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死にたいです

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有り難し有り難し 86

前回は質問に答えてくださりありがとうございました。
今の私は周りに頼れる人もなく孤独感を感じ、独り身で生きることに意味を感じません。
また、生きていても誰の役に立てるとも思えません。何事に対しても興味を持てません。
ただただ無気力で現状を何とかしなければという気持ちはありますが、実際は身体が動かず、心療内科に通院はしていますが、それ以外は食事をすることさえ苦痛で何もできません。

元々人間不信なところもあり、周りに迷惑をかけるだけだし、いっそのこと死んだ方が楽なのでは?という気持ちになります。
こんな状態で生きることに意味はありますか?
死ぬことは本当に悪いことなのでしょうか。


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お坊さんからの回答 5件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

答え探しをしている旅路

「生死一如」とありますように命は紙一重であります。

死を考える。生きる意味を考える。とても素晴らしく深い考えをお持ちですよ。
幼少期なら興味あることに没頭してしまう煩悩なまま生きます。泣きたいときは泣き、笑いたいときは笑うように。
しかし、大人になるに連れて経験体験され、培ってきた心の収納が汚れてくるのが大人です。だからこそ、心身を清らかにするため善いことを積む心が芽生えるのです。
今、死を考えることは生きる意味をしっかり探そうとしてしている最中と感じます。

・楽しいことを探さなくてもいいのです。
・やりたいことを見つけなくてもいいのです。
・死を連想させることも考えなくていいのです。

死を考えていることは生きることの深さを知る大きな直前まで辿り着いておられます。
ノートに生死の感じたことを書き出してみてください。書き出しているうちに、生きる光が自ずとの見出されていきます。そのときに何を求めていたのか答えがでてきます。もちろん前向きな思考回路です。
こうしてhasunohaへ投稿される勇気をお持ちであることは、生きる力を持っておられ、苦心の人々を救える人になられます。

合掌

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おきもち

祈るこころに佛心が宿る。 変化多き時代を生きる私たちにできること、それは正しい道しるべであります。 選択肢が多い世の中になり、何が正解であるのか?すべて正解であります。しかし、人は損得で判断するのでなく、正しいか正しくないかで判断する人間であることを説いていきます。 ※電話相談は受け付けませんので、あらかじめご了承ください。

物事自体に善悪があるのではない

ご相談拝読しました。

死にたいと思う事自体、死ぬこと自体、特定の死に方自体

に善悪があるのではないでしょう。

善悪は人の心が決めるとは言います。

まあ仏教的にはそれだけでは当たらずとも遠からずというか不十分なところがあるようにも思いますが、しかし大事なポイントの一つでもあります。

世間には自殺を悪く言うような風潮もあるのかもしれません。ではあなた自身はどうでしょうか?ここに問うたということは迷いがあるということでしょう。その迷いがあるうちは少なくとも善ではないでしょう。

善因楽果・悪因苦果と仏教ではいいます。善き原因は楽をもたらし、悪しき原因は苦をもたらす。
では善き原因・悪しき原因とは何かというと、楽をもたらすような因を善因と言い、苦をもたらすような因を悪因と言います。結果論の様に見えるかもしれませんが、これは仏教は常に「今」に目を向けるからです。「今という果」から遡って因を見るのですね。

さて、先日とある檀家さんの家にお参りにいきました。そこには可愛い猫がいて会うのが楽しみなのです。お勤めを終えてから触らせてもらおうと思っていたのですが読経中に猫の動きが目に入り違和感を持ちました。読経後によく見ると後ろ脚が一本なくなっていました。ここで

「嗚呼、かわいそうに」

と思うのはこちらだけで、猫は何の気にもせずに遊んでいました。これは動物にはあれこれと迷い計らう心がないからでしょう。動物園の檻の中の動物も「もう生きている意味なんかない」と発狂したりしませんものね。
彼らにとっては脚がない事も、檻の中にいることも悪因ではないのです。

でも私たち人間は悩みますね。悩むことが悪い事でもないのです。悩むからこそ見えてくる世界があります。悩むことは尊い事なのです。同じことをしているようでも悩みに悩んで一周回って同じことをしているのではやはり深さが違うものです。

