自己紹介
初期仏教というか仏教本来の教えを学びつつ、その在家信者のあり方から見た日本仏教、浄土真宗ということで活動しております。
先祖供養とか功徳回向とか、みんなお釈迦様が最初からおっしゃっていたって、ご存知でしたか。私たちも謙虚に堂々と日本仏教しましょう。
著書いろいろあります。『功徳はなぜ回向できるの?』、『お布施ってなに?』、『悟りの四つのステージ』などなど。
Amazonなどで検索してみてください。
2019年度より広島大学客員教授
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回答した質問

仏教が教える死後の世界は
結構シビアです。
宗派に分かれる前の釈尊の仏教では、生命の生き方を六種類に分けて、上から天人、人間、阿修羅、餓鬼、畜生、地獄と分類しています。釈尊がインドでも初めてそう分類したと、古いインド...

怒りに二種類
あると仏教では見ます。
一つは、今のような、パッと怒るもの。たぶん、虫の居所が悪くて、でも、怒鳴り散らしたらもうすっきりしているかもしれません。直さないと周りが迷惑なのですが、周りの人も、あ...

心の感覚
感覚に六感ありまして、そのうち最初の5つ眼、耳、鼻、舌、身は今ここの外界対象やせいぜい体の内側を感じるだけです。感じた直後に心・意が、「私が見た」「私が嗅いだ」などと感じ、それについていろいろ考...

恐れは怒り
まったく同じものは初期仏教(パーリ聖典)にはないと思いますが、発想は納得できます。
煩悩を無知、怒り、欲の3種類に分けると、恐れは怒りの仲間に入ります。
何かを自分に取り込みたい、引き込...

親の恩
親と子の気持ちは、ご夫婦のご事情と別ものです。
嫌いなどというちょっとネガティブな気持ちではなく、成長した自分を見せて喜んでもらいたいという気持ちは立派です。
お母様のご事情もあると思い...

殺生は故意、過失は……
行為は言葉や体で表現する前に心で意図します。その意図が、業になります。
布でくるまれて眠っていた赤子が樹の根元にいたのですが、ある長老がそれと気づかずその上に座り、圧死させてしまいました。世...

死因ではなく業が死後も決める
私たちはみんな、いつも、心で、言葉で、あるいは体で、善いこと、悪いこと、善くも悪くもないことをして、それらの結果を受けながら、また新たに何かをしながら、生き続けています。
何かをした結果が業...

業は自分のもの
と仏教では言います。漢訳で自業自得です。この意味で、仏教はものすごく個人中心の教えです。
仏教では、絶対的な神が世界を作ったり人を作ったり有無を言わさず誰かに何かを強制すると見ません。絶対神...

スマナサーラ長老の
YouTubeの説法を探してみると、悟りに関してもいろいろ見つかると思います。
藤本晃『悟りの4つのステージ』(サンガ)にもきちんと説かれています。
一言、
心を鍛えたり成長させたり何か行...

こんな大切なことを学校で教えないから
ほんとに困りますね。
学校で教えないことは、自分で調べるしかありません。しかも、学校で教えないからもう誰にも分かるはずないなんて絶望しないでください。死のこと、死後のことは、多少なりとも宗教...

親のない人間
というところが気に入りました。親が亡くなった人はいますが、親なくして生まれた子供はいないでしょう。
死者の行く末に関して何ができるのだろうと疑問に思っておられるようですね。
藤本晃『功徳はな...

直接でなくても
出家した比丘たちの場合は、誰かと何か問題が生じても、比丘サンガ全員の前で懺悔します。当人がいれば当人を含めて、当人か自分がどこか別のところに行ってしまったら、相手もいないのに。
比丘の場合は、...

人間同士ならいくらでも
亡くなってからは、直接孝行できないので、お寺に布施でもしてその善行為の功徳を廻向するくらいしか方法はありません。藤本晃『功徳はなぜ廻向できるの?』(国書刊行会)などをご参照ください。
しかし...

体と心
は本当は別のものです。体が動けなくなると死にます。が、心はそんな体が嫌で逃げだします。また何かにしがみついて生まれます。つまり輪廻します。
心を滅することができるのは、悟った人だけです。何の...

争いでは、勝てるのは一人だけ
さて、相手が暴力団で、警察を呼ぶ前にどこかに連れていかれ、殺されたらどうにもできませんね。
誰かが勝つと、誰かが負けます。しかも、正義は必ず勝つとは限りません。暴力で、理不尽に、自分が正しい...

スマナサーラ長老『死後はどうなるの?』(角川文庫)
に分かりやすく書いてありますが、
魂というか心は、悟らない限り、死んでも続きます。
お空から見守っているとしたら、天界の下のほうに転生した場合でしょう。
餓鬼道は人間界の近くで苦しみ、地獄...

畏怖・畏敬の念とは
現代日本の仏教では、彫ったり購入したりした仏像はまだただの美術工芸品で、仏壇とかしかるべきところに安置して坊さんにお経を上げて「魂を入れてもらって」初めて信仰の対象になる、などと言います。魂って...

悪口とは
ご両親もあなたも立派ですね。悪口が陰口(仏教的には「離間語」)であり、本人のいないところで本人のことを悪く言うので、回りまわって多くの人に、そして自分にも影響することを、よく気を付けて家訓にして...

洗脳とか虐待にあたる
内容だと思います。虐待は体罰とか育てないとかの積極的なものだけでなく、相手の思考に介入する洗脳はもちろんそうですが、言動を束縛するのも洗脳とか、もう虐待だと思います。
しかも、それが「あなた...

『供養ってなに?』
という冊子を作り、誓教寺のホームページで見られるようにしています。https://seikyoji.jimdofree.com/の「施本」で探してみてください。
供養のために骨は関係ありませ...