仏教は宗教ではありません
12月5日付の新聞報道にアインシュタインの手紙が競売に付され高額で落札されたとの記事がありました。
その手紙に宗教の神に対する否定的な見解が示されていました。
仏教は神がいないことで、宗教ではないと言えます。
仏教の基本は真理と論理による宇宙の真実が語られています。
真実とは、宗教の信仰の有無や宗教の種別に関係なく、すべての人に等しく適用されるものです。
真実の中身は、宇宙のすべてが空で構成され(色即是空、諸法空相)、現実の世界は空が物質に変化したものである(空即是色、諸行無常)と説明しています。
そして論理(縁起の理法)により、身体はその構造が複雑で故障しやすく死に到りますが、構造の簡単な心は死ぬ要因ががなく、通常の心境ではいつまでも生き続けます(輪廻転生)。
涅槃(心を空に戻す)に依る以外に四苦から逃れることが出来ないと言う、瞑想から得た真実の悟りをすべての人に知ってもらう為に、仏教として広めたのです。
心境のレベルによって、涅槃を求める方法が多岐にわたるため、宗派が分かれたと思います。
アインシュタインも、深い洞察でその見解をえたのではないでしょうか?
有り難し 68
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