自殺した後の死後の世界のことが気になっています。また、お釈迦様は死んだ者の死に方、死にぎわを問わないとは本当でしょうか?仏教の法典?について色々と調べてみて、お釈迦様が自殺したら地獄に落ちると言っていないことや、自殺を否定していないこと、それら全ては人間の善悪の価値感であることがわかったのですが、サイトや書籍によって若干のバラツキがあったので本職であるお坊様にお聞きしました。じゃないと何か未練のようなものが残りそうで…
また、人間は死んだらどうしても輪廻転生をしなければならないのでしょうか?私は今まで生きてきて、もう生まれ変わるのはこりごりだ、無になるか世界をただ傍観するだけの存在になりたいと思いました。そういうものになる方法はあるのでしょうか?
あとこれは個人的なことなのですが、人間は肉体を離れて霊や魂だけになったら性別や年を超えて姿を変えられるのでしょうか?
以上、よろしくお願いします。
お坊さんからの回答 6件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなたは間違いなく輪廻転生します。
どこにいくかは、三途の川を渡って閻魔様次第。
私にはわかりません。
それはなぜか、あなたは、回りの人や社会から逃げているようで、
実際には、自分自身から逃げているからです。
自死をすれば地獄堕ちの業、そんな脅かすことはいいませんよ。
人生に悩み苦しんで、そういう気持ちになったんだろうから、
あなたにはあなたのご事情があるでしょう。
しかし、宗派を離れて私の勝手な説ですが、
この娑婆世界に降りてくるには、何らなの理由があると思うんです。
カッコつけて言うと、「使命」または、「課題」ですよね。
それを勝手に途中下車したからとって、
仏さまは憐れんでくださることでしょうが、
リセットはかからないと思います。
あなた自身のために、それはそくないからです。
また同じような環境でやり直し、
そんなことを繰り返えすのだったら、
今回しっかりで、生き抜くことでクリアーしなさい。
生き抜くことが唯一のクリアーする手段なのです。
私は、そう思っていますよ。
私は浄土教の信者ですから、寿命が来て亡くなったら、
極楽浄土に連れて行っていただけることになっています。
いわば、パスポートと予約チケットをすでにいただいているので、
安心だし、幸せなんです。
ただ、私は愚かで、もちろん悟りなんか拓けていませんからね、
極楽浄土で、阿弥陀様はじめ諸仏の教えを受けて、
何千年かかるかわかりませんが、学んでいきますよ。
そして、お浄土という最良の環境で悟りを拓くんです。
また、あなたが自死したら、悲しむ人が大勢いますよ。
私は、20年前に友人を自死で亡くしています。
その辛さ、悲しさといったら今でも鮮明に蘇ります。
あなたの命はあなただけのものではない。
ご家族はじめ、回りの人に育まれている命なんです。
決して自死してはいけない。
学生なら、学校をやめてもいい、社会人なら会社を辞めてもいい、
家で引きこもっていいから、だけど、絶対に自死はしないでください。
お願いします。
解決策を一緒に見つけ出してみませんか?
いつでも遠慮なくご相談くださいね。
あなたのこれからの人生と幸せを祈っています。
南無阿弥陀仏
ひとトコロにいませんか?
