始めまして、釈心誓と申します。
浄土真宗本願寺派の僧侶です。
若輩浅学の身でありますが、多くの方のお支えの中で日々精進しております。
仏教には、「私が知らないことを仏様から聞かせて頂く」という大切な側面があります。
聞かせて頂くのは、仏様の智慧であります。
今まで仏様のご縁が遠いと感じておられた方が、少しでも仏法に触れるご縁になれば幸いです。
そもそも「災害」と言っているのは人間です。
全てはこの世の自然現象なのですが、私たちにとって害になることを災害と呼んでいます。
この娑婆世界には自然があり、時に自然は命を奪います。
そ...
私たちはよく『○○が叶えば...』 とか『○○になれたら...』と幸せの定義をします。
しかし、実際その希望が叶うと幸せにはなれていない自分に気づきます。
また新たな欲求が生まれその欲求に縛...
浄土真宗の立場では「全てのものに魂はない」と説きます。
(※魂を認めるという考えもありますが、浄土真宗はその立場を取りません)
魂がないことを「無我」「無自性」「空」と言います。
しかしお...
人は人生に空しくなることがあります。
それは人生の意味が分からない、理由がわからないからです。
「人は何故生まれ、死んだらどうなるのか」
人間の知恵では絶対に答えがでません。
かっこいい...
僧侶として一番嬉しいのは、好きな宗教を信仰し、そのままその信仰をオススメすることができるところです。
仮に私が企業に勤めるサラリーマンだったとして同僚に『仏教はいいよ!一緒に手を合わせよう...
お経は仏様の説法を記したものです。
その数は8万4千種類とも言われます。
内容は様々で一定の統一性はありますが、全く違う内容のお経だらけです。
その中で「どのお経の内容を信じるか」が宗派の...
人間社会はとても辛く苦しい場所です。
もしかしたら、はなさんは今必要とされていないと感じる環境にいるのかもしれません。
でも、仏様ははなさんを必要としておられます。
私はそんな仏様のお話し...
頑固親父には従っておくのが吉です。
「亭主関白」という言葉がありますが、亭主関白が成立する要因は女性がとても賢いからです。
ぶっきらぼうで怒りっぽい主人を立てて、自分が身を引いていることが家...
無分別は理論で考えれば分からなくもないのですが、悟られた仏様の智慧なので私が持つことはできません。
私は「将来必ずそんな仏様になれる」とよろこんで信仰させて頂くことが今の私の精一杯かと思っています。
仏様を入れる?という概念自体が摩訶不思議なことです。
浄土真宗のご本尊は阿弥陀如来です。
「帰命尽十方無碍光如来」という別名があり、全ての空間を埋め尽くす仏様という意味です。
つまり阿...
よく『親孝行をしなさい』という話をよく聞きます。
確かに親孝行は大切なのかもしれませんが、何が親孝行なのかを考える事がもっと大切なのだろうと思います。
『貰った恩を返す』という行為は果たして...
以前よくテレビに出ておられた占い師が「お墓参りにいかないから不幸がおこる」と言ってたのを思い出します。
仏教における「お墓参り」は無き人の遺骨を安置した場所で無き人を偲び、無き人をご縁に仏...
菩提寺があられるのでしたらそのままご相談なさってください。
お寺側は相談されることを望まれていると思います。
お寺に相談し金銭的理由で断られた場合、ここに相談下さい。
曹洞宗の僧侶が力にな...
長い仏教の歴史の中で、それが出来たのはお釈迦様だけです。
お釈迦様のお弟子方はお釈迦様がおられたので、悟ることができました。
古くから「写経」は師匠の許しがなければできませんでした。
選ばれたわずかな僧侶が許されることでした。
現代では、「写経」=「精神修行」、「写経」=「祈願成就」のように言われますが、そのような...
仏様を表す色「五色」というものがあります。
「仏教/五色」で検索して頂ければ詳しく調べることができるかと思います。
阿弥陀如来は色で表すならば「金」です。
仏壇も金ですし、御木像も金に...
非常識なことではありません。
お寺にお参りなさることはとても尊いことです。
私のお寺では、朝から夕方までは本堂を開けています。
お墓参りの方には「本堂に参りましょう」と張り紙をしていま...
I.Gさんの悩みは私達の根本的なものであろうと思います。
浄土真宗の立場でお話します。
少し難しいかもしれません。
わかりにくかったらごめんなさい。
仏教は輪廻を説きます。
死ぬと...
浄土真宗では「法話」「説教」のことを「お取り次ぎ」と言います。
取り次ぐとは、両者の間にたって,一方の意向を他方に伝えることです。
つまり途中で勝手に私見を入れてはいけないということです。
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