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どこで教えてるんですか

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観光でお寺や神社にお参りに行きますし、お墓参りもいたします。
しかし、どこで仏教が学べるのか実は分かっていません。
学ぼうとするとネットで本を買う事になります。
教会のように毎週日曜日礼拝したあとの聖書勉強会のようなものはあるんでしょうか。


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お坊さんからの回答 4件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

実は何処でも

以下、曹洞宗の一僧侶として回答させていただきます。

一般的に「仏教」と言われるそのほとんどは、世俗的・歴史的な「慣習」のようなものを積み重ねた「仏教的なしきたり」みたいな話であろうと思います。それはお寺の歴史であったり神様や仏様の成り立ちであったり諸外国の宗教との絡みの話であったり…
質問者様が知りたい「仏教」とは、そのような慣習的な知識のことなのか、それともお釈迦様から伝わる言わば人間学のような教えのことなのか。前者であれば昔も今もいろいろな書籍が出回っておりますので何かしらご購入いただければそれなりの知識は得られるかと思いますが、おそらく本来ご希望なのは後者のほうですよね。
これは私共和尚も正直「これです」とはっきり提示できない部分でありまして、度々困るところであります(^_^;
確かに古典資料を元にした書籍等で勉強もできますが、それだけでは足りないですね…老若男女問わず自分以外は全て教えをいただける「師」であり、自分が関わる沢山の人と日々追求をし、一生をかけて理論の構築と破壊を繰り返し形作って行くものだと考えております。
それと、私達僧侶には近しい存在として「直接的に繋がる僧侶の師匠」がおりますが、一般の方々には身近にそのような関係を築ける間柄の師匠がなかなかいないですからね…悩ましい問題です…
私は↓
・経本、経典等の書籍から学ぶ仏教は「仏教のインデックス(見出し)」
・他者との関わり合いの中で学ぶ仏教は「仏教のメインコンテンツ(内容)」
だと考えます。
そして、学ぶこちら側のスタンス次第でどうにでも転ぶのが「学ぶ」ということです。その人やその物事から「学ぼう」とする気持ち次第なんですよね。当然、逆も然りです。

ちなみにこうして唸りながら回答させていただいている現在も…
大事な仏道の修行だと思うのです(^o^)

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有り難し
おきもち

現代は実に「背負い込んでる」人が多いと思う。 別に自分が背負い込まなくて...
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浄土真宗をしっかり学びたいなら、

こちらの通信教育をお勧めいたします。
私は違う宗派ですが
在家の方が学ぶには最適だと思います。

http://www.chubutsu-tsukyo.jp/

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有り難し
おきもち

和田隆恩
 浄土真宗(大谷派)/広島県広島市/17世住職。  1967年京都市生ま...
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有るお寺には有りますし、無いお寺にはありません

法話会、坐禅会、報恩講、プチ修行、ご詠歌などのキーワードに都道府県や地域をくっ付けてググってみて下さい。
あと、宗派によってはこのような↓検索コーナーを設けている場合もあります。法話や坐禅のような条件と地域を指定して検索することができます。
https://www.sotozen-net.or.jp/searchsystem_jiin

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おきもち

曹洞宗副住職。タイ系上座部仏教短期出家(捨戒済み)。仮面系お坊さんYouT...
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たとえば

日本テーラワーダ仏教協会のホームページをご覧になってみれば、参加できるイベントがあるかもしれません。

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おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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質問者からのお礼

曹洞宗の和尚様、禅僧様、温かいお言葉と情報をいただき有難うございます。

TAIKEN(FDN)様のご指摘の通りだと思い、改めて振り返りました。
根本的には、すがるものや知恵を求めているのかもしれません。

すがるものとして、
歴史上の信者の姿に涙が出るほど感動したのは、過酷な状況下に宗教に真価をみていたその強さに対してだと思います。
そして現世にいる私の理解では、知りえない価値があると気づかされました。
また、私のご先祖様も信仰心がありましたので、宗教が本来はすごく身近なものだったと思います。
ちなみに母方は曹洞宗です。母の家系は特に信心深いとのことでした。
今回を機に、いつかお遍路にトライしようと思っていました。

知恵として、
TAIKEN(FDN)様のお言葉をお借りすれば「お釈迦様から伝わる言わば人間学」が知りたい、その通りです。
昔からその傾向があり、最近になってやっと通信教育心理学コースを申し込んだのです。
しかし今回を機に、人格を形成するのに宗教的価値観も影響している?と思い長年の謎が一つ解けた気がしています。
とはいえ学習意欲は消えていませんが。

曹洞宗の禅僧様、URLの情報をいただき有難うございます。
身近な座禅会などがあったことを思い出しました。
「法話」をキーワードに身近なところに行ってみようと思います。

浄土宗教師さま、URLを教えていただきありがとうございます。
「テーラワーダ仏教」を知りませんでしたが、先ずはひとつずつ学んでいきます!

和田隆恩さま

こちらの通信教育のURLを有難うございます。
これであれば仕事をつづけながら自分のペースで勉強ができそうです。
http://www.chubutsu-tsukyo.jp/
ただ、通信大学のコースを申込んでしまったため2~3年後になってしまいますが卒業するまで大切に情報としていただきます。
違う宗派にも関わらず本当にありがとうございました。

「仏教全般」問答一覧

良い人・優しい人が損する理由

YouTubeのオススメに「良い人・優しい人が損する理由はこれです」みたいな動画があったので、とりあえず観てみました。その動画には「ブッダの教え」というサブタイトルが付けられていました。 優しさと思いやりが、いいように利用され苦しむ主人公の話でした。 その後、主人公が見つけた答えは、 ①「自己尊重と他者への尊重のバランス(自分自身と他人の間に健全な境界線を引く)」 ②「自分の気持ちや考えを尊重してもらえない関係は健康的ではないと理解しそのような関係とは距離を置く」 ③「支援や協力が真に価値を持つ場合にのみそれらを提供するようにする」 というものでした。 私にはとても良い話に感じましたが「我を無くす」から遠のいてるようにも見えて、この話をどこまで鵜呑みにしていいのか迷っています。 「ブッダの教え」とありますが、この動画に出てくる登場人物名や逸話をネットで検索してもそれらしいソースが見つかりませんでした。 (生きにくさを抱えた現代人向けの創作?) ここでお坊様方にお聞きしたいのは①②③は仏教的に見て、実行しても大丈夫な内容でしょうか。 またお坊様方の考えなどもお聞かせ頂けたらと思います。 よろしくお願いします。 補足です。 私は優しさ・善良さとは程遠い人間ですが、周りではよく聞く話だったので、このテーマに関心がありました。

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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