生きることがとても怖い
私は今、公務員の勉強をしているのですが、世間体に流されたまま就職することに物凄く恐怖を感じています。
私が高校、大学に入っている間に、電通の自殺事件が起こったり、過労で父が倒れたり家庭が回らなくなったストレスで父と母が離婚しかけたこともあって、元々働くことに若干の抵抗はあったのですが、大学に入って、労働の搾取や日本の働き方の現状といったことを学んだことや、自身の価値観が大きく代わり、よく言えば意思が強くなり、悪く言えば人間味が消えてきたこと(母から言われました)そして何より、限界を超えて人を飼い殺す扱いする企業や行政機関が未だ数多く存在するということがきっかけで、世間体の望むまま社会の歯車になることが凄く怖くなってしまいました。
怖いのは、他人に、社会に、大いなる意志に飼い殺されることです。望まない生き方を押し付けられることです。
もちろん、日本の労働環境は悪いことばかりではないのは分かります‥けど、今まで見たものがそれを肯定することを許してくれない。
今、公務員の勉強をしているのは、自分が死んだら両親が泣くだろうというなけなしの人情でかろうじて現世に引き止められているからです。でも、将来地獄を見ることを考えると、こんな人情捨て去りたいとも思っています。
正直に言うと、私は今自分の未来に求めるものはないです。
普通の人が求める伴侶や地位、富といったものへの興味はもはや無くなってしまいました。夜11時に寝て、朝6時に起き、朝、昼、晩御飯を食べる、そうした生活を20年弱続けられたこと、たったそれだけの事実でとんでもない充足感を得られています。明日死んでも、後悔はないです。だからこそ、自分を必要もないのに現世に引き止めようとする人間関係や自分の人間性を捨て去りたいとも思っています。
なのに。
死ぬことが怖くないはずなのに、毎日食べるご飯があまりにも美味しい。起きてカーテンを開けた時の日の光があまりにも美しい。授業の片手間に読む本の内容があまりにも趣深い。
こんな感じで、体が生きることをやめてくれないんです。地獄だと思い込んでいる、あるいは地獄そのものの場所・未来に猛進するのをやめてくれないんです。
とても怖いです。
正直なところ、自分の負の部分をお坊さんに押し付けるのも心苦しいのですが、どうか、死ぬ前に拙い話を聞いていただけると幸いです。
有り難し 36
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