自殺について
常日頃死ぬことばかり考えてしまいます。
苦しんでいる要因は確かにありますが、それが解決しても私には自殺することが1番楽しいことであり、幸せになれる方法だと思っています。
しかし自殺することは多くの人に迷惑をかける行為でもあります。
どうか今の私に生きる意味・目的、もしくは気軽に生き続けることができるような助言を頂きたいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
救われるには
幸せになる方法は死ぬことだと「思っている」そう、それは思っているだけ。事実は違います。死んだら幸せにはなれません。
お釈迦様は苦しみからの解脱を生きながらにしました。お釈迦様をはじめ多くの祖師方がその道に気づかれたから、それを2500年以上たった今でもその救いの道が伝わり続けています。それほど確実な道なのです。
どうせ救われるなら、生きながらに救われたいですよね。
そのために必要なことは、「自分を知ること」自分とはこの体のことではない。その真相をその体を使い知るのです。
これは頭で理解する道ではないです。事実に生きることで気づく道です。
人生には今しかありません。場所で言えばココしか無い。知識としては外国とか宇宙とかあるように学んでいますが、この体のある今ココしか事実としては無い。そして、過去も未来もなく、その環境と一体となり生きている。
先程お茶を飲みました。茶柱は寝てました。ネガティブなひとは、こうした時にいちいち不幸に導く思考を起こし、それをまことかのように握ることでさらに不幸に陥ります。
なんてことはない茶柱が立つ時もあれば寝ている時もある、ない時もある。ただそれだかなことに意味を付け加え苦しむのです。
事実は六根(眼耳鼻舌身意)で学びます。そしてそれは握ることもなく、消え去る。あるようでいてないものです。全てのことはそうなっている。言葉であれ感覚であれ、その時っきりのことです。
思い考えはマボロシ記憶もマボロシ、イライラするのも過去のことを取り上げて行われている活動です。1秒前の話でも、どこにもない。
だからこそ救われています。
お釈迦様は坐禅により目が覚めました。手をつけないことで気づいたのです。あなたも禅を学び救われてください。
道元禅師は坐禅をすれば必ずひとは良くなると言われています。正しい指導者の元でやってみてください。
拝読させて頂きました。
あなたのお気持ちの中で辛いことや苦しみもあるのかもしれません。その為にあなた自身も死を考えてしまうのかもしれませんよね。
今この状況を忘れて逃れたいと思ってしまうこともあるでしょう。
そしてあなた自身が自分のことをそのように追い込んでしまっているのではないかとも思います。
先ずはあなた自身ゆっくりと一呼吸なさって頂き呼吸を整えて心を少しずつ少しずつ穏やかになさってくださいね。
そしてあなたの心を少しずつ安定させてくださいね。
それからゆっくりと見直してみましょうね。
おそらく死は解決する方法ではないのではないでしょうかね?他にもいろんな方法があるのではないでしょうか?
いろんな方々のサポートを受ければ良い方向に向かう道もあるでしょうし、あなたや皆さんが幸せになる道もあるように思います。
今すぐ何でもどうこう答えがすぐにでもわかることはあまりないとも思います。
急いては事を仕損じる、です。
そしてものごとなるようになる、です。
ちょっとでも落ち着いて見直してみると意外にも状況が好転する場合もけっこうあるものですからね。
あわてず一休みなさってみてもいいかと思います。
その際には自分のことはさておき周りをゆっくりと見回してみましょうね。
自分がドローンになった気分で見回してみましょう。そうすると今まで見えなかったことや気がつかなかったことが見えてくることもありますし、意外なところに解決策もあったりチャンスもあったりするものですからね。
先ずはゆっくりとあなたの心や身体を休めて英気を養ってくださいね!
仏教を日常に活かす
なるみ様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
「生きる」というのは、本来、「不生」であり、「死ぬ」というのは、本来「不滅」(不死)であります。
「不生不滅」・・般若心経にも出て参ります。
生きるも死ぬも、実体が無い「空」ということですが、まあ、難しい言葉です。
「全ては縁起し空である」
ポイントは「縁起」です。
全ては「縁」によって「起」こるということです。
「縁」は、具体的には「因縁」、つまり、「原因と条件」のことであります。
善き因縁によれば善き結果となる。因果の道理は誠にシンプルです。
仏教では、善き結果(悟り)へ向けて、いかに行い、業(カルマ)を調えていくべきであるか、という教えであります。
世間的な幸せのための因縁に向けても、仏教は資するところでございます。
是非、仏教を日常に活かして頂けましたらと存じます。
川口英俊 合掌
「うつ」の可能性も
自殺願望が続く場合、「うつ」の可能性があります。
医療機関に相談してみてください。
健康だとわかったら、それはそれで安心できますし。
「うつ」は風邪のように、誰でもなる可能性があります。
脳・神経の不調ですからね。
心は無常。
治療したり、仏教を学んだり、今までと違う刺激を心に与えると、心は変化するでしょう。
今の思考が「ゆるぎない自分」とは思わずに、心をプロデュースしましょう。