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進行系の苦しみを減らしたい場合

回答数回答 5
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生まれ持ったスペックの中で、いかに楽しく幸せに暮らしていくのか工夫して生きていこうとするのが仏教というアドバイスをいただきました。

私は、楽しむ事が出来ません。
またプラスでそのスペックのせいで苦しみが永続的に続いています。

それらは例えば価値観に対する苦しみもあります
価値観や考えを変えれば変わる価値観もあります、今の大半のハスノハの悩みはそうでしょう。

でも今現在を苦しめさせる何かでもあります。障がいとか、やりたくない仕事とか、仕事のストレス、後悔やら、攻撃的な人間関係やら(イジメとか)、身体の苦痛やら。

それらって楽しむとか以前に一緒に共存したりできないし価値観を変えても苦しいのは苦しく仏教でどうこう出来るものじゃないと思うのです。

そんな中でこういう苦しみは仏教的にはどうやって対処してるのですか?
思考を変えて身体の苦痛やらも改善できるほどのものなのですか?

貴方は選択ミスで、今からお坊さんを辞めて毎日ウンコ食べる仕事をしてくださいと言われてそれを永続的に繰り返さなきゃならないです、ウンコを食べる仕事は辛いです。
ウンコを食べる仕事は性格上向いてないです。

周りのウンコ食べてる同僚達はフルシカトで人間関係でも苦しんでいます、ウンコ食べる仕事はかっこ悪いし恋人もできないです、ウンコ食べる仕事をしていることに後悔を感じています、全部選択ミスで起きた仕事選択です。詰将棋の状況です。
ウンコ食べる仕事をするのに無駄に学歴が高いですあんなに勉強したのに、高い学費払ったのに。

辞めたら履歴書が汚れて、下痢を食べる仕事しか残ってないです。

私はウンコを毎日食べています。
価値観を変えたら幸せなのですか?

そんな中で毎日価値観を変えるだけで幸福になるんですか?


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お坊さんからの回答 5件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたの苦しみを大事にしたい

ご相談拝読しました。

「どうにもならないことだからウダウダ言ってても仕方がない」

こういう感じに良い意味で「諦めがつく」=「(腹の底から納得して)引き受ける」ということに至らないとしんどいのは変わらない面もあるかと思います。

もちろん変えられることは変えていけばいいのです。でもそうでもないものもあることはわかります。

障がいについてはニーチェさんの状況も詳しくわかりませんし、医学的知識があるわけでもないのですが、おそらく投薬治療や行動療法でも限界はあるのでしょう。ですからどうにもならない部分はやはりあるのではないでしょうか。それを「良い・悪い」とするのは評価・価値観の問題であり、悟りでも得ない限りはその比較思考が完全になくなるわけではないでしょうが、どこかで「これが私だ」と引き受けることは比較思考を保持しつつでも可能であると思います。そして宗教的な救いとはそういうアプローチなのだとも思います。

お仕事についてはどうでしょうね?そんなに嫌なら辞めてもいいのでは?辞めたらもっと悪い仕事しか残っていないというのは「事実」でしょうか?それともニーチェさんの「価値観」にもとづいた「推測」や「評価」でしょうか?

>価値観を変えるだけで幸福になる

なんて私は思いません。いや、本当に変えられたら幸福になるのかもしれませんが、そう簡単に変えられないのでしょう。こびりついてしみ込んだ私たちの価値観というものは。そしてそれに振り回されるのでしょう。

だから、「価値観」に振り回されて苦しいのは自分自身なので、そうではなく「事実」に拠り所を置き、「事実」を教えてくれる法を頼り、弱い自分のままで振り回されながらでも行動していきなさい。そしたら行動する中で狭い「価値観」が破れてより広い視野が開けてくるでしょう、と仏教は教えてくれるのではないでしょうか。

価値観変えただけで今現に苦しいものがなくなるなんてのはニーチェさんの苦しみを舐めすぎです。そんなものじゃないでしょう?本当に本当に苦しいのでしょう?

