道徳の教科書について
お忙しい中、申し訳ありません。
心にずっとわだかまっていることを聞いていただきたく存じます。
昔見た道徳の教科書の内容で心に残っているものがあります。
バスにある若者が乗ってきました。
若者は優先席に座りました。
次のバス停でお年寄りが乗ってこられましたが、若者は席を変わりません。
別の席の乗客が「変わればいいのに」「若いのに」と陰口を言います。
若者はうつむいて座っています。
お年寄りは「次で降りるから大丈夫だよ。」と言い、次のバス停でバスを降りました。
次の瞬間、乗客たちは驚きました。
若者もバスを降りていきましたが、若者は足が不自由だったのです。
乗客たちは沈黙に包まれ、バスはバス停を後にしました。
私は、この話を読んで「結局何をしても人は文句を言われるし、誤解されたくなければ優先席に座ったり、バスに乗ったりすべきでない」と感じました。
あまりにも、救いがないように思われショックだったのか、先生のしてくださった解釈は記憶にはありません。
お坊様はこのお話を読んでどのようにお感じになりますか。
このお話は、子どもたちに何を教えたかったのでしょうか。
有り難し 83
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