あなたがもし、世間や他の考えとは別にあなた自身として死ぬ事が悪い事なのではないかと少しでも感じる部分があるのならきちんとそこに向き合い確かめていきましょう。

心療内科に通うのも、ここに質問するのも、苦しくても食事をするのも、全部あなたが迷い計らう以前にしている生への営みではないでしょうか。

色々考えて出したものではなく、それ以前に自然としているものに答えがあるのかもしれません。

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おきもち

個別相談可能
はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生経験も仏法聴聞も、まだまだ未熟な私ではありますが、皆様のお悩みに対し真摯に向き合い、共に悩み共に考えたいと思います。 お話しする内容は「こたえ」ではありません。仏法を聞いてもお金が儲かるわけでも、人間関係に恵まれるわけでも、病気が治るわけでも、何ものにも左右されない心の持ち様が手に入るわけでもありません。 仏法の救いとは悩みが私の思い通りに解決することでなく、どんな悩みも私の現実として引き受けて、悩みながらも生きていけることだと私はいただいております。 悩みを救う(解決する)のではなく、悩む人を救う(悩む私という存在を引き受けていける)のです。 「こたえ」ではなく、「問い」を共有することで、悩み苦しみを引き受けて生きていける一助となれれば幸いです。 【回答について】 後から読み返し、誤字脱字に気づいた際は訂正を入れます。訂正ではなく、お礼コメントへの返信のため追記する場合はタイトルに〔追記あり〕と記載します。 なお、タイトルも本文も字数制限があるため際限なく追記できないこともご承知おきを。
基本的には平日13時~15時のみ対応可能です。お寺の行事、急な法務で対応できない場合もあります。

あなたは独りではありません

拝読させて頂きました。
あなたは今頼れる人もなく孤独感を味わい辛い思いや悲しみの中にいらっしゃり、心身ともに疲れてしまって無気力になってしまい、死にたいと思っておられるのでしょうか。
あなたのそのお気持ちを心よりお察し申し上げます。
そのように死にたいと思ってしまうお気持ちをよろしければゆっくりとこの場所でもお話なさってみて下さいね。人それぞれに悩み迷い苦しみがあります。
あなたが今抱えていらっしゃるお気持ちをどうかお聞かせください。
あなたは決して独りではありませんからね。もうすでに私達とつながっておられます。
この場所でもどうぞあなたのお気持ちを伺いながらあなたとのご縁を深めていくことはできると思います。
今すぐに悩み迷い苦しみが全て解決することでもありませんけれどもこれからあなたのお気持ちや状態を伺いながらこれから生きていくことのヒントが見つかることもあるかと思います。

生命はそれぞれに与えられたものですから一概に答えは出てはきません。
生きていく中で試行錯誤を繰り返しながらじっくりとその意味や価値や答えを見つけ出していくことかと思います。そしてその先に必ず死が待ってます。

少しゆっくりと呼吸を繰り返しながら心を落ち着けてみて下さいね。そしてあなたのお気持ちをゆっくりと振り返りながらあなたのお話をここで書いてみて下さいね。

あなたをいつでもお待ちしています。

繰り返しですが、あなたは決して独りではありませんからね。

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おきもち

個別相談可能
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラーメンが有名な処です。)これからも皆様のご質問に対して誠心誠意回答させて頂きたいと存じます。まだまだ修行中の身ですので至らぬ点あろうかとは存じますが共に精進して参りましょうね。お寺にもお気軽に遊びに来てください。
ご相談は朝から午後5時まで受け付けております。 人間関係や恋愛のお悩み、自殺願望、大切な方の死に直面した苦しみなど、どんな内容でも構いません。一人で抱え込まずに、ぜひお辛いお気持ちを吐き出してください。 仏様や神様、ご先祖様は、いつもあなたを見守り、聞いてくださっています。あなたが少しでも穏やかな気持ちになれるお手伝いをさせていただきます。

仏教を身近にしていくところから

まる様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

モノゴトの意味や価値や理由というものは、実体として、これだと決定して言えるようなものはなく、因縁(原因と条件)次第となって参ります。

また、更には、そのモノゴトを捉える自分の心の因縁次第というところにもなって参ります。

まあ、意味や価値や理由というものは、最初から「無い」というわけでも、また、最初から「有る」というわけでもなく、因縁次第にてあり得ているというものとなります。

いかにして、善き意味・理由・価値を見いだせ得る因縁を調えるべきか、そのヒントが仏教にはたくさんございます。

是非、まずは身近にできるものから仏教に入って頂きたいところとなります。もちろん、このhasunohaからも。どうか頼りにして下さいませ。

川口英俊 合掌

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おきもち

最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断しています。 https://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k

簡単に地元に帰れないとありましたが、不可能ではないなら地元に帰ることを検討されたらどうでしょうか?
地元に帰る方が、死ぬよりはずっと良いと思いますよ。

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有り難し
おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答していますが、無知未熟ゆえに質問を読ませていただくことしかできないかもしれませんがお許しください。 回答は私個人の意見や解釈もあり、場合によっては浄土宗の教義とは少し異なることもあるということをご了承ください。 また、寺の紹介ページに電話相談、こころ相談(対面相談)についても紹介していますので、どなたでも気兼ねなくご利用ください。 ハスノハのお坊さんがもっと増えますように。 合掌 南無阿弥陀仏

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