だからこそ、急には価値観が変わらなくても、苦しみが晴れないままでも、やれることはやっていきましょう。
そして「諦める」=「事実を事実としてあきらかに知り引き受ける」ところまで突き抜けましょう。

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おきもち

はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生...
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一歩づつ進みましょ

こちらのご質問の返信をありがとうございます。
https://hasunoha.jp/questions/29536

以前と比べてだいぶニーチェさんの質問が変わっていきましたよね。あなたはあなたが思っているより遥かに、人の話を聴いて変わることができるタイプの人ですよ、明らかに。あなたの問答が既にそれを証明してきました。

hasunohaにも以前いらっしゃったことありますが、ホントのホントに人の話を聞けない人はもっと振り切れてます。
回答僧「だから何度も言うけど、そんなこと言ってねぇって言ってんでしょ!」
質問者「いや、私は貴方がたの言う真理のパワーの瞑想を実践して世界を見通しているのです。」
みたいに。晒すのはよくないですが、それであなたがこれからの人生を頑張れるなら探して貼りますよ。あちらの質問者さんも匿名のはずですし。

さて、お釈迦さまはコーサラ国のパセーナディ王に「ダイエットしなさい。あなた立ってるだけで息があがるほど太ってるから苦しいんスよ。」という説法をなさいました。
道元禅師も「身体の健康を調えれば、心も随って調ってくると医方でもよく言うし、修行は生活習慣を調えるのも大切なんやで。」と『正法眼蔵随聞記』で言っています。

別に考え方だけで全部どうにかなるのが仏教ではないと私は理解しています。

私は仕事を『ある程度』選びたいです。県内のお寺さんから「ご詠歌の仕事やれよ」と言われますが、全力で回避しています。それに宗門の布教師としての出世は目指していません。言いたいこと言えなくなるの嫌だし。
だからこうやって在野の匿名で回答してます。夜の2時3時まで投稿して9割以上の問答が1円にもならんのだから、その待遇だけ見れば超絶ブラックウンコです。そこまでして仕事を選び、言いたいこと言えるように『調え』ています。

価値観を変えるだけで幸福になるとは限りません。
でも大体の場合、一番邪魔してるカサブタが価値観や先入観みたいな心なんです。
…お坊さんも価値観だけじゃなかったでしょ?仏教は価値観だけという先入観も1つの価値観です。
それが分かっただけでも価値観ひとつ分の変化です。

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有り難し
おきもち

曹洞宗副住職。タイ系上座部仏教短期出家(捨戒済み)。仮面系お坊さんYouT...
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日本一のうんこ食べを目指す

こんにちは。

 良いですね。思考の歯車がひとつ進みました。

 うんこを食べる仕事は辛いですか?
 うんこを食べるのは、何がイヤだろう?においかな?食感かな?
 まずはそうやって、何がイヤなのか原因を突き詰めるんだ。そして一生懸命工夫しておいしくうんこが食べられるようにする事なんだ。学歴があるならなおのことだ。
 (ちなみに、私たちが食べているお菓子などに入っている「人由来の乳酸菌」って、人糞から採取したものなんですよ)

 かっこ悪い?仕事に貴賤はないんだ。どんな仕事だってプライドを持って一生懸命やっていればかっこいいんだ。中途半端にやるからかっこ悪いと思っちゃうんだ。
 東宝グループ創業者の小林一三さんの言葉に
「下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。そうしたら、誰も君を下足番にしておかぬ。」
 という言葉がある。どんな仕事でも日本一を目指すんだ。私もうんこ食べを命じられたら、日本一のうんこ食べになるように努力する。

 私も地べたをはいつくばって(比喩的に)くさいうんこを食べてきた。あきらめず前を向いて進むことだ。ひとまずは日本一のうんこ食べを目指すんだ。

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有り難し
おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoh...
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仕事に上下貴賤はないよ!

ニーチェさん、こんにちは。

 仕事に上下貴賤はありません。もし、うんこを食べる仕事があるのであれば、それは卑下することはないのです。もちろんうんこを食べる仕事はあります。赤ちゃんを育てるお母さんは、育てる間に手について口に入れてしまううんこがこぶし大になるそうです。でもお母さんは子供を育てる喜びでうんこを食べてしまっているのですよ。

 人の嫌がる仕事でも、誰かがしなければ、いけません。それを嫌々するのではなく、喜んですることこそ、仏の教えの価値かんです。仏教は見た目の汚さよりも、心の汚さの方を重要視します。お釈迦さまこそ、多くの人々のうんこのような汚い心を取り除く仕事をしているのです。

 見た目の汚さは仏さまにとっては何の価値もありません。ほんとうの美しさが見えないことこそ問題なのです。

 見た目にとらわれない生き方をしみてください。そこから自分の生き方を誇りに思う心が培われます。合掌

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おきもち

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「入菩薩行論」第5章・13偈

ニーチェ様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

価値観を変えるのはなかなか一朝一夕にはいかないところでありますが、かといって、外部世界を自分の価値観通りの世界に変えるとしても、この膨大な世界、全存在を変えることなど、とてもできないところであります。

