仏教徒に対する疑問パート8
前にウィトゲンシュタインの形而上学の話をしたお坊様がいて
その人が形而上学の世界を考えたり言葉にしたり探そうとすること自体間違ってるといってましたが
そのウィトゲンシュタインの形而上学の話でさえ形而上学から来た考えじゃないですよね?
だからその考えが必ずしも正しいとは思わないんですがもしもそれが正しいなら
悟りは考えたり言葉にしたり探そうとすること自体間違ってる・・・
それなら菩提樹で瞑想して悟りへ行けるのも間違ってるんじゃないですか
お釈迦様が怪しくないですか?
自殺大国日本を救うような奇跡を見せたりすればなんとなく信じれるんですが
都合よく無記って言葉で片付けて良いなら どんなカルト宗教も成立しますよね
わざわざアビダンマや大乗や密教やらが一貫性のない色んな経典使って
色んな山の麓からアプローチして悟り目指す必要もない
最終的には無記なんですもん わかんないですもん
ウィトゲンシュタインの話しが正しいなら
形而上学の世界は考えるのも言葉にするのも探すのも色んな経典で計るのも悟りが存在することも間違ってませんか?そもそもそんなもの無いのでは・・・
有るんだったら誰が作ったんですか?人間から神様になったお釈迦様ですか?それともこの世の最初から有った原因のわからない結果ですか?それとも過去仏ですか?やはり無記ですか・・・
本当に悟りを開いてる人がいたら今のこの戦争や犯罪や自殺が蔓延する
ナイトメアストリートダンジョンな世界を救ってると思うんですけどね
全ての煩悩の塊 100文字以内には収まらない
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
私は理論じゃなくて現実の生身のあなたを助けたいのです
こんにちは。
寒くなってきましたね。
そういえば、中学の理科の授業で、気象について勉強しているとき、先生が「どうして冬は寒いんだ」と問うて、生徒が「冬だから!」と答え、教室大爆笑!って事がありました。(今思えばこれが紛れもない真理だなぁって思います)
冬が寒いのは、気象だったら、日本の場合西高東低の気圧配置になるから、とか北からの寒気団がおりてくるから、という事になりますし、地球の自転軸が傾いているからという事もあります。そもそも私たちに「寒い」を感じさせる神経があるから、ですよね(笑)
さて、あなたはここで何回か質問をしていますが、それであなたの心は救われましたか?ここはあなたの心を救うサイトです。(もちろん理論の質問を通し質問者が納得し救われる事もありますが、過去のあなたの質問回答やその内容、その後に出てくる質問の内容などから、あなたの場合、理論だけではあなたを救うことができない、と私は考えています。冬になったら寒いから暖かい服装にすればいい。それを「何で寒いんだ、ああだこうだ」といつまでも半袖で考えていたら風邪をひいてしまいます)
前回にもあなたにおたずねしましたが あなたがここに何度も質問を書いてしまう「因」はどこにありますか?
ご家庭ご家族でうまくいっていない事があるのかな?会社かな学校かな人間関係で困っていることがあるのかな?それについて何か書きたい気持ちになりましたか?あなたの事をもっと知りたいです。もうここでは書きにくいのであれば、(推奨はできませんが)新しくアカウントを立てて質問する方法もあります。(きれい事を並べてかっこ悪いお坊さんだなぁと思われているかもしれませんが)私はこんな理論じゃなくて現実の生身のあなたの心を助けたいのです。
あ、おかえりなさいませー
調子はいかがですかー?
たくさん考えることがあって大変でしょうけど、たまには「お釈迦様」も「さとり」も放っておいてもいいんじゃないでしょうか?
だって、「さとり」が無いと思っているなら、それでもうすでに、あなたの中で疑問は解決されていませんか?
あなたが無いと思うならいくら探しても見つからないでしょうし、どうして追いかけるのでしょう?
誰がなんと言おうと、あなたが納得しているのであれば、それでいいじゃないですか!!どーん!!
あなたが「ネコ」は存在しない、と思ったら、仮にそれが目の前を通り過ぎても、「ニャーと鳴く四つ足の動物」であって「ネコ」ではありません。「ネコ」自身だって、自分の事を「ネコ」だって思わないですしね!人間が勝手につけた名前です。
「さとり」だって、今言ったような、「ネコ」の例えと同じじゃないでしょうか?人間が勝手に「さとり」という名前をつけて一喜一憂しているだけです。
…はい!オッケー!(ローラ風)
そんなわけであなたの見ているこの世界からは、「さとり」も「さとりを開いたお釈迦様」も、いなくなりました。何だか、すっきりした気がしてきませんか?
…さて、難問もひとつ片付いたし、ここいらでお茶でも一服いかがですか?
よろしければ、あなたのお悩み聞かせて下さい。
お待ちしていますー!
合掌
わたし負けましたわ
煩悩が悩み苦しみの原因。煩悩がなくなるのが悟り。
煩悩が悩み苦しみの原因です。
煩悩がなくなれば悟りです。
煩悩には10種類あり、煩悩が消えてゆくときは、4段階のステップで消えてゆくそうです。
つまり、悟りには4段階あるということです。
第1段階では3つの煩悩が消えるそうです。
第2段階では2つの煩悩が弱まるそうです。
第3段階では弱まった2つの煩悩が消えるそうです。
ここまでで5つの煩悩が消えています。
最後、第4段階では、残り5つの煩悩が消えるそうです。
これで悟りは完成(つまり煩悩が全滅)。この境地を阿羅漢果と呼びます。
お釈迦様も、お釈迦様の多くの弟子達も、阿羅漢さんに成っていたそうです。
阿羅漢さんの中でも、特に特別な能力で人々を教え導く者が、仏様です。
悟りを開いている人には怒りの煩悩がありません。(第3段階で消える2つの煩悩とは、欲と怒りだから。)
ならば、悟りを開いている人は戦争しないはずです。
また、悟りを開いている人を見習って煩悩を制御しようとする人々も、戦争はしないと思います。
それ以外の大多数の人々には怒りの煩悩があるから、戦争したくなるかもしれません。
怠けの煩悩もあるから、戦争するよりもっと良い解決方法がないかを考えるのも怠けて、安易な戦争に走る可能性もありますね。
私達仏教徒は、悟っていなくとも、煩悩が悩み苦しみの原因であることを知り、よく気をつけて煩悩を制御するようにしたいものですね。
お勧め本「ウィトゲンシュタインから龍樹へ―私説『中論』」
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
これまでお勧めさせて頂いております龍樹大師の「根本中頌」(中論)の読解を、改めてお勧め致しますが、ウィトゲンシュタインの話題も出ておりますので、丁度良いお勧めの本がございます。
10年以上前に刊行されている著書となりますが、
「ウィトゲンシュタインから龍樹へ―私説『中論』」黒崎宏氏著・哲学書房がございます。
龍樹大師「根本中頌」の読解に本格的に取り組む導入としても誠に良いかと存じますので、是非にも。
そして、最終的には、ツォンカパ大師によります中論註釈書である「正理の海」(正理大海)の読解へと繋げて参りたいものでございます。
川口英俊 合掌
質問者からのお礼
ありがとうございます