自分が世界で一番嫌いです
私は中学生になるくらいの頃から、世界で一番自分のことが嫌いです。
だから、友人から「優しいね」と言われても、まったく受け入れられませんでした。
私みたいな人間が優しいわけがない。
例えば、出られなくなっていた蛾を、窓を開けて逃がしてあげた時も、もしそうしなければ、後々自分が、見てみぬ振りをして逃がしてあげなかったことへの嫌悪感に苛まれるとわかっているから、逃がしただけです。
決して蛾のためじゃなく、自分のため。
それは優しいとは違います。
本当に優しい人はそんなことは考えません。
そう正直に友人に話したら、だから優しいんだよ、と言われました。
私には意味がわかりませんでしたが、ずっとその言葉を覚えています。
私は私が何を考えて、どういうふうに生きてきたか、誰よりもよく知っています。
だから自分が大嫌いです。
好きだと言ってくれる友人も、私がどんな人間か、知らないからそう思うんです。
自己肯定感が低いのか、と思ったこともありますが、やっぱり、正当な評価だと思います。
中学生になった頃から自分が嫌いだと思うようになり、流れるように自傷行為が始まり、それから今までもずっと、漠然と死にたい、消えたいと思う気持ちと一緒に生きてきました。
自傷行為が誰かにバレたことは一度もありません。隠し通してきました。
夜中に自傷行為をして、泣きながら絶望感のような気持ちを抱いて眠っても、次の朝には家族や友人に笑顔で取り繕えてしまうのです。
まさか、そんなことをして、考えている人間だとは、思いもしないでしょう。
そんなふうに、笑顔で取り繕えてしまう自分も、本当に大嫌い。
私は小さい頃から、怒られたり感情が高ぶると、すぐ涙が出てしまいました。
辛くて怖くて涙が出るのですが、その度に、「泣けば許されると思ってるんだろ」と言われ続けてきました。
そんなこと、一度も思ったこと、なかったのに。
だから必死で泣くのを堪えようとするのですが、どうしても堪えることができず、その度に「泣くぞ泣くぞー」「ほら、また泣いた」と言われました。
泣くのがそんなに罪深いことだとは。
泣かない方法をいろいろ探ってみたのですが、あまり上手くいきませんでした。
泣いてしまう自分を、また嫌いになりました。
どうやって、自分を好きになるんですか。
どうやって、最低でどうしようもない自分を、認めてあげるのですか。
有り難し 52
回答 2