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お寺に嫁いだら絶対に同居ですか?

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一般的にお寺に嫁いだら同居とききますが、実際はどうですか?

別居や通いでこられている方はまったくいらっしゃらないのでしょうか?

私は副住職の方と婚約しておりますが、前回結婚を悩んでいると質問した際に別居を勧めていただきました。ありがとうございます。

別居を実際にされている方がいるのか、またお寺自体に別居を行った為に不利益なこと(檀家さんからの批判など)がないかを教えていただけたら嬉しいです。
別居でも頻繁にお寺に顔をだし、法事などは泊まり掛けで準備などを行うつもりです。義両親との人間関係ができてから、もしくは子供ができるまでの間、別居を希望しています。

よろしくお願いします。


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お坊さんからの回答 4件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

別居フォーレバー

まず、お寺というものは会社でいうと、社長が住職。
お檀家さんとの応対、メインの仕事をするのもジュ―ショク。
お通夜、葬儀、法事の導師をするのもジュ―ショク。
ジュ―ショク、てーねん、何歳? NO。 ありません。
よって、ジュ―ショク永遠に社長フォーレバー。ずーっと、ジュ―ショク、永遠住職。
副住職は、ふつうバリバリの年齢の時に、やることのメインがジュ―ショクなので、出番なし。トサカとはねとくちばしを抜かれたチキンなりよ。
おまけに大体、師匠とカーちゃんのいいなり、服従職。
あなたの彼氏はどうやらその気配ありネ。
ジュ―ショク引退まで、副住職、永遠に服従職。
服従職のヨメ、もっと立場弱ーい。
嫁も嫁いだ先のジュ―ショクとジュ―ショクワイフの人間性によっては、服従職フォーレバー。オーマイガ―(←改宗)
よって、同居なんぞしないに越したことは無い。
私の知り合い、同居して離婚してる人多い。
檀家さんの目が気になるというのも気にしなくていいです。
檀家さんがこう思うんじゃないかしらという自分の思いにおびえているだけです。
誰もそんなこと気にしちゃいません。
みんな自分の事で精一杯。
通常、夫は単身乗り込んでいかなきゃいけない妻の気持はまるっきりわからんもんです。
最悪、同居でも、あなただけの個室、ひきこもり部屋を絶対に条件にすることです。
地下室を作りなさい。完全防音ルームにしてもらいなさい。
シュートメが入って来れない結界を作ってもらいなさい。
すぐに実家に帰れるどこでもドアを作ってもらいなさい。
同居すると、食事がみんな食べたいものが食べられなくなったり、年齢差から生じるバランスで毎日ストレスです。外国でもドーキョは離婚につながるケースが多いでーす。

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お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

別居している若院夫婦を知っています。

いずれ住むことになるお寺は24時間年中無休状態ですから、しばらくは若夫婦だけで気ままに過ごせる期間があってもいいと思います。

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おきもち

 浄土真宗(大谷派)/広島県広島市/17世住職。  1967年京都市生まれ。山形大学理学部卒業後、証券会社で勤務。30歳で脱サラし、親戚筋の超覚寺に入寺、45歳で住職継職。  遺族の分かち合いやお悩み相談などグリーフサポート活動を続け、お寺の掲示板による法語伝道にも尽力している。カープ坊主の会会員。
こちらに法事が入っていなければ、ご希望の日時に相談させていただきます。 想いを吐き出しても、あなたの環境は変わりませんが、あなたの気持ちは変わっていきます。 どうぞ安心してお話しください。

絶対はない

 私は、結婚当初は2人で住ませてもらいました。で、今振り返って思うのは、「彼氏・彼女ではない」ということをしっかりと思い知る期間だったかなということです。つまり、相当喧嘩したりワーワーしていました。お付き合い時代は「じゃあ、さよなら」と別々に過ごす時間があからさまに有ったわけですが、それがなくなり四六時中一緒になるというのは、お互い「え!そういう人だったの!」とヴェールがはげていく時期でもあります。
 会社勤めとは違いますので、基本一緒に居る時間は長めだと思います(今は、お寺の奥さんが外で働いたり、ということも聞きますが)。きちんと相手を見定める時期は、大切だと思いますよ。
 そして同じく、「いつお寺に入るのか」は、予め決めておくべきだと思います。「いずれ…」と濁していると、お互い覚悟ができないというか、よくないと思います。「人間関係ができてから」は、私の感触としては余りお勧めできません。抽象的すぎます。
 というように、いずれも肯定的な理由を共有することが大切かと思います。あおぞらさんの今までの家庭は、どのようでしたか?お父さんは会社勤めですか?自営・農業などの方ですか?その環境からのギャップを和らげることは、長い目で見ても大切な事と思いますよ。

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一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊さんに限らず、二足のわらじを履くことで、話に幅が出るはずだと考えて、はき続けています。子育てとか家族論とか考えつつ、でも仏教って個人のものだなぁと感じたりします。

同居はお勧めしません。

同居してなんの問題もなければいいですが、多くの場合、生活の仕方が違う他人どうしが一緒に住んだら、ストレスが溜まります。
特に奥様の立場は、プレッシャーのかかることも多いことでしょう。
旦那様になられる彼も、こうあるべきという、考えが強いのかもしれませんが、「ねばならない」「した方が良い」という言葉に縛られず、安心して夫婦で過ごせる環境を作ることをお勧めします。

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個別相談可能
禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す事で、ちょっと楽になれます。悩みの根本に気づき、明るく爽やかに生きていきたいですよね。 私自身、禅との出会いにより救われた一人です。皆様に少しでもお伝え出来たらと思います。 人は自分の都合を立てて物事に向き合うところがあります。私の回答も期待していたものと違うことがあるかもしれません。その時に素直に聞けるか、回答の内容を否定的に聞くかで救われるかどうかが変わります。疑問は出てくると思います。その時はご相談ください。
ご相談時間は不定期なので、いくつかご都合を教えてください。 ◆小学校教員もしています。子供、家族、ご自身のことお話をお聞きします。 ◆禅のおかげで私も救われました。禅の教えを基に「思い通りにしたい」という自分の都合や価値観から生まれた思い込みをほぐしていくお手伝いをします。 ◆仏教は人生を豊かにしてくれることを感じてくだされば嬉しく思います。

質問者からのお礼

皆様、ご返答くださいましてありがとうございます。

お寺で同居は絶対だと思っていたので、別居されている方がいるとしり、自分の気持ちを彼に伝えることができました。

彼と話し合い、入籍前に同棲することになりました。同居についてもまだ彼のご両親との関係などをみながら決めていくことになりました。
相談してよかったです。これからは自分の気持ちをちゃんと伝えて、互いの気持ちを確認しながら話をしていきたいと思います。

個別にお礼をできず、また返信が遅れましたこと深くお詫び致します。

ありがとうございます。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