2022/06/14謝罪拒否している加害者からの申し出
交通事故で母を亡くしました。
弁護士を通して加害者から謝罪の申し出がありましたが
受け入れることができず、お墓への参拝であればと
お寺の所在地をお伝えしました。
後日お墓へ行った際、住職から加害者が
お墓参りに来られたことを聞かされましたが、その際、
住職が受け取ったものがあるということ。
それは、加害者が事件後、車を洗ったときに気づいたという
車体についていた髪の毛でした。
住職は、それをどうしますか?と私に聞きました。
私は言葉を失い、答えることができませんでした。
生前の母はとても美人でした。
私は、事件の知らせを受けたときに最初に駆けつけ、
銀色の台に横たわる母の姿を見ました。
もう再び起き上がることはできないとわかりました。
致命傷なのであろう額は大きく腫れていて、あまりに残酷な現実でした。
家に帰ったときには腫れがひいたそこは黒い大きな痣に変わっていて、
化粧担当の方が上手に隠してくださいました。
遺影も良いものを選ぶことができ、
お葬式のときには参列の方々へ生前のような姿でお別れすることができました。
警察から検分の済んだ持ち物を返品しますと連絡が来ましたが、
事故の痕跡が残っているであろう衣類だけはどうしても向き合えず、
処分してほしいと頼みました。
数ヶ月は目の前の用事をこなすことで精一杯でした。
仏壇の母の写真はいつも綺麗に機嫌よく微笑んでいて、
私はその姿に日々救われていました。
ようやく諸々が片付きつつある今、気づけばもう8ヶ月が過ぎていますが、
私はあの銀色の台に横たわる母の姿に蓋をして、過ごしているんだとわかっています。
受け取れないなんて酷い娘でしょうか。
衣類を処分したことも、私は間違っていたのでしょうか。
有り難し 11
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