自己紹介
始めまして、釈心誓と申します。
浄土真宗本願寺派の僧侶です。
若輩浅学の身でありますが、多くの方のお支えの中で日々精進しております。
仏教には、「私が知らないことを仏様から聞かせて頂く」という大切な側面があります。
聞かせて頂くのは、仏様の智慧であります。
今まで仏様のご縁が遠いと感じておられた方が、少しでも仏法に触れるご縁になれば幸いです。
回答した質問
仏になることが本当の幸せです。
これは、お釈迦様が悟られたことです。
仏になることが仏教の目的であり、仏教とは仏になる為の教えなのです。
しかし仏教徒であっても、ほとんどの人は仏になりたいなんて望んでいませんし、それが...
反復練習をしましょう。
仏道修行のもっとも厳しいことは「退転」することです。
たくさん修行してたくさんお徳を積んだのに、フッと息抜きをしたらそれら全てがなくなってしまう。
また初めから修行しなくてはいけなくなるので...
「縁」は仏教の根本思想です。
全ての事柄は「縁」によって起こります。
「縁なんてものはない!」ということはありえません。
「縁起」「無我」「無自性」「諸行無常」等、これら全て「縁」の道理を教えてくれるものです(^^)
一人で悟ることが出来たのは、お釈迦様だけです。
長い仏教の歴史の中で、それが出来たのはお釈迦様だけです。
お釈迦様のお弟子方はお釈迦様がおられたので、悟ることができました。
必ず仏になれること。
浄土真宗のウリは『必ず仏になれる』ことです。
いのち尽きたその瞬間に仏になれるのです。
仏になるということは、お釈迦様が悟られたその境地を私が頂くということです。
それは到底あり得ないとて...
先祖供養は何故するのか?
正しい供養は何か?と問われますと当然宗派によって異なります。
浄土真宗の場合は、お仏壇の過去帳に法名を記帳し、命日に合わせて法要を営み、阿弥陀様のお話を聴聞することです。
世の中で言う「...
自殺をしても行き先は変わりません。
仏教では死に際は全く問いません。
いのち尽きるとまた生まれるというのが仏教です。
自殺でも病死でも事故死でも、行き先は二通りです。
①輪廻し六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天)に生...
浄土真宗は出家をしません。
浄土真宗の僧侶は出家をしない在家僧侶です。
私たちは出家(修行)をする必要がありません。
阿弥陀如来の他力本願による浄土往生成仏が全てなので、こちらの側でなにかする必要が全くないからです...
日本人は方便が好き。
「嘘」と「方便」は意味が違います
「方便」とは、相手を正しい方向へ進めさせる為の手立てです。
お釈迦様の説かれたお経には方便が多用されます。
どれも衆生を仏道に入らしめるための手立てです。...
私の知恵と仏様の智慧です。
分別は私の知恵です。
無分別は仏様の智慧です。
だから「仏様は分別しないんだ」ぐらいしか理解できません。
仏になったら分かるものです。
私もそろそろ分かると思います。
ご一緒に仏に...
幸せ=仏になること
私たちはよく『○○が叶えば...』 とか『○○になれたら...』と幸せの定義をします。
しかし、実際その希望が叶うと幸せにはなれていない自分に気づきます。
また新たな欲求が生まれその欲求に縛...
「死に際」「死に方」を問いません。
キリスト教では自殺は煉獄に落ちる大きな罪とされています。
自分で自分を殺すことは、宗教上「殺人」になるようです。
宗教的にいう「悪」だと位置づけされているのです。
あくまで、道徳的な観...
質問:仏教では自殺は悪いことではないというのは本当でしょうか。
仏法を聞きませんか?
仏教は仏になる教えです。
仏になることが最終目的であり、仏教にそれ以上の目的はありません。
言うなれば、「夢=仏になること」であり、「希望=仏になることができる可能性がある」ということです。...
「生死(しょうじ)」の道理を知ることが大切です。
私も死ぬことは怖いです。
一度も経験していないので、どうなるか不安です。
しかし、お釈迦様は明確にお説きくださいました。
死ぬとまた生まれる。
死ぬと生まれるから「死」と「生」はくっ...
質問:死の恐怖ばかり考えてしまい精神と心身を病んでしまいました。
仏様の話を聴聞してほしい。
モノの価値は自分が付けるのではありません。
自分以外の存在が価値を見出してくれるのです。
習慣さんが「自分の命に価値を感じない」と思っているのは事実でしょう。
しかし、価値があると言ってく...
伝統宗教には続いてきた理由があります。
誤解を恐れずに言えば、浄土真宗も昔はカルト宗教のようなものでした。
明治時代までは浄土真宗と名乗ることも許されなかったです。
しかし、親鸞聖人がお示しくださった教えは、何物にも変えられない魅...
人生の意味は仏様が明確にお説きくださいます。
人は人生に空しくなることがあります。
それは人生の意味が分からない、理由がわからないからです。
「人は何故生まれ、死んだらどうなるのか」
人間の知恵では絶対に答えがでません。
かっこいい...
いつの時代も子どもは遊ぶ場所を求めています。
取り柄がないさんのお宅のお庭が好かれてるんですね。
うちのお寺も昔はいっぱい子どもが遊んでいたようですが、最近はめっきり減りました。
好き放題に遊ぶ子どもを「コラー!」と叱ってる風景はいいで...
また会える世界があります。
亡くなった人とは永遠の別れではありません。
仏説阿弥陀経には「俱会一処」と説かれています。
いのち尽きた後に「一つの処で俱(とも)に会える」と言う意味です。
その場所が極楽浄土であります。...
どうぞなさってください。
古くから「写経」は師匠の許しがなければできませんでした。
選ばれたわずかな僧侶が許されることでした。
現代では、「写経」=「精神修行」、「写経」=「祈願成就」のように言われますが、そのような...