般若心経読んでみました。
教えてください。
般若心経読んでみました。
つまり般若心経は。
リラックスしようよ。
あなたが思っているようなことは
何も起こらないよ。
感情は浮かんでは消え川のように流れ、
大海に流れていく。
そして、
あなたは大海そのものだから、
決して溺れることも沈むこともない。
だから身を委ねてマントラ?を唱えましょう。
みたいなことですよね?
全てはひとつ。(ワンネス)
と言っていても、
色と空は一つにできない
って書いてありますよね。
そこらへんがわからない。
色と空がさっぱりなんですが、
そんなに深く考えなくてもいいところでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
般若とは?
ゆきのさんへ、こんにちは。
早速の勉強、素晴らしいですね。
般若とは仏の悟りなので、わかったら、仏教とこの世を卒業です(笑)
私なりに、仏の智恵である般若が凄いなーと思うところは、見方が一つではない、答えが一つではないということです。たくさんの面があるのに私たちは「これだ!」と一つだけを正解と決め付けて行動してしまいます。
色(実体)と空(本質)の関係は、まさにそれにあります。見た目は悪でも実は必要なものであったということはたくさんありますよね。たとえば病気になる病原菌は私たちにとっては悪ですが、その病原菌がなければ生き物の死骸は腐らず、次の生き物たちの栄養にはならないわけです。ミクロで見ると良い悪いが分類できても、マクロでみると全体の調和の世界でもあります。空の本質を知ることはなかなか難しいのです。法華経ではその色と空の関係を、バランスという点を入れて、空・仮(色)・中(空と仮のバランス)という分析をします。何が本質であるかはその人の立場や環境によって違うからです。
だから仏教では、善・悪を完全にわけることをしません。どの善と悪のバランスが良いか?その般若を見抜く力を智恵というのです。
一緒にがんばって仏道精進していきましょう。合掌
諸行無常と諸法無我、追記
私としては、
色とは姿形のこと、空とは永遠に固定したものは無いということです。
経には、色は空である、と書いていますね。
この世のあらゆる物は時間と共に移り変わるから永遠に固定した物は存在しない、つまり空であるということです。
これを諸行無常といいます。
また、この世のあらゆる物はそれ単独では存在できません。例えば私1人存在するためには地球がなければ存在できませんね。親が居なければ存在できませんでしたね。このようなことも空といいます。
これを諸法無我といいます。
色を空とひとつにできない、という事ではなく、ひとつだと書いてあるのです。
そして、その事に気付け、覚れ、彼岸へ行けと、真言が最後に唱えられているのです。
あなたが最初に書いたように、この世はなるようになるのだから、些細な事に悩まないで、リラックスして、楽に生きよう、素直に生きよう、精一杯生きよう、と感じてもらえばいいと思います。
追記
お礼ありがとうございます。
般若心経を読み内容を理解するのは良いのですが、やはりその実践、つまり坐禅も体験することが一番良いと思います。
頭で考えることだけでなく、体感することで分かることもあります。
お近くの曹洞宗などの坐禅をするお寺で一度体験してみてはいかがでしょうか。
焦らずに
ゆきの様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
早速に、どなたかの般若心経の解説の本を読まれたのですね。。
ただ、どうもやや抽象的で捉えにくいところがあるような感じにも見受けられます。
とにかく焦らずに、少しずつ字義の真意について納得されていかれると良いのではないだろうかと存じます。
これからの理解へと向けたヒントとしては、「縁起と空」、そして「世俗諦と勝義諦」ということにて、その理解も必要となって参ります。
「色と空」は、「顕れの世界と世界の本質」というものについての考察となりますが、まだ全く何のことかは分からなくて構いません。
般若心経に関する解説本はたくさんありますから、できる限り、色々と、それぞれを学ばれる中で、検討吟味しつつ、また、仏教の基本的なことも学びながら、是非、今後ともに仏教に興味を持って取り組んで頂けましたら有り難くに存じます。
川口英俊 合掌
質問者からのお礼
みなさま。ありがとうございます
まとめてのお返事どうかお許しください。
もっと深いことがあるんですね。
私は正直、般若心経読んで、
あまり気持ちが救われなかったので、
もっと深いところを知りたいです