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「仏教」を含む問答(Q&A)一覧

仏教の「東南西北」について質問させて頂きます

ご質問させていただきます。 仏説阿弥陀経の中盤に「東方亦有〜」、「南方世界〜」、「西方世界〜」、「北方世界〜」とありました。 順番として「東南西北」となり日本の「東西南北」とは異なります。 なぜこの「東南西北」順番になるのでしょうか?お釈迦様のお話で「四門出遊」でも東の門、南の門、西の門、北の門と順番に出家される前のお釈迦様がお出かけされています。 この「東南西北」の順番に仏教的な意味はあるのでしょうか? ご教授頂ければ幸いです。  自分なりに考えてみたのですが、中国が「東南西北」の順番で数えていて、そこに仏教が伝わったのでこの順番になった(麻雀でも東南西北の順番でローテーションするので、中国はこの数え方が主流なのかと)。 「東西南北」の数え方は日本的なもので、神道と関係がある。お彼岸はもともと神道の行事であったとききます。おそらく稲作をする上で太陽の動きは大切なものであったので、太陽がのぼる東を一番に数え、太陽が沈む西を二番に数えるという対角線上に数えたのかと思いました。 もしご存知の方、何かお考えがおありの方がいらっしゃいましたら、ご教授くださいませ。よろしくお願いします。

有り難し有り難し 29
回答数回答 2
2022/04/25

ダンマパダ76番について

 いつもお世話になっております。本棚からダンマパダを見つけ、読み 始めました。さすがお釈迦様、勉強になると思い読んでいたのですが、 深遠なみ教えですから、私の頭では理解しがたい箇所も多くあります。  この中でもダンマパダ76番、 「おのが罪過を指摘し過ちを告げてくれる聡明な人に出会ったならば、 その賢い人に付き従え。隠してある財宝のありかを告げてくれる人に 付き従うように。そのような人に付き従うならば、善いことがあり、 悪いことはない」  叱ってくれる方の存在は貴重だと一般的に言われ、私もそう思います。 私の訪問看護師も、私が知らずのうちに間違ったことを言ったりしたり すると、「それは違う」と告げてくれ、有難いと思っています。  時折見かける「ありのまま」「がんばらなくていい」思想も危険性を はらんだものだとも思います。(何のために就労移行訓練所や生活訓練所 があるのかということです。特に就労移行訓練所は業界でもお稽古が厳しい と言われています。生活訓練所も、割合にはっきり注意されます)  しかしながら、隙あらば他者の粗拾いをする人、例えば私は精神科病棟 への入院歴があるのですが、そこの古株的な患者さんが、私が髪を梳かし ていると僅かに跳ねた水滴を見つけて 「そこ、濡れてるわね」 などと言ってきたり(私は水を使っていない)、  以前の質問で触れたような、職務中の警察官などを突如捕まえ 「お前たちはだらしない愚か者だ」 などと怒鳴り散らし、周りの人にまで本人たちに聞こえよがしに同様の 事を訴える人…  ワイドショーやバラエティーで、 「若者はこんなにいい加減だ、平然とこんな事をする」 などと一事が万事のように特定グループの人々を一緒くたにして 糾弾したり…  これも「罪過を指摘し告げてくれる聡明な人」に入るのでしょうか。 「罪過を聡明に告げてくれる」のと「激しい、汚い言葉で相手の粗を 論う」のは紙一重な気がします。  後者の人を聡明だと思って付き従っていれば、逆に自分の心身を 滅ぼしてしまうような気がします。  「聡明」とは何でしょうか?  モラル・ハラスメントや、「ただ人の粗を拾いたい人」との違いの 見極めはどうすればよいのでしょうか?  ご教授のほど、よろしくお願い致します。

有り難し有り難し 28
回答数回答 2
2022/03/07

仏教的に見た、善人と悪人・罪人

10代の頃から悩みの多い人生で、未熟なまま大人になりました。 家庭を持ち30代になっても周囲に対して愚かな言動をしてしまい、人を気付けたり迷惑を掛けたりしてトラブルになってしまった事が複数ありました。 反省と後悔で苦しみながらこちらにもお世話になっています。 様々な問題を抱えており、これから先の人生に希望をなかなか持てずにいます。 ハスノハでもいろいろな回答を読み、特定の宗派と言うよりは、お坊さんのお話で自分にしっくりきたものを取り入れさせてもらっています。 ある宗教評論家の方が出されている本で、とても気になる事が書いてありました。 それは、「この世の中には善人も悪人も必要」 そして「人間は皆それぞれに役割が決まっていて、それぞれ精一杯にその役を演じれば良い」 更には、「お浄土へ行った時、仏様に労われるのは悪人・罪人の方」との事。 極端な物言いを売りにしているので、この抜粋だけでは著者の本意が伝わらないかも知れないのは恐縮ですが、お坊さん方はこの考えについて、どのようにお感じになりますか。 (ちなみに、誤解を恐れずに言うと、私は少し救われた気持ちになりました。 だからと言って、罪を犯していいとか人を傷付けていいとは決して思いませんし、著者もそういう意味では言っておられないと思います。) お坊さん方の見解をお聞かせ頂ければ幸いです。

有り難し有り難し 28
回答数回答 2