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結婚したいですが、なかなかお相手に巡り合えません。

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結婚したいですが、なかなかお相手に巡り合えません。

「この人かも」と思っても、長く生活することを考えると相手の欠点が気になり別れることを繰り返してしまっています。

どうすれば良いのでしょうか。


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お坊さんからの回答 8件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

結婚とは??

はじめまして、京男ですw

ボクの経験から思うことを書かせていただきます。

ボクはもともと結婚願望がまったくなく、30過ぎたら考えようという感じでした。ですから、しなければならないとか、結婚はこうあるべきとか、そういう理想もありませんでした。

たまたま、30歳を過ぎたときにお付き合いをしていた女性と一緒にいるときに、漠然と「あぁ、この人と結婚するんかなぁ」と感じ、32歳のときに結婚しました。

結果的にそれが良かったかどうかはわかりませんし、今の生活に100%満足しているか? と問われれば「?」な部分もあります。ケンカして、「結婚なんてせーへんかったら良かった」と思うこともしばしば。

そのケンカで思うのは、結婚前は相手の長所しか見えず、結婚後は短所しか見えなくなりがちだということです。ぶっちゃけて言うなら、今、相方に感謝するのは息子を生んでくれてありがとう、ということが一番大きいです。いろいろな危機もありました。でも、それをどう一緒に乗り越えていけるかが大事かと思います。

冷めた目で見るのではなく、相手の短所&長所、ご自分の短所&長所を思い、長所はもちろん、短所も受け入れていけるかどうか、また受け入れてくれるかどうかを感じていただきたいと思います。

そして、もしも結婚されたなら、小さなケンカはいっぱいした方が良いですよ。冗談ではなく、ケンカせずにため込むからどこかで爆発し取り返しのつかない最終ケンカになりかねませんので。

まずは自然に相手、そして自分を感じていくことが肝要かと。

合掌

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真宗大谷派寺院で住職をしております。真宗目線でお話できることがあれば幸いで...
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女性は結婚したいとき、そのような気持ちを持って当たり前です。

 きょうおんなでっせ さん 。あなたは間違っておりません。正しいことを言っています。女性が男性に欠点のない完璧さを求めるのはいいことと思います。やらしい言い方をすれば男性は女性を落とすときは一生懸命努力をしますがその後は努力を止めてしまいます。そんな男性陣に警告を発しているのですね。あなたに男性の欠点が見えてくるのはあなたのせいではない、男性が見せてしまっていることにあります。あなたに長所を見せる努力を怠り、短所が目立ってしまう。だから、あなたに愛想を尽かされるのです。
 ワシも人のことを言えません。ホントにワシの連れ合いは耐えていると思います、感謝すらします。今ワシにできることと言ったら、連れ合いのアドバイスを聞くこと。その1つが誕生日と結婚記念日を忘れないこと。身内の誕生日もね。その時にはお祝いをいたします。今まで無関心だったのですが、そのようにして交流を持つようになって、お互いの両親との仲も気が置けない仲になりました。ワシを成長させるためには女性は欠かせませんな。
 あなたも男性の欠点を見つけた後にそれをどう克服すればよいか2人で考えてみてはいかがでしょうか?それも長く付き合っていく上での醍醐味と違いますか?違うよね。
 ワシから出来るアドバイスはこれくらいやね。 

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あなたの小さな悩み相談お答えします  私があなたの悩みを解決するのでは...
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求めるものをはっきりとさせる

“きょうおんなでっせ”さんとおっしゃるからには京都のご出身なのでしょうか。現在お住いの東京では、幼馴染やご親戚もいらっしゃらないでしょうし、ご紹介していただくのも難しいのでしょうね。(ちなみに関東の人間には、京都出身と聞くだけで3割増しくらいに感じるので、覚えておいて損は無いと思います)

