家族の死を前に控えて欠点ばかりの自分は…
昨年12月以来、一度ならず回答僧諸師より前途に光明を見ることのできるお返事を賜り、牛の歩みではございますが、少しでも実践すべく焦りながらも奮闘中です。
実は今近しい家族がそろそろ世を去ろうとしております。ところが私は、法に触れるようなことこそしなかったものの、とかく事、志と違(たが)う半生を歩んで参りました。ありがたいことで批判めいた思いは一切ありませんが、人生の半ばを過ぎて精神方面の障害者手帳と年金も頂いております。相談機関・医療機関にも御指導を仰ぎつつ、今できる仕事(デスクワーク)を日々まじめにこなしておりますが、いい年齢をして自立にはまだほど遠い現況でございます。
世を去ろうとしている家人は、もともとひどく寡黙な人物であり、息子である私とのコミュニケーションも決して十全なものではありませんでしたが、それでも私の迷い多き半生を終始温かく見守ってくれたことを今、こころの底から感謝致しております。
ところが入院費やその他、私はまったく力添えできず、社会的に成功しているきょうだいを煩わせてしまいました。どうにもならないことですが、私も「恥」という言葉は知っているつもりでございます。
とりとめもない、しかも愚痴めいた文面となってしまいましたこと、深くおわび申し上げます。お叱りをも含めて、今後私の人生の指針となるようなお言葉を、どなたかお手すきの折に頂きとうございます。繰り返しになりますが、お叱りをも甘受する所存であります。ここまで辛抱強くお読みくださってありがとうございます。
有り難し 26
回答 1