後悔でいっぱい
2年前に祖父を亡くしました。
祖父はいつも私の味方でいてくれて、私のことを褒めて褒めて伸ばしてくれました。
私と祖父はいつも外で遊び、大親友のような存在でした。
私が高校生になったとき、
祖父が自宅で転倒してから施設に入りました。
私はその頃まさに反抗期で、祖父が私に話しかけてくれてもいつも冷たい態度をとってしまいました。部活で毎日が忙しく、父や姉は毎週のように祖父のお見舞いに行っていたのに、私は滅多に行きませんでした。
でもその時から、いま行かなくては必ず後悔するとわかっていながらも、強がりの性格の私は、反抗期ということもあって甘えるような態度を見せたくありませんでした。
時が経って、ある日
祖父が亡くなったと連絡がありました。
そして施設の方からの話によると、祖父は亡くなる日の朝に「さみしい」と言っていたそうです。
それを聞いた施設の方も、母もピンときていないようでした。しかし私には、それがはっきりと私に対する言葉だと勘づきました。
そこから私には後悔の気持ちがどっとのしかかりました。そして通夜、葬儀の間と自分がどれだけ泣いてしまうかわからなかったので、なるべく祖父のこと、祖父との思い出を考えないようにしていました。
2年経った今でも私はこの後悔の気持ちを吐き出せずにいます。反抗期は終わったものの、強がりの性格はそのままなので、母や他の誰かにこの苦しい気持ちを話すことはできません。
たびたび夜中に眠れないときがあると、ふと祖父のことを思い出します。しかし祖父のことを考えると、後悔と反省の気持ちでいっぱいになってしまい、涙が止まらなくなります。
そしてそれが苦しいとわかっているので、祖父のことを考えないようにとしてしまいます。
しかしふと、このままではいけないと考え始めました。きっと私はこの長い後悔を振り切って、祖父との思い出と繋がりに向き合うべきだと思いました。
頭の中で、または仏壇の前で嬉しかったできごとや悲しかったことを子どもの頃の私のように祖父に語りかけてもよいのでしょうか。
祖父に今までの反省と感謝を伝えて、これからは新しい自分で向き合いたいです。
有り難し 5
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