2022/10/15大事な人を助けられませんでした
配偶者の自死について。
経緯をプロフィールに書かせていただきました。
妻はここ数ヵ月調子もよく、手紙をくれました。「辛いときに寄り添ってくれてありがとう。何もできない私だったけどお陰でここまで成長できました。これからは二人で支えあって生きていきたいな。」という内容でした。
妻は繊細で人付き合いが苦手であまり仕事が長続きしませんでした。家事も、もう少し頑張れると思っていました。仕事のストレスもあり、家事のことやお金のことで文句を言いました。何もしないなら出て行ってくれてもいいんだよ?とまで言ってしまいました。
妻は逆に、辛いことがあるなら相談に乗るよと言ってくれましたが、謝ることができませんでした。
その後、新しい仕事がきっかけで妻の症状が悪化しました。私は、今回も時間が解決してくれるだろうと思い、仕事をセーブして様子を見ていました。ある日、携帯に20回くらい電話がありました。その時は仕事を優先してあまり電話に出ませんでした。翌日から在宅勤務で、今日乗り越えれば大丈夫と思っていました。早めに帰宅し心療内科へ行きました。医師に、消えてしまいたいと思うか聞かれ、妻は頷いていました。初めて抗精神病薬と頓服を処方されました。
帰宅後、妻は不安を口にしませんでした。親や友達に感謝の電話をしており、私に後ろから抱き着いてきました。私は、受診して落ち着いたのかなと思って少し安心していました。しかし、妻は結局薬を飲まずに行方不明となり、入水しました。
溺死は本当に苦しいと思います。それを選択したのがどうしても理解できず、辛くて苦しいです。
肺に水が入り息ができない苦しみの中、真っ暗な冷たい海の底に沈んでいきながら亡くなっていく様子を、夜寝る前や、ふとした瞬間に想像してしまいます。最後妻は何を思っていたのだろうと考えてしまいます。そのたびに苦しくなり、涙が出ます。
先日妻が受けようとしていた資格試験の受験票が家に届きました。最近は勉強が楽しくなってきたと言っていました。常に死にたいと思っていたわけではないはずです。症状が出てきたほんの数日さえフォローできていれば、防げたはずです。もっと優しくしてあげていれば症状がでることもなかったかもしれないです。行方不明から亡くなるまで2日あり、私が来るのをずっと待ってたのだと思うと本当に申し訳ないです。
妻は今楽になってるでしょうか?
有り難し 23
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