自己紹介
私はお坊さんといっても、ひと様に何か答えらしいものを提示できるような立派な者ではありません。むしろその逆で、しょっちゅう周りの方々にお尋ねして、教えてもらって生きています。質問について考え、答えようと悩むことで私自身が学び、僧侶として少しでも成長していけたら、と思っています。
youtube法話を始めました。私の名前ですぐ見つけていただきます。
カナダ、南アルバータにおける日系人社会と宗教
私が住む滋賀県湖東地方は明治大正期、カナダ移民を輩出しました。私の村からもアルバータ州南部に移住し、その地で熱心に宗教活動をなさった方がおいででした。その方の事績を調べるうち、同じ地方に多くおいでになった沖縄出身者たちと本土からの移民との交流に関心を持つようになり、細々と調べ続けています。
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回答した質問
分かりやすい学者さんの本
藤本晃著、『悟りの階梯 テーラワーダ仏教が明かす悟りの構造 』(サンガ新書)などは価格も手ごろ(950円)ですし、分かりやすく書いてあると思います。
いますぐ、ということですと、同じく藤本...
社会的動物なので
一般的にいうと、人間は社会的動物ですから、他者の役に立っている、他者とともにある、社会のなかで役割を果たしている等が実感できたとき、「俺は生きている」と感じるのでしょう。
私はといえば、お...
無余依涅槃と無住処涅槃
仏教は基本的に輪廻を説かなかった、説かれているように見えるのはインドの別の思想が仏教に流入しただけである、といわれることもあります。しかし、私が知る限り、最近の仏教学者はそうは考えておらず、仏教...
DV加害者の典型がその僧侶です
結婚する前に、気づいてよかったですね。
彼は典型的なDV加害者タイプです。外面と内面が極点に違う人は、外面を取り繕うのに内心で疲れるので、自分が本質をさらけ出せる誰かにはとことん酷いことを...
今は適齢期というものはないので
「できれば20代のうちに」、というのお気持ちもあるかもしれませんが、それは今は死後と言っていいと思います。結婚すればいい、というものではありませんが、人間だれしも、「こうなりさえすれば」と思うも...
同趣意のお尋ねに対する私のお答えです
幽霊に関するお尋ねについて、すでにお答えしているものがあります。参考にしてください。なお、そのなかで「ある仏教学者」と言っているのは藤本晃博士という方です。山口にお住まいの五十代の誓教寺というお...
小野田寛郎さんの言葉
若い女性のあなたは小野田寛郎さんというご存じないかもしれません。フィリピンのジャングルのなかで日本兵として二十数年を生きていた方です。ご存じなければ、インターネット上でもかなりの情報が得られるの...
人はみな孤独です
タイトルにある「人はみな孤独です」は私があなたに言っているのではなく、瀬戸内寂聴さんがNHKのテレビ番組でおっしゃっていたことです。私ごときの言葉ではありません。
しかし、私も五十路の半ば...
先祖供養というより生き方の問題ですが
かなりお困りのようですが、残念ながら先祖供養で事態が好転するということはないと思います。一人ひとりの生き方が結果にあらわれているのでしょう。生き方を変えないと何も変わらないし、それが唯一の解決法...
そんな寺からは離れてください
一言でいうと、そんな寺からは離れてください。これで解決です。後はよければお読みください。
私が日系カナダ人の宗教(具体的には西本願寺とキリスト教)について調べているのが縁で、あるご婦人(定...
決断なさるなら早いうちに
不倫したけどそれはその人が好きだったのではなく誰でもよかった、ということなのでしたらご主人との間に愛情は完全に成立していないということでしょう。無理して一緒にいる必要があるかどうか、疑問に思われ...
ペットを仏様として拝む
ペットは家族と同等か、またはそれ以上の存在ですね。日本ではじめてホスピスをおつくりになった柏木哲夫先生の講演を拝聴していますと、家族はターミナル期の患者さんを苦しめることもあるが、ペットはもう掛...
心理カウンセラーのお坊さん
あなたの問いはふつうの僧侶には答えにくい問いだと思います。そこで、私と同じ浄土真宗本願寺派のお寺の住職で、facebook上の友達でもある季平弘明さん、中神章さんというなどの心理カウンセラーさん...
想像は模倣より始まる
私も全然おもしろい話ができません。退屈千万な人間です。でも、ときとして法話をしなければならないので、面白い話を途中で挟むことはあります。そこで、法話が上手なお坊さんの話を聞いてみると、面白いこと...
基本的には人間は孤独
私の恩師(高僧)は若いころの私に、「どこでどんな罠が仕掛けられているか分からないのが世の中なんだ。だのに君はひとを信じすぎる」といってよく私をたしなめつつ嘆いておられました。
若いころの私...
「諦める」ことです
一般的に諦めるという動詞は、あまり積極的な意味で用いられていません。目標としていた何かが到達不可能だから、「諦めた」という使い方ですね。
しかし、仏教では「諦める」とは「明らかにする」、「...
心を正しく保つことが大切
お釈迦様や仏弟子がたはお肉を召し上がっていました。朝、托鉢に行き各家庭の残り物をもらって命をつないでおいでになりました。その残り物のなかに肉は入っていたからといって、それを避けるということはなさ...
自殺された方だから違うということはありません
仏教の立場で申しますと、自殺したから病死や事故死の方と何も違いはありません。お釈迦さまは自殺してはいかけないとか、自殺したから悪い果報を受けるなどとはおっしゃっていません。あなたが懸念しておられ...
それでも人生にYESと言おう
ナチスの ユダヤ人収容所から奇跡の生還を遂げたV,フランクル博士の著作の題名がたしか『それでも人生にイエスと言おう』だったと記憶します。
究極の、といえばこれ以上に極限状態にあったユダヤ人...
お怒りごもっともです
自分があなたの立場になれば、許せないと思います。お辛いでしょうし、悔しいでしょう。ことにご主人が黙っておられたのは、嘘をつきだましたわけですから本当に悔しいはずです。なぜあらかじめおっしゃらなか...