回答 4
有り難し 41仏教における教義というか、入門を学びたいのですが、どうすれば良いのでしょうか？
例えばキリスト教なら教会に行けば講座をやっていたりしますが、お寺に行ってもなかなかそういったものが見つからない気がします。そういった講座などはあるのでしょうか？
また自学するにしても、キリスト教における聖書のようなわかりやすい正典もなくどこから手をつけていいのかわからない状態です。
どうか知恵をお貸し下さい。宜しくお願い致します。
お坊さんからの回答 4件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
ゆかり様
ご質問ありがとうございます。仏教の学びの場・・私が言うのもですが、難解なものも多く、ひとまず私がこれまで出会った本でオススメをご案内させていただきますね。
ブッタ入門 中村元著 春秋社
→ 入門という意味では1番分かりやすく、お釈迦様の生き様・基本的な考え方がよく分かります。
ほとけ様に教わった
毎日をハッピーにする90の方法
南泉和尚著 ディスカヴァートゥエンティワン
→ 仏教の教えを身近な生活レベルまで落とし込んでいる。分かりやすい本です。
この二冊なら、読みやすく生活にも活かせる内容かと私は考えます。
仏教伝道協会が発行している「仏教聖典」という本があります。
あと、「テーラワーダ仏教ハンドブック (ブッダの教え基礎レベル)」
という本も、基礎知識を学ぶのには良いと思います。
というスリランカのお坊様が東京におられます。在日四十年近く、日本語もペラペラです。宗派に分かれる前の、仏教を、平易な日本語で伝えています。
youtubeとか著作がいっぱいありますので、まずは読んでみる、視聴してみるところから始めると良いのではないでしょうか。
そうですね、仏教は幅が広いからどこから学ぶかといっても迷いますよね。
多くのお寺で定期的に法話会をしているのでネットなどで探して参加してみるのがいいかな。
例えば東京にある浄土宗の増上寺では毎週日曜日9時から10時まで大殿で自由参加の法話をしていますのでよかったら来てくださいね。
内容は浄土宗の教えが主になりますけどね。
また、本で学ぶならこんな本もいいかな。
「ブッダ いのちの言葉」
宮下真著、ナガオカ文庫
これは法句経(ダンマパダ)からいくつかの教えを抜粋して分かりやすく解説した内容で読みやすいです。
「お釈迦様の処方箋」
平岡聡著、浄土宗出版
これも上記と同じような内容ですが、より現代人の生活に合わせた説明となっていて分かりやすいです。
これらの法句経関連の本は宗派に限らず仏教共通の教えなので一度は読んでおいたら普段の生活でも指針になるかと思います。
また、このハスノハを利用して質問と回答を繰り返して学ぶということも可能だと思いますので、どんなことでもお気軽に質問してくださいね。
なお、回答するお坊さんの宗派や個人的な思想によって回答は違いますが、誰が正しいとかではなく、それぞれが意味があるものと受け止めてくださいね。
ではまた。
