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仏様やお坊さんに悲しみはないのか

回答数回答 3
有り難し有り難し 60

見つけてくださりありがとうございます。

だれか自分の身近な人,好きな人,愛する人が亡くなったら,仏様やお坊さんは悲しくないのでしょうか。

悲しみが苦しみの一つなら,お坊さんも仏様も苦しみから逃れる方法や考え方を知っているのではと思いました。もしそうなら,人が亡くなっても悲しみという苦しみから逃れられるため,悲しくないのではないかと思いました。しかし,そう思う反面,お坊さんでも仏様でも嫌なものは嫌なのかな,苦しいものは苦しいのかな,とも思います。

仏様も悲しいときは悲しいのでしょうか。人が亡くなっても安定していつもの仏様?でいらっしゃるのでしょうか。悲しくないのでしょうか。もしそうなら,ちょっと怖いです。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

悲しみは当然あります。

死から逃れる方法や
悲しみから逃れる方法を
知っているわけではありません。
それらを受け入れられる方法を
知っているだけです。

四苦八苦を
悪いことダメなことと認識するから
逃れたくなるのです。

死も
死別の悲しみも
普通のこと当たり前のことと思えれば
逃れる必要は無いと
受け入れられるようになりませんか?

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和田隆恩
 浄土真宗(大谷派)/広島県広島市/17世住職。  1967年京都市生ま...
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昨日葬儀がありご家族の方が泣いておられるのを見て私も涙がこぼれました。
お念仏も途中泣き声になりそうになって何度か声が詰まったりしました。
悲しい時は悲しいですよ。
でも、だからこそ、悲しむ自分をそのまま救ってくださるという阿弥陀仏を私は信仰しているのです。
南無阿弥陀仏。

追記
私も現実を受け入れられない時があります。悲しみながらも、ただひたすらに阿弥陀仏が作られたという極楽浄土で再会することを信じるのみなのです。
南無阿弥陀仏

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私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
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仏さまでもあります。

桔梗さん、こんにちは。

坊さんでも大切な人が亡くなったら悲しみますよ。仏さまでも悲しみます。仏さまも喜怒哀楽があるのです。喜怒哀楽があるからこそ、私たち喜怒哀楽の苦しみがわかるのです。ただし仏さまと私たちが違うのは、仏さまは悲しみに心が負けない、心が揺れることがないだけです。

仏教の目的は、心のコントロールです。自分の心をどう自分でコントロールしていくか。桔梗さんも是非、仏教を学んで心の喜怒哀楽に振り回されないように、生きてくださいね。応援します。

合掌

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質問者からのお礼

コメントありがとうございます。そして酷いことを言ってしまって申し訳ないです。ごめんなさい。
先日,大好きな人が亡くなってしまい,色々頭の整理がつかないまま投稿してしまいました。
悲しみのなかでも仏様(仏像) の表情が変わらなくて,ふいに仏様酷いなと思ってしまいました。落ち着いて考えてみたら仏像の表情が変わったらホラーですし,そもそもありえないですよね。そして仏様=お坊さん,と考えが飛躍してしまいました。ごめんなさい。

どうしても抗えないことなのに抗おうとして,わずかでも,可能性が本当にゼロに近くても必死に最悪の現実が来ないように抗ってました。今でもわずかな可能性を必死に探す自分がいます。でも,どんなに抗っても現実が変わらないことがある,抗ったってどうしようもないことがあることがあるのかな,と思い始めています。現実を受け止められないですが,心が不思議なくらい静かです。

酷い質問してしまいました。重ね重ね謝ります。ごめんなさい。
後から自分の投稿を見返してみて,回答を拝見させていただいて気づきました。仏様にもお坊さん方にも謝ります。ごめんなさい。本当にごめんなさい。

「仏教全般」問答一覧

良い人・優しい人が損する理由

YouTubeのオススメに「良い人・優しい人が損する理由はこれです」みたいな動画があったので、とりあえず観てみました。その動画には「ブッダの教え」というサブタイトルが付けられていました。 優しさと思いやりが、いいように利用され苦しむ主人公の話でした。 その後、主人公が見つけた答えは、 ①「自己尊重と他者への尊重のバランス(自分自身と他人の間に健全な境界線を引く)」 ②「自分の気持ちや考えを尊重してもらえない関係は健康的ではないと理解しそのような関係とは距離を置く」 ③「支援や協力が真に価値を持つ場合にのみそれらを提供するようにする」 というものでした。 私にはとても良い話に感じましたが「我を無くす」から遠のいてるようにも見えて、この話をどこまで鵜呑みにしていいのか迷っています。 「ブッダの教え」とありますが、この動画に出てくる登場人物名や逸話をネットで検索してもそれらしいソースが見つかりませんでした。 (生きにくさを抱えた現代人向けの創作?) ここでお坊様方にお聞きしたいのは①②③は仏教的に見て、実行しても大丈夫な内容でしょうか。 またお坊様方の考えなどもお聞かせ頂けたらと思います。 よろしくお願いします。 補足です。 私は優しさ・善良さとは程遠い人間ですが、周りではよく聞く話だったので、このテーマに関心がありました。

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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