生きて行くのが辛い程の記憶を消したい
結婚して28年になります。
21歳の頃から、昨年まで姑や夫から受けた不条理な事の記憶を消したいと、心から願いここへ来ました。
姑は27年間、私に対して言葉での攻撃は朝飯前、蹴る・つねる・引っ掻くを理由は分かりませんが、初対面の時からしてきました。
そして、私を守ってくれるハズであろう夫は、自分の母親に限ってそんな事はしない!の一点張りで、夫の両親が機嫌を損ねると私に対して、土下座くらいしろよな、とどんな人混みでもさせます。
私は初めて土下座した4日後、山の中で自らの頸動脈を切り、輸血までされて今に至ります。
それからの人生、私は私を棄てました。
今は早く人生が終わるか、アルツハイマーになって、何もかも忘れてしまいたい!ただそれだけです。
こんな人生なら、もう要らないです。
20歳で結婚、21歳で男児出産。 結婚と同時に転勤族となる。 北海道出身。祖父母・両親・親戚一同の愛情をいっぱいに受けて、明るく朗らか、素直な環境に育つ。 愛情はお金やものではなく手間をかけてあげる事。
意味も訳もなく、26年意地悪された姑に憤怒。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
法律家か警察に相談すべきです
異常な状況の中でよく辛抱なさいましたね。
しかし、家庭生活に辛坊は付き物という範囲を完全に超えていますので、宗教家に相談するより、弁護士さんか警察に相談すべき問題です。はっきり言ってあなたが遭ってきたことは虐待以外のものではなく、こんな状態を我慢するのはよくないと思います。
まず生活環境を変える、または変えられるよう司法等にはたらきかけるべきで、その後にさまざまな心理療法や宗教的ケアを受けられるのがよいと思います。
あなたのための人生
ちくわさんのご相談は、過去の記憶ではなく現在進行形の目の前の現実なのですね。
四半世紀以上もの長い間よく我慢されましたね。
ちくわさんが、ここに相談されると言うことは、今まで我慢してきたけれども、何か方法や機会があったら「そこ」から逃れたいということでしょう。
ご主人とは、姑さんのこと以外は仲良く過ごせているのでしょうか?
息子さんとは同居されているのでしょうか?
ご主人はご自分のご両親のことについて協力的ではないようですが、そのことを息子さんはどう感じておられるのでしょうか?
もし息子さんが協力的であるなら、一度お話をされてみることをお勧めします。
息子さんももう20代半ばのはず、話のわかる年齢ですから、息子さんに援護を求めるのも一つの方法です。
ですが、精神的にも肉体的にも、あなたは今も極度のストレスが感じているわけですから、根本的にそのストレスから逃れる方法を見いださなければなりません。
勇気はいりますが、喧嘩を覚悟してでも、姑さんやご主人に、ちゃんとお話をされなければ、この問題の根本的な解決にはなりません。
現実問題として、あなたがもうこの生活が嫌だということであれば、家庭から離れることも視野に入れて検討されてみては如何でしょうか?
家庭内でのDVについては、色々なところに相談窓口が設置されています。
あなたの人生は、ご主人やご家族のためにあるのではありません。
残った半分の人生を、あなたがしっかり使うために、まだまだ諦めてはいけません。
そんなことに使うために、あなたのご両親はあなたを明るく育ててくれたのではないはずです。
行動するには怖さを伴うかも知れませんが、恐怖や煩雑を恐れず、あなたのご両親が与えてくれた「あなたのための人生」を、しっかり考えてみて欲しいと思います。
あなたが幸せになることが、あなたの人生の目的ですよ。
私たちには今しか存在していません
ちくわさま
大変なご苦労をされてきたのですね。
ちくわさま、あなたは今、過去の記憶に引きずられて生きています。消えてしまいたいという思いが出てくるのはそのためです。
どんなに辛いことがあっても私たちは生きようとしています。それは、心ではなく現実にそうなのです。
「生きるのが嫌、辛い」というのは、あなたの心がもたらす妄想です。そこに振り回されてはいけません。
私たちは過去を生きているのではないのです。今しか生きられないのです。今、もうその記憶の状況は目の前にはないはずです。安心していいのです。そんな記憶に心を奪われてしまう必要はないのです。
目の前に咲いている花がきれいなことに気付いてください。
おいしいご飯を食べていることに気付いてください。
天気のいい日に心地よい風が吹いたことに気付いてください。
あなたに笑顔をくれた人が目の前に居ることに気付いてください。
何も、みかえりも期待せず、呼吸をさせ心臓を動かしてくれているその体に気付いてください。
あなたは、その今に気付いたことですくわれるはずです。そこに過去はないのです。
記憶があってもなくても念仏すれば往生できる
南無阿弥陀仏と念仏をとなえれば、臨終時に、阿弥陀仏が迎えに来てくれて、極楽浄土に往生できる、と言われています。
嫌な記憶があってもなくても、念仏すれば往生できます。
長生きしても早死にしても、念仏すれば往生できます。
結婚してても離婚しても、念仏すれば往生できます。
DV被害者のシェルターに逃げても逃げなくても、念仏すれば往生できます。
人生は必ずハッピーエンドです。あなたの人生は合格人生です。地獄の門は閉じています。なむあみだぶなむあみだぶなむあみだぶ。
ところで、認知症は外から見ている以上に本人は辛いそうです。
食べた覚えがないのに「さっきご飯食べたでしょ!」と子供に怒られたり、
自分では触った記憶がないのに財布がなくなっていたり、
今日が何月何日なのか、季節は何なのかもわからなくなり、コートを着て出かけたら真夏日だったりするのですから。