hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる
hasunohaオンライン個別相談開始!

生まれたら死ななきゃいけない約束

回答数回答 5
有り難し有り難し 63

こんにちは
何度か「死への恐怖」について質問させていただいてます。

あれから自分でも哲学書を読んだり宗教やオカルト、脳科学、神経科学などを調べてみましたが、自我や意識、記憶についてますますわからなくなって来ました。

死んで自我や意識が失われることが一番怖いです。
海外では死後蘇生のため遺体の冷凍保存や意識をネットワーク上にアップロードして不死を得るような試みがされています。

ただ、神経科学的には肉体と精神は不可分であり、死ねば意識が失われ、その意識自体も個体を生存させるための幻という説が出ています。

私はますます怖くなってしまいました。
「自分」というものを失いたくないです。日々変容していますが、確かにここに存在しているのです。死にたくない、滅びたくない、眠るのがこわい、と思ってしまいます。

病院で不安障害と診断されましたが、治ればそんなことを思わなくなるのでしょうか?

何度もしょうもない質問をしてしまってすみません。ただ、怖くて仕方がないのです。

2018年10月22日 18:06

この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 5件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

なぜ怖いのか。それは本当に怖れるべきものか。

全くしょうもない質問などではありません。とても大事な問いです。この問いをごまかすと誰もが不安を抱えたままであり、時には人生が虚しく感じてしまうものともなるでしょう。

しかし一つ疑問があります。

自我や意識が失われること、自分が失われることがなぜ怖いのでしょうか。

失われずに永遠に存在していたいとしたらそれは何故でしょうか。

ちなみに仏教では「自我」や「意識」、つまりは「心」やあるいは「肉体」あるいはまた別の「何か」など、特定の本体をもって「自分である」とは考えません。
そして死についても、仏教では死後世界が「有る」ととらえるのも邪見(間違った見解)とし、「無い」ととらえるのも邪見とします。そうした「有無の見」を超えて「中道」をいくのが仏教です。

あなたは怖いから存在していたのか、存在していたいから死ぬのが怖いのか、そしてなぜ存在したいのか。

ごまかしたり、漠然としたもので済ましてしまったりすることなく深く深く問い確かめていきましょう。

あなたの先祖も死んでいきました。歴史上の偉人たちも死んでいきました。名もなき人々(あなたが出会うことも見聞きすることもなかった人)も死んでいきました。

その人たちの生の意味は死で失われたでしょうか。あなたは彼らから何一つ何かを受け取っていないでしょうか?あなたは次の誰かに渡すものを何一つ生み出していないでしょうか?

これは子孫を残すとか、社会で役に立つとかそういう問題ではありません。

誰のどんな人生でも、あなたがあなたにとっての意味を見出す限り、そこから大事なものを受け取ることが出来ます。
自分が大事なものを受け取っていることに目が覚め気がついた時、あなたはあなたの死にも大事な意味を見出していくことができるのではないでしょうか?

2018年10月22日 21:38
{{count}}
有り難し
おきもち

はじめまして。 北海道の道南地区にある若松という農村のお寺に所属しており...

妄想雑念

今考えても仕方ないことは、今考えないようにしましょう。
過去や未来について妄想雑念を膨らませても、何の得にもならないでしょう。
目な前の現実を大切にしましょう。
もちろん、生き物はみな、死が怖いのです。
動物はいつも天敵に気を配っています。
しかし、危険が差し迫っていないときには、死を忘れることも必要です。
「今考えても仕方ないことは、今考えない」
と心の中で確認するようにしましょう。

2018年10月22日 20:51
{{count}}
有り難し
おきもち

浄土宗教師。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための...

円満

拝読させて頂きました。
あなたが眠っているときに様々な思いや夢があるように亡くなったとしてもあなたの心 魂はあるのですからね。

それも安心して穏やかにあなたは存在するのです。
仏様にお任せなさってくださいね。

あなたがその人生を心豊かに皆さんと幸せに充実して生き抜いていかれ素晴らしい天寿を全うなさていかれますように、そして亡くなられてからも必ず仏様に導かれていかれ心から安心して穏やかになられ円満な心 魂となられてご成仏なさっていかれますようにと心よりお祈りさせて頂きます。

ちなみに仮に自分だけが死なないならばもっと怖いかと思いますね。限りある時間限りある人生ですから大切にできるのですからね。

2018年10月22日 21:39
{{count}}
有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして9年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラー...

