2年前、59歳の母を大腸がんで亡くしました。判明したときには既に末期、わずか半年での別れでした。
私は母の期待に応えられず、たいへんに親を悲しませた娘です。ようやく和解して、これからたくさん親...
世の中のどんな技能であれ、お祈り・お願いで身に付くものは何ひとつありません。
仮に「霊が見える」「他人の心が読める」能力を獲得されたとしても、そのスキルがあなたのお苦しみを和らげるとは、私...
A. 強盗がナイフで人を刺して殺しました。
B. 医者が手術をし人命を救おうとしましたが、失敗し患者は亡くなりました。
どちらも刃物で他人を傷つけて死に至らしめたのは同じです。
が、受...
朝夕は外食、お昼はお弁当ですか。一日のうち、家族で食卓を囲む時間が一度もないのですね。お仕事多忙なのでしょうが、孤食はどうしても早食いに、外食は栄養バランスが悪くなってしまいます。なにより、ご夫...
悩んで迷って当たり前ですよ。だって、お母さんだもの。
私の長男も3歳で急性脳症になりました。入院生活、辛かったです。
障害を持つこと、イコール、不幸じゃない。そう自分に言い聞かせながらも...
少し誤解があるようなので…。
托鉢は「人を近づけないようにするための修行」ではありません。
その逆で「多くの人が功徳を積むチャンスを作る」ためのものです。
僧侶を意味する言葉「比丘(び...
仏さまの身体には、見てすぐにわかる特徴が32あります。
「仏の三十二相」といいまして、身体が広大で、両肩の肉付きがよく、頬は獅子のように膨らんでいる…などあります。手や足の裏までふくよかだそう...
それは
「私たちみんな、必ず命を終える」
「永久に続くものは、この世になにひとつない」
ということです。
いまこうしている瞬間も、私の心と体、それを取り巻くさまざまなもの全てが、刻...
お釈迦さまの従兄弟に、ナンダ王子という方がいました。
王子は出家したものの、国に残した妻が気にかかり修行に身が入りません。そこでお釈迦さまは神通力で彼を天界に連れて行き、目が覚めるばかりに麗し...
ご自分のことを、よく客観的に正直に観察されましたね。そうです。人間の本質を突き詰めてみれば、醜いところだらけです。「私さえよければ」という、あさましい、恐ろしい、愚かな姿が浮き上がってきます。
...
その昔、天人たちの会議で、こんな議題が出ました。
「私たちはみな、幸福に生きたいと願っているにも関わらず、不幸に苛まれています。何故でしょう?幸福に生きる方法を知らないからです!それでは、みん...
命が、生きようとするはたらきのままに生き続けているからです。
年齢を問わず。状態を問わず。たとえ無意識下であっても、です。
あるお医者さんの本で読んだ話です。
長期療養や終末期の患者さ...
信香さまはお寺の一人娘さんでいらっしゃるのですね。
それでは、この問題は突如生じたわけではなく「お寺を継ぐつもりはあるの?」「将来このお寺はどうなるの?」という展望やお話し合いが、進学・就...
まず「慢māna」(conceit)の特相は「自分だけが尊いと驕る」法を指します。
慢には「自分や他人の能力を評価し比較する」ことが不可欠で、単純に「俺はすごいぞ!」という慢から、「あの人は偉...
私は幼いころから宗教職に憧れる「変わった子」でした。奇人扱いで面白がられたり驚かれるのはむしろ快感でした(笑)
まなさんは「他人からおかしいと思われるのはいやだ」「笑われるのはいやだ」「け...
「親に隠れて何かする」はい、至極健全なことです。
ちょっと危ない冒険も、ドキドキの恋も背伸びも、みんな親に内緒でしてみることでしょう。バレバレの嘘や言い訳、人に言えない失敗談も含めて、立派な成...
たとえロウや芯が尽きても、足してサポートしてあげればまだ灯り続ける命の火なら、私は消しません。
生きる可能性のあるいのちに対して、できることを精一杯してあげたい。そう考えるのは、家族なら当たり...
仏像やお札には祀り方の作法があります。
「何を用意し、どのように供養すればよいですか」と問われれば、私たち宗教者は意義や作法を説明しアドバイスすることができるでしょう。
ただ、それを受けて最...
美しく装うことは女性の大きな楽しみです。
六方礼経(ろっぽうらいきょう)には「夫が妻になすべき務め」の最後に「アクセサリーをプレゼントしなさい」と明記されているくらいです。
懸念され...
ミャンマーのお坊様が唱える祝福の言葉の一つです。
「ルーピッヂョー ナッバーゼ」
「人間に生まれた甲斐がありますように」
過去世からの善業により、今こうしてこの環境に人間に生まれた甲斐...