2023/10/27伝えるのが真心か、伝えないのが賢さか
怪我をしてしまい、治療院へ約2ヶ月ほど前からお世話になりました。
その院は門前の仲見世通りにあり、初夏に新しくできたばかりでした。
怪我した当初は、適切な処置で仕事を休むことなく大変良かったのですが…
一向に治療が終わる気配もなく、次、また次の予約で、施術や接遇マナーについても少々気になる点はありました。
例えば、相手に接している間に業務連絡や他の患者さんの所へ行くなど、その場を離れる時は必ず手を離す前にひと声かける、一連の動作の中で、なでる、トントンとたたくなど、患者の心身の緊張を緩めるための手の置き方があるのですが、元々痛めた部分を拳で普通に叩いて響いたり、単純に重くのしかかるだけの雑に感じられる置き方、などの違和感です。
治療学を学びに学会へ参加したり、手技を生業としていた自分の中で経験者として備わった常識との隔たりに、日に日に不信が膨らみました。
ある日、施術中に「今度、ハロウィンの仮装をするんです」と他の患者さんへ話す声が耳に入りました。
怪我直後は応急処置に助けられた反面、ずっと長々通ううちに質が薄れていき、施術や接遇マナーに疑問が生じていた矢先でしたので
ハロウィンの仮装をした治療家に、お預けするのは気が進まず、理由は伏せて「卒業」を告げてきました。
大変残念そうな感じでしたが、寺院や大きな神社のある門前町の仲見世に院を構え「地域の人々に貢献する」という建前と、施術の質が伴わないこと、治療行為と仮装(仕事と遊びをごちゃまぜにする)が受け入れ難かったこと
真心が手から伝わらなかったこと
それらを伝えずに去ったこと、それで良かったのか、時々心に浮かびます。
年代は20代前半の方ばかりで、患者さんを集める能力や、予約に繋げるノウハウがあることはわかります。
ただ、肝心の施術の質が…(あくまで私の感覚ですが)
繁忙してくると何か大切なものを忘れてしまう…、応答もマニュアルがあることが察せられますし、一生懸命なのはわかりますが
驕れる者は久しからずに思えてなりません。
(クリスマスケーキを売るために、商売人がサンタの格好をするのはわかるのです)
プロフィールにも書いた通り、志もあるので、今回のことは学びに繋げたいと思います。
下手にクレーマーになるよりは、それで賢明な選択だった、大人になった、そうけじめをつけたいです。

有り難し 9

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