2021/12/08巡り合わせの中で生きている
先月、母が心停止で救急搬送され、一時間足らずで旅立ちました。糖尿病を始め、
乳がんなども抱えて、全ての治療を拒否するようになりました。家族で説得して
みましたが、身近にがん治療でボロボロになった挙句に亡くなってしまった方が
いたこともあり、本人の願いを尊重することにしました。
それから二年以上、見違えたように元気になり、大部分を穏やかな日常の中で、
暮らすことが出来ました。その旅立つまでの過程が、あまりに出来すぎていて、
偶然だとは思えなかったので、投稿させていただきました。
私個人の話ではありますが、このコロナ禍で、観光関連だった勤め先が業績の
不振から多くの解雇者を出し、9月に私も対象になりました。すぐに有休消化に
入ったため、最後の二ヶ月は母の側にいてあげられました。もっと前だったら、
転職してしまっていたかもしれません。
母は二階にいたため、一階の録画した番組を見ることはで出来ませんでした。
少しお金をかければ二階でも見られると話しても、もったいないと固辞する
ばかりでしたが、どうしても気になって、中古で安いものを探して設置したら、
喜んで見るようになりました。録り溜めした分が無くなった頃に、その余裕が
ないほどに悪化しました。
旅立つことになった当日、呼び出しブザーを押しても誰も来ないと言われて、
調べてみたら、受信機側のスイッチがOFFになっていました。こんなことは
初めてでしたが、そのおかげでより母と家族の会話が増えました。
息苦しそうな母に、少しでもマシになればと、加湿機能付きの空気清浄機を
買って設置したのも、その旅立つにことになった当日のことです。全ては、
偶然と言えばそうなのですが、心停止を起こした時はトイレへ行くために、
父に支えながら歩いていた時だったため、最後の意識が父の温もりの中で
あったことが、何より良かったと思います。
後悔や自責の念は当然ありますし、出来なかったことより、してあげられた
ことを思い出そうともしていますが、全てが噛み合ったような巡り合わせに
感謝したいと思います。
少し落ち着いて、今は自分の感情がどこか客観的で平坦である感じですが、
これもまた心が壊れないようにするための、何かの巡り合わせでしょうか。
有り難し 24
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