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子供を残して自殺することについて

回答数回答 5
有り難し有り難し 262

もうすぐ2歳になる男の子と主人の3人暮らしです。夫婦仲は良く、子供のことは誰よりも大切で愛しています。経済的な不安等、特段思い詰めるような原因はありません。普通の幸せな家族です。

その状況で私は死にたいという思いが強くなる一方で、これが鬱病なのか気質なのか、そのどちらであっても私の死にたいという気持ちを消してくれる可能性があるなら教えて頂きたく存じます。私はその気持ちを消したいのです。

私は物心ついた頃から死にたい・消えたいという願望が常に頭の片隅に張り付いています。楽しい時や悲しい時など、その時の状況・感情に応じて出るものではなく、常にです。死にたいというより、最初から自分の存在をなかったものにしたい。それと同時にこの世の全てが自分の夢の中なのではないかと思います。

私は人に全て話せるような普通の家庭環境ではありませんでした。それでも誰よりも辛く苦しい悲惨なものでもきっとありません。ただ、子供がしなくても良い経験を色々としてしまったのだと思います。
それが恐らく私の感覚を普通とは変えてしまった要因の一つだと感じています。恐らく普通の人より常に悲しく存在意義がなく、生きてる実感が鈍いです。みんなが抱えるような悩み云々ではなく、悩みなどなくてもひたすら暗いのです。

家庭環境に恵まれなかったので、私はサザエさんのような幸せな家庭に強い憧れがあり、それを今手に入れることが叶っています。それでも私の気持ちは明るくならず辛く重い一方で、もう限界なのかなと思っています。
今まで必死に前向きに、この暗い気持ちを消したくて頑張ってきたつもりですが、はたから見たら実に幸せな家庭を手に入れましたが、それでも私の気持ちは変わらないのです。もう頑張れる目標・気力が見つからないのです。

今、子供を残して死ぬのか、子供と一緒に死ぬのか、その選択で迷っています。
親を失う子供の気持ちは痛いほどわかっています。だから一緒に連れて行きたい。でもこの子の人生を私が奪ってしまっていいわけがない。それでも私は死にたい。その繰り返しで後は勢いで判断するしかないのかなという状況です。

死ぬのはいけない、というのはわかっています。死に方に悩むなら生き方に悩めと自分でもわかっています。だから、そもそものこの死にたい気持ちを消したいんです。
助けて下さい。お願いします。


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お坊さんからの回答 5件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

いつでもここで

ご相談拝読しました。誰にも話せないことをお話しくださりありがとうございます。よくお話しくださいました。お辛かったことでしょう…そして今も。

そのように言われても「あなたに何が分かるの?」とお感じになって、ますます死にたくなるかもしれません。

そう、人は誰も自分以外の気持ちは分からない。自分のことだってわからない。そういう意味では誰もが孤独です。でもだからこそ、分かり合えないままでも共有できるものだってあるのです。

その心に抱える闇をそのままご主人にぶつけたことはありますか?夫婦仲は「良い」とのことですが「サザエさんのような幸せな家庭」だから「良い」ということならそれは違うと思います。たとえぶつかり合ったり、すれ違ったりしたとしても、お互いの抱えるものをシェアできることこそが良い夫婦なのではないでしょうか。

自分を取り繕わなくていいのです。今の理想像のような家族の在り方を壊してしまってもいいのです。本当の幸せは思い通りになることではなく、自分の思いを超えて開かれてくるものです。

もちろん思う様なリアクションは得られないかもしれない。自分の方も上手く話したり表現できないかもしれない。

それでも、あなたがあなたであろうとする行動はあなたを解放の方向に導くものと思います。

頑張らなくたっていい。死にたい気持ちのままだっていい。お子さんにとってもご主人にとってもあなたは大きな存在意義ですが、極端なことを言えば子どもはあなたでなくとも育てられる。だからお子さんを巻き込むかどうかで悩まなくていい。

今、あなたはあなたを守るために、あなたのことに集中し、あなたの思いを破ることから始めましょう。

気持ちも家族像も「こうでなければならない」という理想・思いを手放しましょう。
そして「死にたい」という暗い気持ちを必要のないものとして消し去るのでなく、これまであなたを苦しめながらも実はあなたを支えてきたものとして抱きしめることはできないでしょうか。消そう消そうとすると襲ってきます。もう30年近くも連れ添ったその気持ちは立派なあなたの一部でしょう?あなたがあなたを否定しなくてもいいのです。

またいつでもここhasunohaでお待ちしています。お坊さんの意見に同調する必要はありません。ここではあなたのそのままをぶつけてください。

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有り難し
おきもち

はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生...
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そんなことしなくてもいいよ

"人に全て話せるような普通の家庭環境ではありませんでした"
"子供がしなくても良い経験を色々としてしまった"
言葉もございません。本当に大変だったね。

"幸せな家庭を手に入れましたが、それでも"
皮肉な事に、これがあなたを悩ませているのかもしれません。

喉から手が出るほど欲しかったサザエさんのような家庭を、現在、あなたは幸いにして享受しています。しかしながら、次もまた裏切られたら、、、これを失ってしまったら、、、と考えると、もう二度と立ち直れないのではないか、自分が崩壊してしまうのではないか…居ても立ってもいられないような、何とも言えない倒錯した心境になってしまうのではありませんか?

