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無宗教の私と新興宗教信者の彼との結婚

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こんにちは、お世話になります。

私からのアプローチで付き合う事になった仕事関係で知り合った6歳年下の彼と色々ありましたが結婚の話がやっとでるようになりました。
それはとても嬉しかったのですがここにきて彼が新興宗教を信仰していることを聞いてとてもとまどっています。

彼の母親の家系が信者で、彼の父親も結婚を機に入信したようです。
彼には弟がいますが、彼と共に物心つく頃にはもう入信していたようですが特に何も考えた事がないそうです。
活動内容は朝にお経を唱える・集会に参加してお経を唱え、教えを聴く・伊勢神宮に団体でお参りする等で他にも色々と細かい事はもっとあるかもしれません。

初めは勧誘しないと聞いていたのですが、今更結婚の条件に入信する事と言われ大きな不安ととまどいに毎日悩んでいます。
彼が信仰している事に関しては理解をして受け入れるつもりですが、それを私に強要されるとなると信仰の自由などもありますし疑問を感じます。
そもそも信じていない宗教に入信して信じられないながら活動に参加するのもどうかと思います。

でも彼の事は好きですし、知り合ってから5年程経ちますので出来れば一生一緒に居たいという気持ちも大きいです。
自分の家族にはまだ話せていません。
自分がどうしたいのか、どうすればいいのかも纏まりません。
結婚してうまく暮らしていく事はやはり難しいでしょうか?

このような状況にある私に意見をいただけると嬉しいです。


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お坊さんからの回答 5件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

眼は何でも映るし、耳はどんなジャンルの音楽でも聞ける。

あなたが彼の教祖様になるしかないですな。
私と一緒に新興宗教を立ち上げて彼の洗脳を解きましょう。(^▽^;)
物事は本質を考えるべきです。
本質的であるのが本来宗教なのですが、最近の宗教はただ単に思想、そういう考え方的なものが多いと感じている宗教研究家の丹下です。
だって宗教だの宗派だのナンだのの前に「人間が先」でしょうに。
それはどういうことかと言うと、
眼も耳も鼻も舌も体も心も、
仮に中国が嫌いだと言っても中華料理食べる、ウーロン茶は飲む。
韓国がキライだ言ってもキムチ・焼肉大好き日本人ですわ。
宗教にしたって同じこと。
宗教側も、これはイケない、これでなきゃダメなんていう拘束系の狭義のものでしたら、上記の説をよく考えて咀嚼してみてください。
眼も耳も、どんなものでも通しますよ。
あなたは宗教に縛られない自由な心=これが本当の意味での宗教心を選択する道もあります。それが分かれば何を信じようがどこに所属使用が盲信、洗脳は無い。
彼氏ももし、あなたを選択せず、シューキョーの方を選択するようでしたらあなたの事は今後大事にしてくれない洗脳屋さんですから、さっさとポインチョ 諦めなされ。
そもそも人間の活動の根底は同じです。
幸せになろう、幸せを広めようという活動の中身は同じです。
宗教は小難しく考えずに食べもんにたとえましょう。
私の宗教がとんこつラーメン宗、高菜入れ放題派だとして、
あなたの彼氏が背油醤油ラーメン宗、トッピング無料派だとします。
あなたはうどん宗つけ汁キノコ派だとして、
親御さんがそば宗わさびなし辛みダイコン派だとします。
どれも同じ食べ物で、同じヌードルです。
違いを楽しめればイイんじゃないでしょうか。
ただ、ぶっちゃけ一生食べ続けるのが重たい、と言うのであれば彼氏さんにはこの話をして、どうしてもうどん派の私には朝からあなたの背油はこってりし過ぎて重たいのよ!あたしとシューキョーどっちが大事なのよ!あたしには食べたいものを選ぶ権利すら与えないほどあなたも親もコッテリな訳?と婚前に意思表示をなさることです。(^▽^)
壊れゆくものをよりどころとせず。
壊れないものをよりどころとしなされ。

