自己紹介
hasunohaを訪れてくれた皆さん、こんにちは。私は浄土真宗本願寺派の僧侶ですが、普段は公立高校で英語を教えています。そのため、平日は学校の授業と校務(教務主任)に、週末は部活動(郷土芸能委員会(https://www.facebook.com/108674820847274/videos/342485800443982)の顧問)と法務に追われる日々を過ごしています。
浄土真宗における僧侶は、仏さまの教えに生き、その教えを伝える者であり、人を悩みから救う能力を有した者ではありません。人の悩みを救う救いの主は阿弥陀さまです。ですので、hasunohaにおける私の回答では、仏さまの教えに救われているこの私の生き方、考え方を、皆様にお見せするだけです。そして私自身、お答えできるご相談の範囲はそう広くはありませんが、皆様のお役に少しでも立てればと思い、回答させて頂いております。
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回答した質問
『歎異抄』第十三条より
『歎異抄』第十三条を元に、回答させていただきます。(『歎異抄』の内容を「 」で示しましたが、その内容は私なりの意訳になっています。)
親鸞聖人は「五戒などの戒律を守って、悪い行いをしない人...
仏様の慈悲は無量
浄土真宗の立場で回答したいと思います。
死の縁は無量です。そして仏様の慈悲も無量です。浄土真宗では信心を得た人は、死後、阿弥陀如来の願力(慈悲の力)で、極楽浄土に往生すると言われます。では、信...
ただ相手を思って行うだけ。良いかどうかは相手の判断。
はじめまして。亀山純史と申します。私からの回答は以下の通りです。
あなたが行った行為が良い事か悪い事かは、あなたが決めるのではなく、その行為を受けた相手が判断することです。「小さな親切 大...
阿弥陀如来だけでは不十分なのでしょうか
浄土真宗の立場で申し上げれば、質問者のたいちょさんにとっては、浄土真宗の御本尊である阿弥陀如来だけでは不十分ということなのでしょうか。浄土真宗は別名一向宗とも呼ばれた宗派です。一向とは阿弥陀如来...
仏教とは、絶対的な世界観(宗教)の一つの見方
「宗教の自由」という言葉があるように、宗教とは極めて個人的な事柄です。したがって、私の答えも極めて個人的な見解とし受け止めていただければと思います。
宗教と言っても、様々な分類がなされます...
すべては人間が意味を持たせているのです
亀山純史と申します。
大震災のような災害には何らかの意味があると主張は、そう主張する人がそう意味づけをしているにすぎず、そこに神の意志などは働いていないと見るのが仏教です。仏教ではどのような事...
自分が最期の一言に何と言って死んで行くのか
亀山純史と申します。私の帰依に対する考えは次の通りです。
仏教への帰依の第一歩は、仏法僧の三宝に対する帰依です。それに対して、各宗派レベルにおける帰依は、自分が最期の一言に何と言って死んで...
まだ時は熟しておらず、今は勉強に専念すべし
亀山純史と申します。
今、お父さんのことを説得しようとしても難しいと思います。まだ入試まで時間があります。そのような状況で、あなたのお父さんがあなたの意見を受け入れてくれるとは考えにくいですね...
相対化された世界に「ありのまま」の世界はなし
はじめまして。亀山純史と申します。仏教における「ありのまま」という認識について、お話をさせていただきます。
「ありのままの自分」とはどういう認識でしょうか。たとえば、「私は身長が170cm...
立場と相手で助言は変わり、それを選択するのはあなたです。
はじめまして。亀山純史と申します。
人は立場が変われば言うことも変わります。
私に対して、親が言う言葉、友達が言う言葉、上司が言う言葉、同僚が言う言葉、みんなそれぞれの立場でものを言うのです...
自分は他人のために何ができるのか。
亀山純史と申します。私の考えを少し述べさせていただきます。
確かに仕事[職業]はそれが自分のやりたいことであれば、それに越したことはないでしょう。でも、果たして何人の人が、自分のやりたいこ...
「失敗」というレッテルに振り回されないようにしましょう
人は誰でも失敗します。あなただけでなく、私も失敗します。後悔することもしばしばです。でも、科学者は失敗から新しい発見をします。実は、私たちにも失敗を通して新たな道が開けてくることがあるではないで...
仏様の声を聞く
私にとって「仏様を拝む」とは、「仏様の声を聞く」ことです。
「仏様の声を聞く」とは、「仏様に願われ、生かされている私を知る」ことです。
「仏様に願われ、仏様に生かされている私を知る」とは、「...
楽をして儲かる世界は詐欺の世界だけです
私は、あなたのお子さんは別に大学へ行かなくてもいいと思います。その第一の理由は、その人が楽をして入れる大学は、その人を堕落させるだけだからです。(*大学の善し悪しをいっているのではありません。誤...
懐中名号をお仏壇としてはどうでしょうか
はじめまして。亀山純史と申します。
ご質問の中で、持って行く先に仏壇も仏像も無いのならダメと言われた理由は、浄土真宗の礼拝の対象は故人(遺骨)ではなく、阿弥陀如来(「南無阿弥陀仏」の名号)だか...
悔いのない人生は、あなた自身が決める人生
亀山純史と申します。はじめに述べたいことは、進路を決定するのは、「あなた自身でなければならない」ということです。進路を決定するということは、自分の人生に責任を持つということです。人の意見を参考に...
死後の世界への思索から、今をどう生きるかへ
はじめに断わっておきたいことがあります。それは仏教で死後の世界を説くからと言っても、それは科学的にそのような世界が死後にあるというわけではないということです。仏教は私たちから人生の苦しみを取り除...
私の死は、私がどう生きるかに繋がっている
亀山純史と申します。
私たちは、物は壊れる性質を持っていることを知っているので、物を大切に扱おうとします。それと同じように、私たちは死すべき存在であることを知っているので、この人生を充実したも...
運命論は安易な現実肯定論
亀山純史と申します。
仏教では運命論を説きません。仏教では「様々な因縁(直接的な原因と、間接的な原因)によって物事は生じる」という因縁生起で物事をとらえます。もしも、この世が運命で動いていたと...
子は知識なり
亀山純史と申します。花華さんは、もっと強くなりたいとのことですが、もっと強くなるとはどういう状態でしょうか。最愛の人[ペット]が亡くなっても、死に対しての恐怖を感じないことでしょうか。あるいは適...