職業上修羅道を歩むかの如く
はじめまして
私は法律関係の仕事をしている者です。
私がお手伝いをするのは、医療関係者の方々です。人様を助けるお医者様、看護師様、助産師様などが、患者の方から訴えられた時に及ばずながら問題を解決するのが私の仕事です。
しかし蓋を開けると、そこは修羅の国です。患者様の怒り、悲しみ、苦しみ。お医者様や病院の経営陣の思惑やプライド。そして私や同業者の応対。そもそも争いごとあっての職場で、そしてそこに身を投じてはや二年、恥ずかしながらそこにいるのが自然となりました。
職場を離れれば、同業者もまた人であることは理解できますし、個人的に憎いと思うことはあまりありません。しかし、仏様の教え通り他人に分け隔たりなく心を開く訳にはいかない仕事なのです。例えどんなに痛ましい患者様であっても、お医者様側を代弁するとあっては「片方の側に付く」他ないのです。そして争い続けなければならないのです。
それが良い悪いではなく、そういう人がいなくてはならないのです。
私のような修羅は、仏様の道とは縁遠き者なのでしょうか。皆様の導きに感謝いたします。
有り難し 19
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