世界が狭くなってしまっているからそこから抜け出したい心理が働いているのだと思います。
死ぬ・自殺するということは、何よりも大きな力を必要とすることです。
それができる程の力が沸いているということは、他のことをなんでもできるということです。
死ぬ前に旅行しましょう。
世界観がきっと変わるはずです。
自分のルールを世界にぶつけていませんか。
それが思い通りに無くて悔しくなかったですか。
そういう心をもっと大きくしてくれるのが、自分を大きな世界に導くこと。旅です。
まずは、その小さな池から外へ出ましょう。
うちのお寺に遊びに来てくれても構いません。
まずネガティブ思考の無限ループという輪廻をこそ抜け出してみませんか。
ゲタツ。
解脱。
解脱へのヒントを残しておきます。
「人はいつでも解脱している」
「人は死ぬことができない」
「あなたが死ぬことで地獄がうまれる」
「死ぬほどの苦しみを感覚として得たものは大きな力を持つ」
「あなたが怯えているのは自分自身」
興味があったら電話ください。
死にたいという時は冷静な思考ができていないだけです。
お話、聞かせてください。
どうせ死ぬのなら、それからでも遅くはないですよ。
あなたが自殺しても、覚っていなければ輪廻します。また苦しみの境涯に生まれ変わる。これが仏教の考え方です。
だから、いま自殺なさっていも今よりよい境涯に生まれるとは限りませんから、また苦しみを受けることになります。だから今が辛いからといって死ぬのは必ずしも良い選択にはなりません。それよりは生きて覚りに近づいてから、あるいは覚りを得られるという覚信を得てから命をおえることです。
ある程度以上のところまで調べておられるのだから、覚りはすぐには得られなくても、その入り口には入れることをご存知でしょう。指導者を得られれば容易にと言っては言い過ぎかもしれませんが、入れるものだということです。入口の段階を預流といいますね。せめてそこの達してから死んでください。そこまで達していないとまた同じ苦しみを次の境涯で受けるかもしれない。ご承知の通りにです。青森だったら、先代に青森出身の天野和公さんがおいでです。その人に会ってもらってください。
上記のことも重要ですが、それよりなにより、生きてください。生きていないと、生きていてよかったと思う瞬間も訪れません。私はあなたに生きていてほしい、お願いですから生きていてください。
風邪をひいたら熱が出ますよね。
怪我をしたら痛みを感じますよね。
同じように、うつ病になれば死にたいと思うようになります。
つまり、今の死にたいと思う事は心の病から起こる症状ではないでしょうか?
そうすると、やるべきことは、死ぬことではなく、心の病を治すことではありませんか?
その手始めとして、ハスノハになぜ死にたいのか書いてください。
心の内を吐き出してください。
浄土宗では、南無阿弥陀仏と念仏をとなえて極楽浄土に往生したいと願うなら、臨終時に阿弥陀仏が迎えに来てくれ、極楽浄土に往生できると言われています。
極楽浄土に生まれかわるのも輪廻のうちですが、極楽浄土は最高の環境なのでそこで修行すれば、本当に輪廻から解脱できる(悟れる)と言われています。
だから、南無阿弥陀仏と念仏して、自分の人生はハッピーエンド確定の合格人生だと安心してください。
仏教の慈悲はあなたを見捨てません。
あなたが救われるべき存在であることを、日本中のお坊さんが認めてくれるはずです。
阿弥陀仏が実在するかはわからないかもしれません。
しかし、阿弥陀仏を信じている人々は実在します。
私達は、あなたが救われることを願っています。自殺はして欲しくはありませんが、たとえ自殺しても、仏様の慈悲は、あなたが救われたらいいなと願って入るのです。
なお、自殺者の心理を分析してみると、9割は「うつ」だという学者もいます。
あなたの自殺願望も「うつ」の症状かもしれません。
だとしたら、「うつ」を治療すれば自殺したくなくなる可能性があります。
自殺願望が何日も続く場合は、医療機関に相談してみてください。
治療して、脳・神経が元気になれば、平気で生きていられる可能性があります。
本気で悩んでいて毎日がつらい様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
誠に自殺をお考えになられておられる切実なお悩み・・
仏教で死後のことが語られることがあれば、それはいったい何のためであるのか・・
それは、いずれにせよ、仏教の基本となる、悪いことをなさずに、善い行いに努め励みて、心を浄らかにするためであると考えております。
七仏通誡偈「諸悪莫作 衆善奉行 自浄其意 是諸仏教」でございます。
しっかりと仏法を修習し、悟りへと向かう資糧(智慧と福徳)を確実に積めるように、今生においても、できる限り怠ることなく努めて参りたいものでございます。
どうしても死後のことについて、もっとお知りになりたいと思われるのでしたら、下記を是非お読みになられて下さいませ。
「チベットの生と死の書」講談社/ソギャル・リンポチェ著/訳・大迫正弘氏・三浦順子氏
既に絶版のため、古書しかございませんが、お勧め申し上げたいと存じます。
Amazon購入先 https://www.amazon.co.jp/dp/4062813912
もし、お読みになられて分からないことがございましたら、どんどん遠慮なくに、hasunohaへとまたご質問下さいませ。できる限りお答えさせて頂きます。お待ち申し上げます。
川口英俊 合掌