はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。
人生経験も仏法聴聞も、まだまだ未熟な私ではありますが、皆様のお悩みに対し真摯に向き合い、共に悩み共に考えたいと思います。
お話しする内容は「こたえ」ではありません。仏法を聞いてもお金が儲かるわけでも、人間関係に恵まれるわけでも、病気が治るわけでも、何ものにも左右されない心の持ち様が手に入るわけでもありません。
仏法の救いとは悩みが私の思い通りに解決することでなく、どんな悩みも私の現実として引き受けて、悩みながらも生きていけることだと私はいただいております。
悩みを救う(解決する)のではなく、悩む人を救う(悩む私という存在を引き受けていける)のです。
「こたえ」ではなく、「問い」を共有することで、悩み苦しみを引き受けて生きていける一助となれれば幸いです。
【回答について】
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シンプルで深いご質問だなと感じました。考え出すと面白いですね。
誰にとってもThis is「男らしさ」という固定的・実体的な答えがあるわけではないでしょう。
よって、「男らしさ」なん...
月命日の意義を確かめたいお気持ちなのですね。大切なご質問であるかと存じます。
月命日には、
①供養のため
②布施のため
という意義があろうかと思います。
①供養のために...
自分に自信が持てないのですね。いただいた命の尊厳を見失っておられるのですね。周りと比べて劣等感を持ってしまうのですね。
しかし、あなたが「何かの拍子に悪いところが浮かぶ」というより、「私=...
世の中は不平等ではないかという考えの中にいらっしゃるのですね。
おっしゃる通り不平等です。しかし、それは「私」の視点から世の中を見た場合、つまり「私を中心に」考えた場合に生じる見解です。
...
仏説無量寿経というお経に
原文「田あれば田を憂う。宅あれば宅を憂う。(中略)田なければまた憂えて田あらんと欲う。宅なければまた憂えて宅あらんと欲う。(中略)適(たまたま)一つあればまた一つ...
生きる意味が見いだせないでいるのですね。お気持ちはお察しします。
しかし、その問いの立て方がエラーなのではないかと思います。問いは自分なりの仮設からではなく、事実から立てましょう。スタート...
不安を持つことはおかしなことではありませんよ。実際にそういうストーリーの映画もたくさんありますし、そういう不安を煽る様な論評があったりもします。
不安の多くは「わからないこと」に対して起き...
ようちゃん様ご相談拝読しました。お見舞い申し上げます。
まず、失礼ながら申し上げますがそのご両親が頼りにしているお坊さんがおっしゃることはめちゃくちゃなものです。けして取り合わないでくださ...
くだらない愚痴などではありません。
生活にかなり困窮しておられるご様子ですね。経済的な問題は「心の持ち様」とか「仏教的には~」とか言ってる場合ではありません。
生活第一です。いや、生...
ご相談拝読しました。
状況が詳しくは分かりませんが少し待ってはいかがですか?
既に思いは伝えたのですから。
あなたの思いがどんなに真っすぐで、どんなに強かろうと、それと相手が好...
菩提寺がなくても仏壇設置は出来ますか?とのこと。
答えはYES!仏壇は設置できます。
なぜならば仏壇自体はモノだからです。購入して設置すればOKなわけです。しかしあなたは仏壇に単なる...
あなたが本当に望むように生きようとしてみてください。
あなたがやりたいことを探してみてくささい。
あなたが生きたいように生きていいのです。
今回、あなたは機会を得て、「嫉妬深く...
息子さんのご命終に謹んで哀悼の意を表します。
南無阿弥陀仏
まこ様、そしてご家族の悲しみをお察しするには余りあり、なんとお声がけしてよいかもわからず力不足の回答となることを申し訳なく...
拝読しました。
あなたが今求めているものは何でしょうか?
自分の気持ちを言葉に表現して誰かに見聞きしてもらいたいだけなのか、状況を改善したいのか。
後者であるならば、今あなたが...
質問:生きる為だけに生きなければならないのか。救いはあるのか。
今は二人目のお子様を妊娠中で、切迫早産という診断がなされ、不安を抱えておられるのですね。そしてその不安から色々繋げて考えてしまい怖くもなってしまうのですね。まずはお医者様のお話をよく聞いて安静に...
前回のご相談とあわせて拝読致しました。ゆん様は今ご自身でもおっしゃる通り「精神的にいっぱいいっぱい」であり、今の状態のままで「どうしたら物に当たらず、言葉で注意できる」かどうかを考えて実践してい...
名前の文字や画数で運命や運勢が決まるのなら、これまでに人類もそれなりの歴史を重ねてきているのですから統計データも蓄積されており、大体同じような名前になるはずです。
そしてもし同じ名前にした...
浄土真宗の宗祖親鸞聖人は
「某親鸞 閉眼せば、賀茂河にいれて魚にあたうべし」
(私が死んだならば鴨川にすてて魚のエサにしてください)
とおっしゃったそうです。
しかし、親...
お恥ずかしい悩みなんてことはありません。いくつになっても愛別離苦は耐えがたいものです。
彼女さんに振られたことや、その後友人関係になってからも傷つけてしまったことに深く後悔し、ご自身を責め...