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家の宗教 個人の宗教 お互いを尊重し認め合うことが大事

 こんにちは。曹洞宗の吉田俊英と申します。完璧な回答には程遠いものですが、参考になればと思い、少し述べさせていただきます。

敢えて、親戚の物知りの叔父さん風に申し上げさせていただきます。

「いざ結婚が具体化してくると、いろいろと悩みや問題が出て来るもんだよ。実家のお宗旨と婚家のお宗旨が同じだって、地域が違えばしきたりも違う。菩提寺寺が違えば、作法が違う。ましてや、嫁ぎ先のお宗旨がちがうってんだから。
 結婚式の時、花嫁は白無垢、白い着物を着るよなあ。花嫁が新しい家族のしきたりに従うという決意の表れであり、どのような色にも染まる決意の表明なんだ。
とは言っても、お宗旨が違う、しきたりが違うとなれば、いろいろ不安だろう。ましてや入信しろなんて言われた日にゃあ、結婚そのものを躊躇してしまってもおかしかないよ。でもなあ、人生には乗り越えなきゃならねえ壁ってものがあるんだ。お前が好きになった人が信仰してきたお宗旨なんだろ。思い切って飛び込んでみろ。飛び込む前は不安で不安でしょうがないけど、飛び込めば何とかなるもんだよ。違いに気づき、違いを認め、お互いを尊重し合うのが夫婦の道なんだ。
 無理して入信しろっていう意味じゃないんだ。今は憲法で信教の自由を保障しているし、人の心の全部を縛れるもんじゃないしな。

 前にうちの菩提寺と住職と話をしていた時、「家の宗教 個人の宗教」という話題になってなあ。住職の話では「ある檀家の奥さんがキリスト教の教会に通い洗礼も受けていた。でも、先祖の年回法要には一緒に参列し焼香していたし、お姑さんの葬式の時には喪主である檀那を補佐していた。
その奥さんが亡くなった時、最初キリスト教の教会で葬式をしてもらい、火葬した。火葬後、旦那が寺に来て事情を説明し、先祖と仲良く墓に入ってもらうために菩提寺で改めて葬式を行いたいと言ってきた。要望に沿う形で葬儀を行い、お墓に納骨した。こういうやり方には批判もあるかもしれないが、お互いの立場を尊重し物事を丸く収めるにはこういうことも必要とも思います。」とのことだった。

 おまえの彼氏の家のお宗旨が反社会的な宗教だったら、縄でふん縛ってでも止めさせるけど、そういうのではなければ形だけの入信でも何とかなるかもなあ。彼氏からも良く話を聴き、またいろいろと調べた上で、彼氏の両親とうまく話し合ってみなよ。」

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 目の前の方の悩みや気持ちをしっかりと受け留め、心を開いてもらうように努め...
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「新しい=悪い」ではありませんが…

エミネムさま
はじめまして、なごみ庵の浦上哲也と申します。よろしくお願いします。

結婚を意識するようになった彼が、新興宗教に入信している。彼のご家族も同様の信仰があり、結婚の条件に入信することと言われてしまい、不安な気持ちになっていらっしゃるのですね。

まず「新興宗教」についてですが、仏教も2500年ほど前は新興宗教だったわけですから、「新しい=悪いもの」ということはありません。
また、エミネムさんがその宗教を信じる気持ちが無いまま結婚したとしても、いずれ信仰心が芽生える可能性もあります。

問題は、彼が今までそのことを隠していた(あるいは言わなかった)ことです。また、最初は入信のことを言っていなかったのに、今では入信を条件にしているということです。
結婚には入信が条件になるほど大切なことであれば、交際して5年も経つ前に言って欲しかったですよね。

ごく平均的な日本人であれば、男女それぞれの実家の宗派がある場合が多いと思います。そして結婚をすれば、妻は夫の実家の宗派で仏事を執り行うことにあまり疑問を感じないと思います。
ただ、仮に女性側に明確な信仰があったとしても、お互いを尊重しながら暮らしていけるのが日本人のおおらかな良さではないでしょうか。

エミネムさん、ここはじっくり考えるべきです。質問文を拝見した限りでは、おそらく「私(エミネムさん)が納得したら入信します。納得出来なければ強制しないで」とは言えない状況のように思います。

hasunohaでは規約上、どの宗教が良いとか悪いとかは申せません。突き放すようで申し訳有りませんが、まずはご自身でその宗教のことを詳しく調べてみて下さい。また、エミネムさんのご家族にも相談してみることをお勧めします。

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浦上 哲也
横浜市神奈川区で、新しく小さなお寺を営んでいます。 仏教の教え・浄土真宗...
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洞然坊の大橋慈峰です。

