自己紹介
はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。
人生経験も仏法聴聞も、まだまだ未熟な私ではありますが、皆様のお悩みに対し真摯に向き合い、共に悩み共に考えたいと思います。
お話しする内容は「こたえ」ではありません。仏法を聞いてもお金が儲かるわけでも、人間関係に恵まれるわけでも、病気が治るわけでも、何ものにも左右されない心の持ち様が手に入るわけでもありません。
仏法の救いとは悩みが私の思い通りに解決することでなく、どんな悩みも私の現実として引き受けて、悩みながらも生きていけることだと私はいただいております。
悩みを救う(解決する)のではなく、悩む人を救う(悩む私という存在を引き受けていける)のです。
「こたえ」ではなく、「問い」を共有することで、悩み苦しみを引き受けて生きていける一助となれれば幸いです。
【回答について】
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回答した質問

優しい嘘か、厳しいホントか
ご相談拝読しました。
「いつか」「きっと」「今度は」
そんなことはわかりません。おっしゃる通りです。実際に一生を独身で終える方もおられますので、「嘘」と言われても本当に嘘で終わってし...
質問:「いつか」なんて本当にあるんですか。無いんじゃないですか

伊藤様へのメッセージ
相当危険ですが、あえて言葉で表現します。
「霊魂」を、その人をその人足らしめる本体であり、その人亡きあと肉体が滅んでもなお残るもの、と定義し、
「阿弥陀仏の救い」を、人が亡き後、阿弥...

悩み苦しみ生きていく
ひかり様
阿弥陀様は
私たちの苦悩を救うのでなく、苦悩する私たちを救うと言います。
ひかり様の苦悩はひかり様だけの苦悩。私にはわかりません。代わることもできません。
他の...

観音様は阿弥陀様のお慈悲
ご相談拝読しました。
般若心経を写経したものを観音様にお納めしても、ご先祖様や観音様に対し失礼にはあたりませんよ。
浄土真宗のご本尊である阿弥陀如来と観音菩薩は密接な関係にあります。...

それは祖父を思う気持ち?自分を思う気持ち?
ご相談拝読しました。
ゆり様にとっておじい様は大切な存在だったのですね。
今でもそのおじい様を強く思うお気持ちは大変尊いものであるなと感じます。
しかし、ひとつ心配なのはそんな...

ご縁です。
「一生、私には「ご縁」がまわってこない」と決めるには早すぎます。
しかし、「きっとそのうち彼氏ができるよ」なんて言葉はあなたにとって気休めにもならないでしょう。
そうです。一生を独身...

人生は長さじゃない 深さです 幅です
「人生は長さじゃない 深さです 幅です」
業界では有名な?金子大榮先生の言葉です。
何歳まで長く生きようが「まだ死にたくない、まだ死にたくない、もっと生きたい」と満足せず死んでいくの...

自信さえあればなんとかなるのか?
プライドを捨てることです。
自信さえ持てば自分の力でなんとかできるという自信をお持ちなのです。
私は一人では何にもできないぞ、周りの力を借りないと何にもできないぞ、という自信の無さへ...

共に願いに包まれて
ご相談拝読しました。
お母様のご命終謹んでお悔やみ申し上げます。南無阿弥陀仏
さて、ご相談のお父様の件ですが、そういうものかもしれません。私の祖父も祖母が亡くなりもう5年ほど経ちますが同...

私もそうでした。
「人生の中で色恋のウエイトが大きすぎて」とのこと。
そんなものです。
持戒を謳う仏教各宗のお坊さんも日本では多くの方が妻帯しています。
我が浄土真宗の宗祖親鸞聖人はそんな自己の...

仏法と世間
すでにご自身でおっしゃっているのではないでしょうか、
→「いかに空を日常に生かしていくかが大事で、勝義諦を日常である世俗に活かしていくかが大事」
→「生活をホッポリ出せば観念遊戯に終わ...

臨終説法
私は浄土真宗ですが枕経(枕勤め)は行います。
しかし、やはり現代では亡くなってから伺いますね…。そういう意味では、亡くなられた本人を読経により成仏させるなんて意図ではけしてなく、残された者...

人間は二度生まれる
お誕生日おめでとうございます。素敵な出会いがあったのですね。本当におめでとうございます。
では私からのプレゼントは
「人間は二度生まれる」
という有名な哲学者であるJ.Jルソー...

捨てられない心。それを活かすか溺れるか。
仏教では「名利」とか「名利心」などと使うことが多いです。
「名聞利養」を略した言葉ですね。
名声を得たい、名声により利益を得たいという貪る心です。
煩悩と言って差し支えないと思...

きっと同じ思い
ご相談拝読しました。
なんとなく、きっと大丈夫!お互いに同じ思いなのでは?と感じました。
ここにお聞かせいただいたこと、そのままご主人にお伝えすることは可能ですか?
それでもう道は開け...

「家」とは何か
ご結婚おめでとうございます。
さて、「ご先祖様は許してくださるか?」とのことですが、
「ご先祖様が許さない」ということは「ありません」。
許さない人がいるとすれば、それは「生き...

死や老いの何が恐いのかを大切に
人間は知識として自らが死ぬことを知りながら(死の知)、死とは何か知りえない(死の不知)。
なぜなら死んだ時には私はもういないからである。死は体験できない(死の未知)。それならば、体験することの...

そんなあなたも『これが自分だ!』
ご相談拝読しました。
まず一般的な?回答をしますと、
習慣化したい!からそれをする のではなく これをしたい!からそれが習慣化する
のでしょうね。目標があって手段がついてくる。...

それも因果応報です
拝読しました。
中々現実を受け入れられずお辛そうですね。思い通りにならないのが世の常ではありますが、その現実は時にあまりに辛く、私たちはそれに打ちのめされますね。
さて、ご相談ですが元ご...

上から目線のさらに上にいかない
お早うございます。お目覚めはいかがでしょうか?
昨夜というか、早朝というかのこのご質問、読み返していただいてご自身で思うところもあるかもしれません。
そのご住職、確かに上から目線かも...