ただ空しい
娘の一周忌を無事に終え、気が抜けたように気落ちしています。
今はただ、何もかもが空しく、
なぜ私は、寿命を全うしようと思っているのかも、わからなくなりました。
娘は「もったいない」が口癖で
部屋にあった箱に、小さく小さくなった鉛筆が
何本も大切に仕舞ってありました。
それは、どうやって削ったのだろうと思うほど短くて
娘は、それでもまだ使うつもりだったようです。
生前、私がもう捨てたら?と言うと娘は
「まだ使える。もったいない。これ木やで。ちゃんと使わな可哀そうやん。」
そう言っていました。
娘の部屋でその箱を見て、鉛筆ですらまだ使えるからと
大切にしていたのに、なぜまだ生きられた命をって
悲しくて、仕方がありません。
娘と過ごした17年が、なんだか幻のように思え
娘が生きていたこと自体が、夢だったのではないか
そんな事を考えては、自分がとても情の薄い母親に思えてしまいます。
いつか、お浄土で会えるというのなら、今すぐでもいいはず。
人は必ず死にます。わかっています。
当たり前のことでも、悲しい事に違いありません。
辛くても寿命まで、生きなければいけないのなら
なにか、先を照らすような、お話を聞かせて頂きたいです。
よろしくお願いします。
有り難し 18
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