死後の意識の有無を考えるよりも大切なことがある。

私の愛する人たちが往ったあの世は、どんな世界なのでしょうか。もしかしたら、私たちの意識はなくなるのかもしれません。もしかしたら、私たちの意識は残るかもしれません。それは私たちにはわからないのです。そのようなことは、わからないように出来ているのです。わからないように出来ている、ということは、実は、死後の意識の有無などは重要ではない、ということではないでしょうか。お釈迦様も「無記」と言って、死後の世界の有無については答えられなかったそうです。
でも、浄土教では死後の世界として、極楽浄土という世界を説いているように思うかもしれません。極楽浄土は、悟りの世界であり、死後の世界という限定されたものではありません。また、この世だけに限定される世界でもありません。ですから、極楽浄土は、死後の世界としても説かれるのです。(つまり、極楽浄土=死後の世界ではありません。極楽浄土=悟りの世界です。)したがって、死後の世界において、私の意識がどうなるか、ということを考えることよりも、今をどう生きて、将来、悟りの世界である極楽浄土に生まれて往くか、ということを考えることが大切ですよ、と浄土教は教えてくださっているのです。

2018年10月22日 22:18
{{count}}
有り難し
おきもち

hasunohaを訪れてくれた皆さん、こんにちは。私は浄土真宗本願寺派の僧...

「三身修道」

ごん様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

ごん様だけではなく、「死」に対する恐怖は皆どこかで持っているのではないだろうかと存じます。

拙生も以前は持っておりましたが、今ではある意味で、「楽しみ」に待っているところがございます。

その大きなきっかけとなりましたのは、「チベット生と死の書」(ソギャル・リンポチェ大師/講談社)、「ゲルク派版 チベット死者の書」(ヤンチェンガロ大師/学研文庫)の二つの本の内容であります。

以来、ご仏縁もあり、チベット密教、無上瑜伽タントラを学び、更には、ダライ・ラマ法王様より無上瑜伽タントラ・チッタマニターラ尊灌頂を拝受することができ、以後、成就法の実践において、死の過程を悟りへと向けた修行として利用する「三身修道」についても修行を進めている次第でございます。

そうする中で、やがては当然にやむなくに死を迎えますが、その死の過程が一つの楽しみになってきております。

もちろん、だからと言って、今の尊く有り難い、仏道を修するに最適となる有暇具足としての生をないがしろにしては、うまく死の過程を修行に役立てることなどできなくなるため、その点は十分に気を付けないといけません。

いかに死の過程を経るのか、また、どのように死の過程を仏道修行に役立てるのか、上記の二書と共に、「秘密集会タントラ概論」(平岡宏一先生著/法蔵館)においても是非、理解を深めて頂けましたらと存じます。

川口英俊 合掌

2018年10月23日 9:31
{{count}}
有り難し
おきもち

質問者からのお礼

ご回答くださりありがとうございます。
私は世の中がこれからどんどん変わっていくのに、それをいつまでも見られないのが残念です。
同時にいままで何人の人が地球上で亡くなってきたかと考えるとぞっとします。わたしたちは誰かの死の上に立っていると思うと怖いです。
宇宙とか死とか考えるとわあああ!となってしまいます。
今は不安障害の治療に専念して、それから死生観についてじっくり考えようかな、と思います。
人生いつも不安だらけでしたのでこれを期に方向転換していけたらなぁ、と思います。

「死ぬのが怖い」問答一覧

#死ぬ事が怖い

小学生の頃より、ふとした瞬間に"死んだらどうなるのだろう"と考え始めた。 でも、当時は漠然とした考えで 中学生の頃も同じようにふとした瞬間に漠然と考える事はあったが、そこまでの恐怖はなかった。 高校〜大学の時に恐怖へのクオリティ?が上がり、特に両親が去ってしまうと考えた時に押し潰されるような不安に襲われ泣く事もありました。 しかし、泣いて翌日にはケロッと後に引く事はなかったが20代後半になり 1人の時や夜中にふと目が覚めて ・両親がいなくなったら孤独だ ・兄妹はいるけど順番で考えたら  私が最後か… ・結婚もせず独身、死ぬ時も孤独なのか ・どんどんと老化してきて何もできなくなって死ぬのかな、怖い。 ・日々の一瞬一瞬全てが無に戻る&無意味に思える、それが怖い。 色々な不安が頭にぶわぁーっと入り 今までと比べ物にならないぐらいの 死への恐怖の波がきます。 私自身がネガティブな状態で、それが原因なのかと思い携帯で検索してみると 同じような人がおり、安心するが 内容を読むと結婚していて子供がいてetc... いやいや、結婚もしている 子供もいる、"家族"がいる。 生きた証を未来に繋げれる地盤が あるのに…と、卑屈になってしまい 更に不安がこみ上げて泣いたり 不安で寝れなくなったりします。 両親や兄妹が去れば 私も終わりでいいかなって思うし 始まりがあれば終わりもある と理解しているけど グルグルと同じ事を考えてしまいます。 死への恐怖はどうしたら治りますか? とは伺いません…。 ただ、言葉では言い尽くせない この恐怖をどう乗り越えていくべきでしょうか? よろしくお願いします。

有り難し有り難し 10
回答数回答 2

関連する問答

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ

相談カテゴリ
-四苦八苦 SickHack!▼ 全カテゴリを見る