殺したいと言われ続けた人生
幼い頃から「おまえを産まなければよかった」「死んでくれ」と言われながら何とか生き延びました。食事を与えてくれる環境が他にあり、生命は繋ぐことができました。10代半ばで、餌を出すように食事だけ与えてくれる場所を出てから、生きる為に身体を差し出しながら暮らしました。それで得たお金で海外に行き、学びたいことを学び、数多くの友人も恋人もできました。好きなことを仕事にしました。
数年前にとあることがあってから、再び人から直接的に先に述べたようなことを言われるようになりました。
揉めたわけでも、なにかあったわけでもありません。親しくなったかな?ぐらいの関係で、突然に死にたいと打ち明けられ、その話を聞いていたら、殺したいとまで言われてしまいました。
散々聞いたあげく、殺したいか。笑えるねと微笑むことしかできませんでした。
それからというもの、私は人を人として見ることができなくなりました。仕事で何か利益をもたらしてくれたらありがとう、友人と会って話して楽しかったらありがとう、その程度の感謝はあるのですが、もう人を人として見ることができません。
私が人を人間扱いしていないのだから、非人道的な扱いをされるのも当然かもしれません。
しかしながら、人間とはなんですか。それを知るために今日まで生きて(または生かされて)きたのですが、そろそろ限界です。
この話を打ち明けたところ、わりと多くの知人が去りました。生い立ちが重すぎるとのことです。やっぱり話さなければよかったな、の繰り返しです。
私を殺したいと言った人には、生い立ちの話は一切していません。
人を人として見れないというのは、人の喜怒哀楽に共感できないと言ったほうが近いかもしれません。だからこそ話を聞くことができました。
何が間違いなのかも分かりませんし、そろそろ生き延びようという気力も尽きそうです。生き延びようと無理をし続けた人生でした。
有り難し 9
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