生き物を売る仕事
ホームセンターでパート従業員として働いています。
夏になり、カブトムシとクワガタムシの生体が入荷してきました。
私は、ペットショップなど、「生き物(いわゆる愛玩動物)を販売すること」に疑問があり、反対もしています。
生体の販売が無い職場を選んで、今の会社に就職したつもりでしたが、「季節商品」として、生き物が入荷する事を予測できませんでした。
昆虫が入荷してきて、愕然としたのは、世話をする従業員が一人もいなかった事です。ペット担当の社員は、昆虫が苦手で触ることもできません。
去年はどうしていたのかと話を聞くと、「餌やりはしていたものの、マット(ケースに敷く木のチップや土)の交換やケースの掃除はしていない」「コバエだらけ」「生体にカビが生えた」「売れなくてほとんど死んだ」と、笑いながら話していました。他の社員も店長も、見て見ぬ振りだったようです。
死んだ個体の申告などはなく、イコールお咎めもなく、売れ残りは回収(回収後どう扱われるのかはわかりません…)、店舗には損害がないことも、生き物を扱う事への意識の低さを増長している印象でした。
そして今も、その雰囲気です。
昆虫たちの世話は、私が一人でしています。気まぐれに手伝うフリをしてみたり「ちゃんと世話してえらーい」などと声をかけてくる従業員はいますが、継続的に世話をしようとする姿勢の人間は一人もいません。
短い一生を、狭くて不衛生なケースの中で過ごさなければならなかった生き物たち。誰にも愛情をかけられず、無視され続けて死んだ生き物たち。
可哀想で胸が痛くなりました。
生き物が入荷した時点で、退職を申し出ようとしました。が、私が世話をしなければ、去年と同じ事が起きます。
結局、辞める事が出来ずに、2ヶ月が経ちました。
昆虫達の世話は好きです。
しかし、やはり生き物を売る仕事が嫌です。
また来年、昆虫達は入荷してきます。私が辞めてしまったら、誰が世話をするのでしょう…。
明日も仕事です。憂鬱で仕方ありません。退職をしても良いのか、そうでないのか、ご意見を頂きたく思います。
有り難し 27
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