遺影の微笑みとお供え物
私が子供の頃から現在進行形で目撃する不思議な出来事です。
私が子供の頃からよく母の実家である母方祖母宅に遊びにいっていました。
母方祖母は霊感が強く、多くは語らないものの母曰くかなり色々な出来事があるようでした。
祖母は母が9歳の時に祖父が事故で先立ち、再婚もせずに母方祖父の両親である曽祖父母とまだ子供だった母と叔父達を育て上げました。
祖母は温厚で優しい性格で洞察力が鋭い人ですが、怒らせると怖いですが私は父方母方どちらの祖母も大好きです。
母方祖母は甘いものが大好きで、子供の私には親から頂くお小遣いの範囲内で帰るものはコンビニの100円シリーズのお菓子のかりん糖が精一杯でしたが、喜んでくれました。
「おや、有り難うねぇ。お祖父ちゃんやご先祖様と皆で食べたいから最初にお仏壇にお供えしてくれるかな?」
と、毎回祖母に言われました。
私が幼い頃から自然と祖母宅に着くと必ず最初はお仏壇へご挨拶が毎回恒例でした。
仏間には母方祖父と曽祖父母と曽祖父のご両親の遺影が飾られています。
お仏壇にお線香をあげて鐘を鳴らし手を合わせて持って来たお菓子を供える…ポッケに入っているお菓子から100円のお菓子から現在はお給料でゲットしたちょっと立派なお饅頭やクッキーや洋菓子とレベルはあがりました。
しかし、そのお菓子を供えて遺影を眺めるのが幼い頃からの癖ですが、その時に不思議な事が起こります。
お仏壇に手を合わせる前に遺影を見ても少し微笑みがあるくらいの表情ですが…お仏壇に手を合わせてお菓子を供えてまた遺影を見上げる私が見るのは、明らかに満面の優しい微笑みの遺影の方々でした。
そうなんです…。
明らかに遺影が笑っているんです。
気のせいとかそんなレベルではありません。
祖母と叔父も確認していました。
「お菓子をあげるのはしおりだけだもんね。」
「お仏壇はあの世とこの世を繋ぐ窓何だよ。だから、生きている人の考えなんかお見通しよ。だけど、お祖父ちゃん達はお菓子を供える小さなよく笑う賑やかな娘っ子が可愛くて仕方無いのね。お菓子を供える度に可愛い事をするって笑っているのよ。」
…と、叔父と祖母は優しく微笑み教えてくれました。
因みに、この現象は何処の親戚宅でも同じです。
気のせいかもしれませんが、遺影が笑っています。
因みに自宅の祖父も同じです。
やはり見られているんですね。
有り難し 23
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