もうしそうだとしたら、「どうぞご安心を」と言いたい。
あなたが向こうの世界まで連れて行きたくなるくらいお子さんを愛しておられるのであれば、あなたはきっと万難を排し、サザエさんのような団欒一家を本当に具現化させることができるでしょう。

hasunoha.tenrakuin@gmail.com

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有り難し
おきもち

【公認心理師】 【レンタルお坊さん】活動中。 とりあえず何でも相談して...
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今まで本当に頑張って来られましたね。

これまでは
過去の体験の辛さが
現在に押し寄せていたのでしょう。
今は
将来の不安(今の幸せが無くなること)が
押し寄せているのでしょう。

でも
そういう気持ちは
無理に消そうとしなくても良いんですよ。
今まで死ななかったということは
今までそういう気持ちと
上手く付き合っていたのではないですか。

自死は病死だと
私は思いますが
心中は「自死+殺人」です。

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有り難し
おきもち

和田隆恩
 浄土真宗(大谷派)/広島県広島市/17世住職。  1967年京都市生ま...
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「今を楽しむ」

ライラさま

トラウマによりご自身の人生、存在に肯定感が持てない状態が続いているではないだろうかと存じます。

専門カウンセリングが必要であるのかもしれません。

無理に肯定感を持つようにする必要もありませんが、あまりに虚無、絶望に陥ってしまうのは良くないことであります。

仏教も、中道と申しまして、両辺の極端に陥らないようにバランスを保つことが推奨されるところとなります。

中道の要諦は「縁起」という考え方となりますが、それはまたご興味を持たれたらということで、とにかく少し今は虚無、絶望の方に偏り過ぎてしまっていて、あまり良くないということはご自覚を頂けましたらと存じます。

私も皆もそうですが、あれこれと大小の虚しさや不安や絶望やらとそれぞれに去来してくることはあるでしょうが、それらに実体があるわけではなく、一時の因縁に依って現れているに過ぎないものであります。

ですから因縁に依って変わるもの、あるいは変えれるものであります。それは気持ち一つの因縁を変えるだけでも変わるものであります。

「死にたい」という気持ちもそうです。それは変わるもの、変えれるものであります。

一つアドバイスさせて頂くのであれば、「今を楽しむ」という目線でモノゴトを捉えてみるようになさられてはどうでしょうか。何があるのか、起こるのか、先の事は誰にも分かりません。あれこれと過去のことや未来のことについて思い出したり、考えたり、心配し過ぎて疲れてしまうことから治して参りたいものでございます。

今の普通の幸せを楽しみましょう。

川口英俊 合掌

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おきもち

Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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メールくれませんか?

gensyudo@gmail.com

人は幼少期に形成されるから
しかたない部分が大きいのだと思います。

よかったらメールください。

お話ししたいです。

沙門 一緒

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有り難し
おきもち

人生も階段ばかりじゃしんどいです。 たまには踊り場で一緒に泣きませんか? ...
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質問者からのお礼

幾人ものお坊さんが私のためだけに時間を割いてご回答して下さり感謝申し上げます。本当にありがとうございました。読んでいたら頭で理解し考えるよりも先に、自然と涙が溢れて止まらなくなりました。生まれて初めて感じた感覚でした。

私にとって最善なのは、きっと死にたい気持ちを消すことではなく『自分の一部として受け入れてあげること』であり、それに気づかせ、その道に進んでみよう?という覚悟や背中を押してもらえたように感じています。

今までもずっと『まだ大丈夫。死ぬのはいつでもできるから、あともうちょっとだけ頑張ってみよう』の繰り返しで張り付く死にたい気持ちに背を向けてきましたが、それが限界になった今、背を向けずに向き合って抱きしめてあげるということを教えて頂きました。簡単なことではないですがきっとできる、何よりも大切な息子の為にできるできないじゃなくて、やる!という強い気持ちでいたいと思います。強くて暖かい母ちゃんになりたい。こんなにも大切な存在を今、毎日肌で感じているのに、それを自ら手放してはいけませんよね。サザエさんのような家庭を欲しがっていた昔の私に怒られますよね?

『心中は殺人』と仰って下さったお坊さんに感謝致します。私は自分を正当化するあまり、現実的に息子を殺すことを考えていたのだと気づかされました。そんなことできるはずもないのに、ずっと悩んでいたのだと。はっきりと言って下さったおかげで、そんな当たり前のことを教えて頂きました。

『自分の理想を捨てなさい』と仰って下さったお坊さんに感謝致します。幼少の頃は自分の力がなく、ただ環境に流されるしかなく下へ下へ向いた気持ちを何とか押し上げる唯一の光が“理想”だった私は、それこそが生きる意味であると、自らを縛り付けていたのかもしれません。理想よりも自分を守りながら生きるという発想は私の中にありませんでした。経過を無視して結果良ければ全て良しの考え方に偏っていたのかもしれません。経過の先に結果があること、その経過で自分が理想に潰されてしまっては意味のないことを教えて頂きました。

『どうぞご安心を』と仰って下さったお坊さんに感謝致します。私の言葉を暖かく受け止めて下さり、その上で『それだけ子供のことを愛してるなら絶対に大丈夫。あなたならできる』と強く明るく背中を押して頂きました。ポジティブな言葉は正直辛くなることの方が多かった(常にそういう気持ちに仕向けて頑張り続けていた)のですが、不思議とスーッと背中を優しく押された感覚でした。

お坊さんに聞いて頂いた今、初めて自分のことを色々と話せた今、私の視界はモヤが確実に薄くなりました。手探りでも少しずつ前に進めそうです。本当にありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