恋愛と信仰は別です!と言いたいですが、辛い立場ですね。(^^;;
確かに嫁ぐのですから、ご主人の立場もあります。けど所詮宗教です。気楽に考えられたら
如何ですか?私は修験道の僧侶ですから、神仏習合の考えです。入峰(行で山に入る事)すれば
岩、川、老木、全てに神、仏が宿ると、至る所でお詣りします。法螺貝鳴らしながら、鈴懸と言う法衣、頭に頭巾、梵天の付いた袈裟つけて、大勢の行者が隊列組んで、山に入る姿。
考えて下さい、他宗派の方から見れば、異様な光景ですよ。(^^;;特に山伏ってイメージ悪いですよね。だけど私は修験道好きです。山伏好きです。山岳、自然崇拝、信仰しています。
第三者から見れば、可笑しな事も、当人は真剣です。余談ですが、初めての入峰の時 西の覗き
と言う断崖絶壁から、中吊にされるのですよ。本当に馬鹿げた、滑稽の事ですが、其れが修行です。私の考えは、尊い物を崇拝する事は、仏教も神道もこの世界中の全宗教 みんな同じですよ。
新興宗教だから、怖い、ダメで無く、一度彼に宗教のお話聞かれてはどうですか?ご質問の内容を拝見してる限りでは、式たりを聞いて自然に拒否してるだけのように思えます。
そこで自分の意見もはっきり言われてみては?入信するならすると。入信しないのなら しないと。5年もお付き合いしてるのなら、はっきりお話出来るのでは?
今回のご質問、我々宗教家から見れば、大変お答えにくい質問です。(^^;;
回りくどく、答えになっていないですが、すみません!私なら愛を選択しそうです。m(_ _)m

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大橋慈峰
始めまして、洞然坊の大橋慈峰です。小さな修験道のお寺で、住職しています。
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宗教への態度

エミネム様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

結婚はしたいけれども、お相手の入信されている新興宗教への入信がその条件としてあって、お悩みのご様子・・これはなかなか難しい問題ですね・・

特にその新興宗教が破壊的なカルトなどで実害が生じない限りは、義理的な付き合いとしても構わないかとは存じますが、大いに疑問・疑念のある中で入信して様々な行事やイベントに参加していても、何も効果的な利益(りやく)は得られないのではないかとは存じます。それもまあ仕方なしとして、とにかく彼との結婚を優先させたいとして我慢するのも一つであるかとも存じます。

もちろん、この先でその新興宗教におけることが原因で夫婦仲が悪くなったり、お互いに不信感が生じて、どうにもならなくなることも考えられます。そのため、結婚前にお互いにその新興宗教に対してできるだけ知り得ている情報によって(ネット検索でも色々と分かることもあるかとは存じます)、ここまでは良い、ここまではダメといったルールを設定されておかれるのも良いのではないかと存じます。

とにかく、宗教への態度としては、安易に無謬説に立たずに、慎重に批判的・合理的に検証していくことが大切であると考えております。

また、特に盲目的・妄信的・狂信的な信仰は、何らとして役に立たないどころか誠に危険な場合もございますので気を付ける必要があるかと存じております。

問い「新興宗教をやっている夫。」
http://hasunoha.jp/questions/353

問い『貴方が「この教えは現代に合わない」と思った事を教えて下さい』
http://hasunoha.jp/questions/179

問い「師を探すには」
http://hasunoha.jp/questions/136

『・・チベット仏教における教えの中に、「師の教えを、ただ尊敬だけをもって受け入れるべきではなく、金細工師が、その扱っている金が本物か偽物か、その金を焼いて、切って、磨くことをもって慎重に吟味するように、そのようにして師の教えも受け入れていくべきである」とありますように、例え師の教えであろうとも、批判的、合理的に検証を繰り返して、しっかりと納得した上にてその教えを修習することが大切なことになって参ります。・・』

川口英俊 合掌

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Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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質問者からのお礼

回答をいただきましてありがとうございます。
やはり宗教の話となるとナイーブな気がしてなかなか身内や友達に相談できずにいますので第三者の方の意見が聞けてとても助かります。

答えにくい質問だったとの事で申し訳ありませんでした。
今までこうゆう問題にブチ当たった事がなく、あまりにも無知で、どうしても勝手なイメージで悪いイメージしかなかったのでご意見を見て考えを新ためないとと思えました。

追記になりますが、彼には先日彼の宗教の話を聞いてみました。
どんな活動をしてどんな教えで彼にとってどのような存在なのか。
しかし、彼も物心がついた時には信者だったので実際詳しい事は分からないそうなのです・・・
知りたかったら紹介がてら母親に会わせるからその時に聞いてくれと・・・
彼がそのような感じなのに私に入信を条件にすることがまた不安を煽ります。

また、私は彼の宗教を否定する気もありませんし、入信している彼を理解して受け入れたいと思っています。
だからこを彼にも私の気持ちを汲み取って欲しいと思うのは独り善がりなのでしょうか・・・
私が入信しなくても問題ないか聞いた時には、母親に聞いてみないと分からないと言うばかりでした。
また、仮にそれが可能でも親戚との立場は悪くなると思うよと言われてしまいました。
彼自身はきっと私よりも宗教を選んでいるのだろうと思ってしまいます。

どうにかお互いの意志を尊重しながら歩み寄りたいと思うのですが・・・
なんにせよ避けられない問題ですし、自分が入信するしないにしても私の家族にいずれ話さなくてはいけない事だと思いますので近々両親と話し合ってみようと思います。

良い方向に進みますように願うばかりです。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