自己紹介
初期仏教というか仏教本来の教えを学びつつ、その在家信者のあり方から見た日本仏教、浄土真宗ということで活動しております。
先祖供養とか功徳回向とか、みんなお釈迦様が最初からおっしゃっていたって、ご存知でしたか。私たちも謙虚に堂々と日本仏教しましょう。
著書いろいろあります。『功徳はなぜ回向できるの?』、『お布施ってなに?』、『悟りの四つのステージ』などなど。
Amazonなどで検索してみてください。
2019年度より広島大学客員教授
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回答した質問
このままの心で死ねば餓鬼道に堕ちるので償えません。
死ぬまでや死ぬ時の心の状態で死後の転生先が決まります。
欲が満たされない悔しさや怒りが強すぎると、死後は必ず餓鬼道に堕ちます。
餓鬼道やそれより下の世界で罪を償うことはできません。その...
死に方は来世におよそ関係ありません
「成仏」は悟りを開くことで、生きてる間に修行しないで死んだら「仏になる」ってのは無理です。世間で「成仏」というのは「良い生命に生まれ変わる」の意味だと思います。
死んでも心の流れは止まら...
歴史的に見れば
歴史的には面白い事例があります。江戸時代よりちょっと前のキリシタンたちの報告です。
曹洞宗の人々は死後のことなんか考えずに今生きているうちに悟りを開いて輪廻から解脱するのだと頑張ってい...
受け流すスキルを身に着ける
就職氷河期とか手に職とか言いながら、しかしやはりしっかり勉強して資格を取って、誇りをもって日々の仕事に臨んでおられると思います。
で、実際のジジババは、特に爺は、言いたい放題やりたい放題で、...
日本の法律では不倫です
仏教が起った頃の古代インドでは跡継ぎのためにこういうことは良くありましたが、現代日本の法律では夫が不倫して、その子供も生まれた、ということになります。
跡継ぎだけ考えるなら、あるいは、あなた...
「この人生劇場で演じます」と軽い気持ちで
ああ、実にノーマルな考え方ですね。
しかし、別れるとかのマイナス思考は抑えて抑えて。
お二人とも、この一生涯の安楽とか快楽とかだけでものを見ているような気がします。
どうせ...
愛ではなく慈悲で
親に食べさせてもらえないとか暴力などを振るわれると、親からの怒りに対してこちらも怒りの反応が出て大変ですが、コミュニケーション不足で愛情不足くらいなら、なんとか頭を切り替えて乗り越えましょう。
...
拙著『浄土真宗は仏教なのか?』(サンガ)
をご覧いただけると有難いです。アマゾンなどで出てきます。
「私が属する浄土真宗では、釈尊の教えと浄土真宗の教えをどう折り合いつけるとよいだろうか」という視点で書きました。他の宗派のお坊さんに...
混ぜなければ大丈夫
出家の師弟関係は二十四時間ですが、在家者と出家者の師弟関係は、その時々ですので、混ぜなければ大丈夫だと思います。直接習いに行く場合でも、どこかのお寺の坐禅会なら、その導師のやり方で徹底的にやる。...
実際に症状が出てから
克服する術を探すので良いのではないでしょうか。
陰謀論とか言われますが、同じ製薬会社のものでも内容が何種類もあり、症状が重い人や亡くなる人から、何ともない人までいろいろみたいです。
まだ...
対価
生命同士の交流についてスマナサーラ長老が「give and take(取る)ではちょっとキツイ。give and given(与えられる)くらいだとうまくいきやすい」というニュアンスのことをおっ...
自利が先、利他が後
初期仏教の順番では、
まず、
私が幸せでありますように(自利)、と心を育てて、
次に、
私の親しい生命が幸せでありますように(自利利他)、と心を育てて、
最後に、
すべての生命が幸せ...
人間関係は信頼に基づく
在家の五戒の五つ目の酒は話が別なのですが、殺生、偸盗、不倫、嘘の四つの中で、仏教から見て一番罪が重いのは、嘘です。次に重いのが不倫。盗みや殺しは欲や怒りのなせることで、体や物で行うことで、傍目に...
冷静な「たしなめ」や「無視」も相手を思う教育的善行為です
そのおばあさんも、人生の最後の時期に、人に悪態をついて嫌われながらこの世を去ろうとしているとは、悲惨な話ですね。
そういう人でも面倒見なければならないこちらも大変ですね。
仏教国だと、こ...
禅定ではないでしょうか
世界や自分が消える(無常、無我)のではなく、世界と自分の「一体感」が出てきたのならば、悟りではなく禅定のほうではないでしょうか。
心を集中させて世界との一体感が生まれると、自他の区別がない...
お母様にも良い人生でした
と思えるのですが、いかがでしょうか。
夫の最後の時を堂々と支え、見送り、その代わり、とくに精神的にきつかったのでしょう、脳梗塞とは。
夫亡き人生をその後も歩み続けるのも良いですが、すぐに...
反省は善行為。後悔は悪行為。
他人を苦しめたから、その分自分も苦しまなくちゃいけない(釣り合いが取れない)とか、人に迷惑をかけた人は迷惑をかけられて生きなければいけないとか、よく言われることですが、どこからそういう考えが出て...
業は自分に帰ってくる
一般的に、何かをおこなった結果として受けるものを業と言いますが、将来の業になるおこないを今おこなうことも、行為の意味で、業と言います。
仏教に限らずインドでは、行為とその結果はセットで、何...
生きること死ぬことはこういうものだ
と、ちょっと無理やり客観的?に見る方法も、仏教にはあります。
親しい人の死を乗り越えるためにいろいろ策はありますが、ひとつ面白いのが、前世からの因縁を譬えに出す方法です。
仲の良い夫を突...
自殺でも他殺でも事故死でも病死でも老衰でも
死後の行き先を決めるものは、生きているときの心です。
死に方は関係ありません。
全てを諦めて心穏やかに死ぬならば、心は悪くありませんので自殺でも問題ありません。
誰かを恨んだり憎んだり自分...