世界の他の国々では先進国を除き、結婚と恋愛は別の物です。かつての日本もそうだったことはご存知かと思います。しかし、それはほとんどの方が生まれた村から一歩も出ないで一生を終えた時代であり、現在はテレビを観れば、画面の向こうにいい男が掃いて捨てるほどおります。「男の取扱説明書」、「いい結婚、悪い結婚」、ちまたには情報があふれ、良くも悪くも皆さん目も耳も肥えているのです。

もちろん、好きでもない相手と結婚しろなんて言えません。しかし、どんなに舌が肥えていても、スキー場に行ったら、ゲレンデ食堂で食事をするしかありませんように、結婚相手に対し、個人個人の手の届く範囲は決まっております。ゲレンデ食堂が嫌なら昼を抜くか、あるいは、、、、自分で作るか?

京女さんが結婚に求めることが恋愛であるのならば、急いだり焦ったりすることはありません。恋は一生できますので。生活の安定も、ご自身がしゃにむに働けばどうにかなるでしょう。では、そうでない時は…。求めるものを一度はっきりとさせてはいかがでしょうか。京女さんが長く生活する上でどうしても譲れない物です。それが下品でも煩悩まみれでも結構。まずはそこをスタートとして仕切りなおせば流れが変わるかもしれません。
よい人と巡り合われることをお祈りいたします。

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住職のかたわら、大道芸人PRINCOちゃんとして幼稚園保育園など各種施設、...
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自我の"押し合わせ"でない"お幸せ"を

きょうおんなでっせ様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

そうですね。。まずは是非、下記問答の拙回答引用の吉野弘さんの「祝婚歌」内容を是非お読み頂けましたらと存じます。

問い「婚約中ですが、不安です」
http://hasunoha.jp/questions/374

次にSMAP「セロリ」の歌詞も読んでみて下さいませ。

http://j-lyric.net/artist/a002907/l00731d.html

長所短所、考え方、性格、価値観の違い云々・・お互い色々と違っていて当たり前で当然です。問題は、お付き合い、結婚となりましたら、それをどう乗り越えていけるかとなります。お互いの包容力、寛容力も問われるところでございます。

もちろん、包容力・寛容力もありすぎては弊害となります。道義的・倫理的に外れていること、例えば不倫していても許すような包容力・寛容力は当然に要りませんので、そこはご注意下さいませ。

とにかく、拙経験からも、何でもかんでも自分が正しくて当たり前だという思い込みを少しずつでも取り除いていく必要があるかとは存じます。それには、我欲や自己中心的・独善的な自我をいかにコントロールできるかが鍵となります。

そこは手前味噌ながら仏教の学びが大いに役立つところになるかとは存じます。この機会にも是非、仏教の説く「無我」、「空」、「縁起」の教えを学ばれてみられても良いのではないかと存じておりますし、拙生の過去問回答を色々と参考にして頂いても少しでもご理解が賜れるのではないかと存じております。

結婚となりましたら、お互いの違いを認め合った上で、お互いの支え合い、助け合い、分かち合い、想い合いの中にて過ごせていけるかどうかが大切となります。

良い縁がございましたら、どうか自我の"押し合わせ"で失敗してしまうことなく、"お幸せ"になられますことを祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

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おきもち

Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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見方を変えてみては如何でしょうか。

十分にご自分を理解されているのであれば、いつかきっとであいが有ると思います。
もし何かきっかけが欲しいのであれば、他人の見方を少し変えてみてはどうでしょうか。
人の短所は長所でもあります。おしゃべりな人は社交的、ガサツな人はおおらかみたいに。
人には両面があります。(実際には貴方の受け取り方なのですが)片方でなく両方から見てみて許せそうな感じの方とお付き合いされては如何でしょうか。

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おきもち

完璧な人間なんていません。

人間には必ず長所と短所が存在します。
よって欠点が存在してしまうことは仕方がないと思うのです。あなたもそうだと思うのですが…。
結婚生活を円満に進めるためにはいかに夫婦の妥協点を掴むことが鍵みたいです。
つまり、許す&認めるという行為をあなたがどこまで認められるかにかかっていると思うのです。
相手に完璧を求めるならばあなたも完璧でなければならない。そんな恋愛&結婚生活しんどいと僕は思います。
残念ながら、結婚は決して一人でするものではありません。申し訳ございませんが、あなたの求める完璧な男性はいらっしゃらないと思います。