しかし、世界を変えれずとも、己の心を変えれば、世界を変えたのと同等の効果を得るところとなり得ます。

シャーンティデーヴァ大師「入菩薩行論」第5章・13偈
ས་སྟེང་འདི་དག་ཀོས་གཡོགས་སུ། །དེ་སྙེད་ཀོ་བས་ག་ལ་ལང་། །ལྷམ་མཐིལ་ཙམ་གྱི་ཀོ་བས་ནི། །ས་སྟེང་ཐམས་ཅད་གཡོགས་དང་འདྲ། །

「この大地を皮で覆うとしたら、どうしてそのような皮が足りるだろうか。[しかし、]靴底のみに皮を貼れば、すべての大地が覆われているのも同然だ。」

この世の全てを自分の思い通りにすることなど、とてもできるものではないが、自分の心一つをしっかりと治めてあげることさえできれば、別にこの世の全てを自分の思い通りにできなくても、平穏無事に過ごせられるものとなる(この世の全てを自分の思い通りにできるのと同じ効果がある)のである、となります。

また、その変える心も世間の価値観、モノサシであっては、何も変わらないところとなります。

そこを仏様のモノサシ、勝義の価値観によって見れるように、仏教によって少しずつにでも調えて参りたいものとなります。

川口英俊 合掌

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おきもち

Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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質問者からのお礼

ウンコを食べる仕事は例えです。皆さんも嫌な向いてない仕事をしたら嫌でしょ。私はやりたい仕事ではなく現代の奴隷と言われる理系の仕事をしています。
そして仕事の例も例えです、人間関係でも病でもなんでもいいのです現在進行系の苦しみはどう消したら良いのか苦しんでいます。

原因は色々です。つまらない、面白くない、人間関係が嫌、向いてない、やりたい事がある、世界観がつまらなすぎて理解できない。

そもそも向いてないですし、日本一になれる程みんなが簡単になれるのなら世の中はイチローやアインシュタインに溢れると思います。

ありがとうございます。

発達障害に関しては、限界がありどうにもならないですね。
それらに対しては受け入れるようになっています、どちらかというとその障害により他人からの無視や、他人からの攻撃や、仕事や人生面で多大なる苦労を得ているので私はそれらの苦労を精神的に処理したい。
障害からくるものなので原因からアプローチして対策しようとしても同じような失敗や選択ミスやらがあって上手くいきません。

全てを喪失してもいいと思える気持ち。プライドやらを捨ててもいい気持ち、あと60年もある人生を拷問しながら過ごしてもいい気持ち、全ての親戚付き合いを消して生活保護を利用して365日毎日何もしない人生でもいい気持ち。
これらを持たないと難しい気がします。

仕事を辞めたら日本ではやはり厳しいですね。
なぜかと言うと私は選択ミスで新卒を失って、その後にやっと就職して得た仕事だからです。
だから次仕事を見つけるときはもっとヤバい仕事しか残ってない。
そんでそんな仕事しか残ってなくて辛くて今よりつまらないならそもそも生きる為にそこまで働く意味がわからない、つかそこまで生きる事に執着しない。そんなクソつまらない事をして何十年生きるとか拷問と思って、ふと電車の中に飛び込みたくなります。

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良い人・優しい人が損する理由

YouTubeのオススメに「良い人・優しい人が損する理由はこれです」みたいな動画があったので、とりあえず観てみました。その動画には「ブッダの教え」というサブタイトルが付けられていました。 優しさと思いやりが、いいように利用され苦しむ主人公の話でした。 その後、主人公が見つけた答えは、 ①「自己尊重と他者への尊重のバランス(自分自身と他人の間に健全な境界線を引く)」 ②「自分の気持ちや考えを尊重してもらえない関係は健康的ではないと理解しそのような関係とは距離を置く」 ③「支援や協力が真に価値を持つ場合にのみそれらを提供するようにする」 というものでした。 私にはとても良い話に感じましたが「我を無くす」から遠のいてるようにも見えて、この話をどこまで鵜呑みにしていいのか迷っています。 「ブッダの教え」とありますが、この動画に出てくる登場人物名や逸話をネットで検索してもそれらしいソースが見つかりませんでした。 (生きにくさを抱えた現代人向けの創作?) ここでお坊様方にお聞きしたいのは①②③は仏教的に見て、実行しても大丈夫な内容でしょうか。 またお坊様方の考えなどもお聞かせ頂けたらと思います。 よろしくお願いします。 補足です。 私は優しさ・善良さとは程遠い人間ですが、周りではよく聞く話だったので、このテーマに関心がありました。

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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