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癇癪を起こす家族の対応についてです。

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有り難し有り難し 14

この度弟ととあるイベントに行くことになっていました。
しかし父が弟の病院に関する書類を捨ててしまいました。弟はそれにより癇癪を起こしましたが、自分で病院に電話したそうです。
しかし私は電話したことを知らずに病院に電話をして書類を取りに行き弟に渡してしまいました。
弟からすでに連絡をしていたのに家族に病院に行かれたらもう行きにくい、2度と行けないと言われました。
とても余計な事をしてしまいました。
謝罪しましたが、イベントも行かないとの事です。
イベントは私1人で行けばいいのですが、行きたかったのに行きたくないと言われ、再度謝罪と一緒に行こうと誘いましたが無視されました。
新しい病院も探して、お金も払ってとの事です。新しい病院を提案したところで無視されますし、行ける日時が限られており予約が取れない事を伝えても予約してと無理難題言われると思います。
イベントのことも今後行きたかったのに、お前のせいで行けなかったとずっと言われ続ける事だと思います。
話が支離滅裂になってしまい申し訳ありません。今後どう弟と付き合っていけばよいか教えていただきたいです。
よろしくお願いいたします。

2024年7月6日 2:32

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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

悪質なクレーマーは放っておく

病院に弟本人からも家族からも連絡をしていたわけですが、そのような行き違いはよくあることであり、病院側はたいして気にしていないと思います。
気にしすぎる弟さんはまだまだ人生経験が浅い子供みたいな人なのでしょうか。
だとしたら、あなたは弟を「子供だな」と思って放っておけば良いと思います。
弟が愚かなのであり、あなたが弟に引け目を感じる必要はありません。
弟さんのように、他人のちょっとしたミスを大袈裟に責め立てる行為は「モラハラ」の一種です。
モラハラ加害者は被害者を洗脳して罪悪感を抱かせて相手を支配しようとします。
精神的に幼いガキのくせにモラハラ体質な弟さんは、かなり質が悪いので、あなたは弟さんの言い分に丸め込まれないように気を付けましょう。
弟さんは悪質なクレーマーだと思いましょう。

2024年7月6日 16:54
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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための教えです。まだまだ未熟者の凡夫ですがよろしくお願いします。

それぞれの人生を楽しむことです

拝読させて頂きました。
様々な行き違いがあり弟さんが怒り心頭でかんしゃくをおこしているのですね。あなたが何度も謝っても一向に許さないので、あなたはとても困っているのですね。詳細なあなたや弟さんやご家族の皆さんのことはわからないですけれども、あなたがとても困って辛い思いをなさっておられることは伝わって参ります。あなたのそのお気持ちを心よりお察しします。
弟さんは様々な対応を受けていらっしゃると思います。弟さんの意に沿わないこともあるかもしれませんが、弟さんは沢山の方々から支援を受けているでしょうし、これからも支援は受けることができると思います。
ですからあなたはイベントに参加なさってもいいと思います。後からあれこれと弟さんから言われるかもしれませんが、あなたにはあなたの希望があり人生があります。弟には弟さんの希望があり人生があります。
双方全て合意できないこともあるのはやむを得ないことですからね。
あまり気にせずにあなたはあなたで楽しんで下さいね。
後から弟さんから言われてもあまり気にしないことです。
あなたも弟さんもご家族の皆さまもそれぞれにお互いを尊重しながら健やかに人生を歩んでいくことできます様に、皆さんが心から豊かに幸せな毎日を生き抜いていくことできます様に心からお祈りさせて頂きます。
そして皆さんを心より応援させて頂きます。至心合掌

2024年7月6日 19:51
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有り難し
おきもち

個別相談可能
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラーメンが有名な処です。)これからも皆様のご質問に対して誠心誠意回答させて頂きたいと存じます。まだまだ修行中の身ですので至らぬ点あろうかとは存じますが共に精進して参りましょうね。お寺にもお気軽に遊びに来てください。
ご相談は朝から午後5時まで受け付けております。 人間関係や恋愛のお悩み、自殺願望、大切な方の死に直面した苦しみなど、どんな内容でも構いません。一人で抱え込まずに、ぜひお辛いお気持ちを吐き出してください。 仏様や神様、ご先祖様は、いつもあなたを見守り、聞いてくださっています。あなたが少しでも穏やかな気持ちになれるお手伝いをさせていただきます。

同調と誠実ぺコリンチョと前向き心理誘導(*´Д`)イコウヨ~

まずは弟さんが激おこぷんぷん丸になることは今までの流れも積み重なってのこともあると思います。よって、誠実な謝罪、お詫びを徹底して最低7回は行うという姿勢で臨まれることをお勧めいたします。
そして、その中で弟さんの心情をよく理解してあげる、聞き出してあげる、代弁してあげる、本心を自らの言葉にしてあげることが大事だと思います。
弟さんとしては、こうなるはずだったのにということがお父さんやあなたの悪気のない行動によって、望ましくないことになってしまいました。そこを理解してあげるということです。もちろん、お父さんもあなたもまるで悪気があったわけではありません。そこは弟さんにはご理解いただく必要がありましょうが、弟さんが今欲していることは、自分の尊厳が軽んじ「られたかのような」微妙な心情でございますので、あなたもそこにきちんと同調して、自分がもしそんな状況になったとしたら絶対嫌だろうなぁつらいだろうナァという視点で接してあげることです。勿論、話としてはそれほど大きなことではないのですが、人が怒るということは積み重ねでもあるのです。たまたま、その時、そんなことが起こったとき、それ以前に嫌なことがたまたま重なっていたのかもしれません。そこで、たまたまた積もり積もってボカーン💣してしまっただけなのかもしれませんが、起爆剤、着火剤となってしまったのが、たまたま、それだったというだけですが、そこは人間心理として知っておくというだけで、別にそこは追及しなくてもよいでしょう。
相手と気持ちを同じにすること、自分の立場を強く持たないことが話し合いのための必要な態度です。
大切なのは兄弟姉妹、家族なのですから、なんでも話せる関係、どんなことでもぶっちゃける関係を今からでも作っておくということです。
家族や兄弟というものは結婚とか、それぞれの家族を持つと色々話もややこしくなったりもするものですが、それでも兄弟姉妹は血を分けた家族ですから、理解しあえないなどということはないはずです。
お前のせいでと言われたとしても仏の顔も5,6度までと寛容な心と、より高い価値のためにも受け流すことです。本当はアナタのせいじゃァないのですから、ふてくされ激おこプンプン丸の弟君のガス抜きの為だ、と聞き流してあげてください。
暗く、ふさぎ込む、陰鬱な心理よりもポジティブな心理に向けることを主眼として働きかけましょう。

2024年7月7日 8:29
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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

質問者からのお礼

返事が遅くなり申し訳ありませんでした。
1ヶ月程たちようやく普通に会話することができるまで戻りました。

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