいます。 自分の行いは大なり小なり必ず自分にかえってくるものです もし自分があの世に行くときでも同じようにないがしろにされても良いということなんでしょうか。 あまりに薄情な気がしてなりません。。

有り難し有り難し 5
回答数回答 1

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