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みなさん、こんにちわ。童楽寺の副住職の小林裕淳(ゆうじゅん)といいます。悩...
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決心しにくい時代

きょうおんなでっせ様。
はじめまして、なごみ庵の浦上哲也と申します。

「できちゃった婚」、最近は「授かり婚」とも言うようですが、以前は「ちゃった」が示す通り良いイメージの言葉ではなかったと思います。

けれど最近思うのは、男性も女性も仕事をしていればそれなりに生活が出来、スーパーやコンビニやクリーニング店も夜遅くまで空いていて、部屋の掃除だってルンバがやってくれます。

恋人はできても冷静に考えると結婚するメリットが浮かばず、年を重ねると「いつも一緒にいたい」という情熱も理性で抑えられるようになって、ますます結婚に消極的になってしまう。

そんな中、子どもが出来たことが決心する切っ掛けになるのは、悪い事ではないのかな、と思います。

…いや、別に子どもを作りなさいと勧めているワケではないですよ。よくよく考えると、それだけ結婚に踏み切りにくい時代になったんだな、ということで、貴女のせいではないと思うのです。

それはさておき、考えられるパターンは…
・欠点のない男性を探す
・妥協して結婚する
・諦めて結婚しない
・授かり婚を目指す
・燃えるような恋をする
・欠点を受容できる女性になる
ぐらいでしょうか。
どの道なら選べそうですか?
それとも、他になにか良い案を考えつきそうですか?

「こうしたら良いですよ」という話しではなく申し訳ありません。
またご相談下さい。

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浦上 哲也
横浜市神奈川区で、新しく小さなお寺を営んでいます。 仏教の教え・浄土真宗...
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チガイをミトめ、ユルし、アイする努力こそ無限の出逢いを生む

結論☆おそらく欠点は欠点としてマイナスに観るのではなく、違いなのだ、とみるべきである。☆
人を愛するためには、その人と自分との違いを愛せないといけません。
50代にしてコリン星※に旅立ってしまったその女性は私に教えてくれました。
あ、コリン星って、ゆうこりんじゃなくて離婚のコト。
「丹下さん、結婚なさるなら趣味からなにから、好きな食べ物からみーんな同じ人がいいわよ」
「え?違うからこそお互いに惹かれあうものではないのでしょうか」
「そうじゃないの…!そうじゃないのよ…。年を取ると変わってくるの。食生活一つでも違うと負担、苦痛になってくるものなのよ」
「…ふーん」
私は朝はゴハン宗、漬物派ですが、ワイフはパン宗、コーヒー派です。
最近になってその女性が私に語ってくれたことが響いてきました。
それぞれ違うものを食べる事も多いです。
「違い」は肯定し合うべきことです。
違いを受け入れあって、その良さを知る事でまたお互いに世界観も広がります。
それでも人間、結婚するまでにはざっくり出来上がっているものなのです。
私がジャングルや秘境の奥地で生活していた妻と結婚していたとして「アナタ、ワタシ、トレタテノ蛇タベタイネ」と言ったら「(-。-;)好きになさい」と言うと思います。
それは欠点ではなく違いなのですから。
あなたがかつて愛した女性たちをもう一度思い出してあげてください。
すべてそれは「相手の欠点」で片づけるべき事であったでしょうか。
今は産後クライシスという言葉を耳にします。
男女どちらも相手に対する些細なすれ違いを悪く受け止めて否定的な態度で対処することがイケないのだと思います。
否定的な態度だと「欠点だ」「違いだ無理だ」こいつとはやっていけん、となってしまうのではないでしょうか。
それを改善する気持ちがお互いにあれば、関係そのものを改善できると思います。今一度過去の女性たちの欠点をちょっとした違いだったのだ、と肯定して赦してあげてください。

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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