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人付き合いに悩んでいます。

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有り難し有り難し 26

こんにちは。
初めましてぱむぱむと申します。

ただいまお仕事の人間関係で悩んでいます。
職場には親世代の方が多く、みなさん本当に良い方ばかりでとても頼りにしていますし、娘のように気にかけてもらえてますので、とてもありがたく、お仕事を続けられている理由の一つです。

ではなぜ悩んでいるのか?という問題なのですが、周りの意見に同調してしまう自分が嫌で嫌でたまらなくなってきてしまいました。

もちろん人生の先輩達から学ぶ部分はすごく多くて勉強になります。
ただ、お年のせいなのか性格なのか、、、、みなさん不平不満がとても多いです。
みなさんが言う不平不満にそのくらいいいじゃん。とかそんなことで文句言うの?と思うことが多々あるのです。
損をする事が嫌、人を嫌ったら徹底的に嫌う、自分の意見を押し付ける、等。

わたしは利他主義です。相手が喜んでくれるのなら自己を犠牲にするなんて容易いですし、一人一人良い部分は必ずあると考えるため相手を1から10まで嫌うなんてことなかなかありません。そして人は人。自分は自分。

、、、と、ここまで意思があるにもかかわらず、自分の意見を言う勇気もなく。自分の気持ちを押さえ込んで頷いて、言い合うことすら避けたいもしくは同調してれば平和なんだから、と思う始末です。
そうやって誰にでもいい顔して過ごしてる自分が今は大嫌いです。
そしてわたしの本当の姿は違うのにそういう人間だと思われることがとても怖いです。苦しいです。

どうするのがいい方法ですか?
また人との付き合い方についてアドバイスいただけると嬉しいです。

ごちゃごちゃな文で申し訳ありません。
お忙しいと思いますが、お時間のある時で構いませんので、よろしくお願い致します。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

自分には嘘をつかないようにする

ぱむぱむさま

仕事場の先輩との関係で、否定したら角が立つし・・・
といった場面に、でくわすことがあります。
他人は他人、そっとしておくことができないほどに、人を巻き込もうとする方いますよね。

そんな時、自分に嘘をつくと、心にモヤモヤができます。そして、自分が嫌だなあ。なんて感じてしまうものです。

そんな時、心の中で嘘にならないようにするのです。適当に頷いてしまった時は、「そうはおもってないけどね」と心の中で言ってください。そうすれば、嘘をついたことにはならず、モヤモヤした気分で無くなるはずです。

先輩たちの心を変えることはできませんが、自分の捉え方をかえて、嘘つきにならないように心がければいいと思います。

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おきもち

個別相談可能
禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す事で、ちょっと楽になれます。悩みの根本に気づき、明るく爽やかに生きていきたいですよね。 私自身、禅との出会いにより救われた一人です。皆様に少しでもお伝え出来たらと思います。 人は自分の都合を立てて物事に向き合うところがあります。私の回答も期待していたものと違うことがあるかもしれません。その時に素直に聞けるか、回答の内容を否定的に聞くかで救われるかどうかが変わります。疑問は出てくると思います。その時はご相談ください。
ご相談時間は不定期なので、いくつかご都合を教えてください。 ◆小学校教員もしています。子供、家族、ご自身のことお話をお聞きします。 ◆禅のおかげで私も救われました。禅の教えを基に「思い通りにしたい」という自分の都合や価値観から生まれた思い込みをほぐしていくお手伝いをします。 ◆仏教は人生を豊かにしてくれることを感じてくだされば嬉しく思います。

世代ギャップ

結論:その世代の方々の文化の理解の為にも「にっかつ映画」の視聴がおススメです。
「テメー、やりやがったな!こんちくしょうめ!かかってきやがれ!これでもくらえっ!」
(にっかつ風)
…は、別として、一緒になって怒らないことが一番です。
上司の世代も、自分の怒りでありながら、自分の怒りに手を焼いているのです。
怒りはSOS信号なのです。
だれかが怒ったら「(^<^)〇〇さん、怒らない方が素敵ですよ」「〇〇さんがお怒りになるなんて事もあるのですね」「〇〇さんは、怒ると本当に怖いですから(^<^)笑っていてくださいよー」「〇〇さんが起こるなんて珍しい、何かおつらいことがおありだったんですかー?」とか、ソフトにお伝えくださいませ。若い世代の方から、自分の怒りを指摘されることほど、刺さる事はありません。
ですが、あなたは穏やかでいる事で、あなたはその世代から、ありがたがられる事でありましょう。
昭和世代は、怒りを感情的に表すことが当たり前とされていた世代なのです。(完全な偏見)
とはいえ、世代が古いとか。考えが古典的とか思ってはいけません。
あなたもいずれ「うわ~平成の香りがするー、超レトロー。これ見て見てスマホって何?ぷぷぷ、超 デカー。」
とか、数十年後には言われているでしょう。

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おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

人間ウォッチングをしてみませんか

ぱむぱむさん、はじめまして。

徳島県の法話と天井絵の寺 觀音寺 中村太釈と申します。

ぱむぱむさんは職場で大事にしてもらっているけれど、周りの意見に同調してしまう自分が嫌で嫌でたまらなくなっているのですね。

そういうときは、人間ウォッチングをしてみませんか?

職場の皆さんと同じ渦の中でグルグル回っていると、ぱむぱむさんが抜け出せずに苦しい思いをします。そこで、渦に入ることをやめて、渦の外から眺めてみます。

すると、渦と一緒にまわっている人、渦と反対方向にまわろうとがんばっている人、渦を横切ろうともがいている人、渦に沈んでしまって浮き上がってこない人、いろいろいます。それぞれに泳ぎ方があって興味深いです。

ぱむぱむさんは、それを見ているだけでいいのです。好き・嫌い、良い・悪いなどの判断をせずに見ているだけでいいのです。
ぱむぱむさんは仕事をするために会社に出勤しています。渦に巻き込まれるためではありません。

人間ウォッチングを楽しんでください。

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有り難し
おきもち

徳島県の高野山真言宗寺院で住職をしています。 本山布教師心得として自坊の月例法話の他に、地域の出張法話の依頼もあります。 出張法話で寺のある地域の特産品「梨」を紹介するので、「梨のおじゅっさん」として有名になりました。 ホームページ http://houwa-kanonji.com/

質問者からのお礼

邦元さま。
アトバイスありがとうございます。
とても参考になりました。
おっしゃる通り、その都度自分に正直にしていけたらモヤモヤが軽減されるかもと思いました
次回から行っていきたいと思います。
本当にありがとうございました。

丹下さま。
お返事ありがとうございます。
私が穏やかでいることで、ありがたがられる事でしょう。という一文で心救われました。
これからも丹下さまのアドバイスを心に留め、精進してまいります。
ありがとうございました。

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